科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
栄養学演習(1年次)/Seminar in Nutrition |
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授業コード /Class Code |
J000161008 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
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開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
3.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
鈴木 大介/SUZUKI DAISUKE |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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鈴木 大介/SUZUKI DAISUKE | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義・演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目は、栄養学研究科のDPに示す「疾病予防および健康増進に必要な専門分野の高度な知識を修得する」ことを目標に開講する。疾患予防や治療法の開発には、病因・病態の分子機序を理解することが必須である。本講座では、免疫疾患、癌、遺伝性疾患を主とする難治性疾患を標的に、それらの分子機序解明を目標とした研究を進める上で必要な基礎固めを目的とする。とくに、分子細胞生物学・幹細胞生物学・免疫学の修得を目指し、実験的研究に必要な知識・技術について教授する。なお、本講座の担当者は、大学・研究機関で免疫学、幹細胞生物学、分子病態医化学の分野における研究者としての実務経験がある教員であり、より実践的な観点から解説し実践教育を教授するものである。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
分子細胞生物学全般について、科学的に解説することができる。 疾患の特徴・病態について、科学的に説明できる。 幹細胞の性質に基づいて再生医療への応用、疾患における役割を説明できる。 免疫学的認識機構を説明できる。 原著論文を調べ読み解き、必要な情報を得ることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
遺伝子、幹細胞、免疫、癌 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義・ディスカッションを中心に進める。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
医学・生物学の専門的知識を必要とする。個々の興味に応じて理解を深め、それぞれの専門に沿う形で内容を吸収することを望む。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
幅広い医学・生命科学分野に目を向けるため、自己の研鑽に励み、発展的な実学的学修に取り組むこと。科学論文の動向を毎日チェックし、自身の課題の位置づけを日々更新する力を身につけること。この実現に向けて、毎日1時間を目安に学習に取り組むこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
適宜指示する。採点後、返却するので、今後の参考にすること。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
議論・討論における理解度(50%)、プレゼンテーションの完成度(50%)によって評価する。 |
テキスト /Required Texts |
指定なし |
参考図書 /Reference Books |
1.「細胞の分子生物学 Molecular Biology of the Cell」 ニュートンプレス (参考図書) 2.「免疫生物学 Immunobiology」 南江堂 (参考図書) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 栄養学演習概説 | 本講義で扱う生命科学分野について概説する。 | |
2 | 第2-6回 | 細胞生物学論考 | 細胞とは何か再考し、化学構造体としての側面から細胞という存在を捉え理解する。 | |
3 | 第7-9回 | 分子生物学論考1 | 遺伝プログラム(遺伝子型)とそれを基に構築される生体(表現型)をつなぐ、遺伝子発現制御機構について理解する。 | |
4 | 第10-12回 | 分子生物学論考2 | 遺伝子異常に基づいて現れる疾患機序について理解する。 | |
5 | 第13-15回 | 幹細胞生物学の基礎1 | 幹細胞の基本的性質を学び、組織再生・修復の原理を理解する。また、幹細胞の異常に基づく疾患について、理解する。 | |
6 | 第16-18回 | 幹細胞生物学の基礎2 | ES細胞やiPS細胞を含めた幹細胞の多様性と最新テクノロジーについて知識を深める。 | |
7 | 第19-21回 | 基礎免疫学1 | 「免疫」という現象について再考する。 | |
8 | 第22-24回 | 基礎免疫学2 | 免疫学的認識機構について理解を深め、自己と非自己の識別機構について分子的に理解する。 | |
9 | 第25-27回 | 基礎免疫学3 | 癌免疫について学び、免疫システムにおける促進制御と抑制制御について理解する。 | |
10 | 第28-30回 | 科学論文抄読1 | 原著論文を読み、最新の科学的情報を得る。 | |
11 | 第31-33回 | 科学論文抄読2 | 原著論文を読み、最新の科学的情報を得る。 | |
12 | 第34-36回 | 文献検索 | PubMedを用いて情報を得る方法を習得する。 | |
13 | 第37-39回 | プレゼンテーション1 | 最新の研究事情を調べ、発表形式にまとめる。 | |
14 | 第40-42回 | プレゼンテーション2 | 最新の研究をプレゼン形式で紹介し、討論する。 | |
15 | 第43-45回 | 総括 | これまでの講義に基づく内容について、理解度を確認する議論・討論を実施する。 |