科目一覧へ戻る | 2024/07/29 現在 |
開講科目名 /Class |
生物学概論Ⅱ/Introduction to Biology Ⅱ |
---|---|
授業コード /Class Code |
A005051501 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
GENn002 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火5(後期)/TUE5(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
橘 淳治/TACHIBANA JUNJI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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橘 淳治/TACHIBANA JUNJI | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
対面授業 |
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授業の目的 /Class Purpose |
共通教育科目は、共通教育センターカリキュラムポリシーに示す、学生がその資質や才能を活かし将来を現実のものにしていくため、従来の生産性や効率だけの評価ではなく、新しい価値の創造、社会変革の原動力となるための基盤づくりを目指すものである。 生物学概論2(KPC2キャンパス開講)は、リテラシー領域高大接続分野に属し、高校で学んできた生物から各自の学部教育への円滑な接続と学部専門科目を学ぶ糸口をつかむと共に、基礎的な教養を涵養し学部を越えた幅広い分野の学びで、多角的に見る力と考える力を養うことが目的である。 本授業では、高校で学習した生物基礎・生物の基本概念を基盤に、生物とは何かを生命の誕生から現在の人類への進化の過程を遺伝子,代謝,生殖の基本概念の理解ができることを目指したい。 生物学とはとはどのようなものであろうか。科学には理論的基盤づくりとなる基礎科学と、産業、社会、医療など直接人々の生活に役立てることを目的とする応用科学がある。 本授業では、基礎科学としての基礎生物学について、生物進化を通してその基盤となる、生命と生命維持、生体構成物質と代謝、生殖などについて、ヒトの健康な生活との関連で学びを求めたい。 また,近年,医療・食品加工等に放射線の利用が進んできている。この放射線に関して生物との関わりからも科学的に考える力をつけることを望む。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
(1)基礎生物学について科学的側面からの知識・理解を行い,自身の属する学部の専門科目との関連性を見いだし,視野を広げると共に今後の研究の素地とする. (2)生物進化の基礎となる,遺伝子、生命と物質,生体関連物質と生体内での化学反応との関わりを学習し,ヒトをはじめとする生物の生命維持について理解する. (3)ヒトをはじめとする生物はDNAの正確な複製によって種の維持を行っているが、エラーが進化の引金となることが知られている。遺伝と進化の関係を幅広いアプローチで学習し,理解する. (4)高校の生物基礎,生物の既習事項を基に,基礎生物学や進化と遺伝についての新しい発見や近年の生命科学進展について理解し,また,研究する態度や力を身につけ,他者に対して自らの意見を発信することができる. |
授業のキーワード /Keywords |
生命,生体関連物質,代謝,遺伝,進化とヒトとの関わり |
授業の進め方 /Method of Instruction |
基礎的知識理解のためにテキストや資料を用いた講義を行い,さらに,自身の意見をまとめて発表することを意図した最終課題の作成,授業時の課題などを課す. なお,理解度確認のための授業課題の結果を踏まえて,次時の授業で,授業のまとめや新たな学習課題として学生に学習結果を返す. 普段の授業においても,授業課題を求めるので,ノートはきっちりと取ること. 授業内容を覚えるのではなく,自身の考えを築き上げることを意識して授業を受けること. |
履修するにあたって /Instruction to Students |
生物学概論Ⅱを理解する上で,幅広い考え方を養う必要があるため,生物学のみの知識・理解では不十分である. 物理,化学,生物,地学などの基礎的知識は必須であるため,授業テキストの予習のほか,高校の教科書や図録などもよく復習しておくこと. |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業テキスト(教科書:「進化生物学」と「サイエンスビュー生物総合資料」)の2冊の教科書の予習をしておくこと. 講義内容の復習,整理のために授業終了後にノートを読み直すほか,不足事項については自身で調べて加筆すること. 講義において,興味を持った学習項目については,シラバスに示してある指定図書・参考書を見て深く調べ学習をすると共に,一般書などで幅広く学習することも重要である. 授業に際して,上記内容を参照して30分の予習,および授業終了後60分の復習することが必須である. |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業回毎にLMS(moodle)を用いて簡単な授業課題を提出してもらいます. また,最終課題として論文形式のレポートを課します. |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業回ごとの授業課題20%,最終課題30%(内訳は形式20%,内容の量20%,内容の正確さ20%,引用や参考の扱い20%,自身の考えや意見20%),定期試験50%の割合で総合的に評価する. 特に最終課題や定期試験では思考力と表現力を重視する.そのため,自身の意見を取り入れた内容や,自身の考えを他者にうまく伝えることができるかなどを,観点別に評価基準を定めて評価する. |
テキスト /Required Texts |
・赤坂甲治(2021):進化生物学 -ゲノミクスが解き明かす進化-,裳華房,ISBN 978-4-7853-5872-3,3,200円(税別) ・長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版,ISBN 978-4-407-36315-9,900円(税別) ※教科書は2冊必要です。 (生物総合資料は前期と同じ教科書です。前期で購入した人はそれを使ってください。) |
参考図書 /Reference Books |
・松本義久(2017):人体のメカニズムから学ぶ放射線生物学,メジカルビュー社,ISBN978-4-7583-1725-2,5,600円(税別) ・和田勝(2014):基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第2版,羊土社,ISBN978-4-7581-2018-0,3000円(税別) ・南雲 保 編著(2014):やさしい基礎生物学第2版,羊土社,ISBN978-4-7581-2051-7,2,900円(税別) ・南雲 保 編著(2016):Ya-Sa-Shi-I Biological Science,羊土社,ISBN978-4-7581-2070-8,3,600円(税別) ・東京大学教養学部基礎生命科学実験編集委員会(2009):基礎生命科学実験 第2版,東京大学出版会,ISBN978-4-13-062218-9,2800円(税別) ・野島博(2008):生命科学の基礎,東京化学同人,ISBN978-4-8079-0651-2,2400円(税別) ・武村政春ほか(2010):Primary大学テキスト これだけはおさえたい生命科学,実教出版,ISBN978-4-407-32166-1,2,100円(税別) ・田之倉優ほか訳(2002):生化学キーノート,シュプリンガージャパン,ISBN978-4-431-70919-0,4,600円(税別) ・紺野邦夫(1986):教養のための図説生化学,実教出版,ISBN978-4-407-02266-7,2,400円(税別) ・太田安隆(2017):ビギナーズ生物学,化学同人,ISBN978-4-7598-1937-3,2,600円(税別) ・坂本順司(2008):微生物学-地球と健康を守る-,裳華房,ISBN978-4-7853-5216-5,2,500円(税別) ・高月紘(2006):環境安全学-これからの研究教育の必須学-,丸善,ISBN4-621-07780-5,1700円(税別) ・堂本光子(2015):大学生のための考えて学ぶ基礎生物学,共立出版,ISBN978-4-320-05775-3,2500円(税別) ・坂本順司(2009):理工系のための生物学.裳華房,ISBN978-4-7853-5220-2,2700円(税別) ・石川統(2008):生物学 第2版,東京化学同人,ISBN978-4-8079-0674-1,2400円(税別) ・三輪一智(2009):生化学-人体の構造と機能[2],医学書院,ISBN978-4-260-00672-9,2,200円(税別) ・桑澤清明(2004):生物学,医学書院,ISBN978-4-260-35334-2,2,100円(税別) ・當瀬規嗣(2008):図解入門よくわかる薬理学の基本としくみ,秀和システム,ISBN978-4-7980-2029-7,1,800円(税別) ・中谷豊(2009):図解入門よくわかる栄養学の基本としくみ,秀和システム,ISBN978-4-7980-2287-1,2,200円(税別) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス 1.進化の概念の歴史 |
授業進め方と成績評価について. 生物の種類 進化説 遺伝子と進化 |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
2 | 第2回 | 2.無機物から有機物・原始生命体への化学進化 | 生物とは何か 宇宙の誕生・地球の誕生 化学進化 生命誕生のシナリオ |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
3 | 第3回 | 3.生命の誕生 | 地磁気と生命誕生 原始独立栄養生物 原始従属栄養生物 |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
4 | 第4回 | 4.光合成生物と好気性生物の出現 | 光合成細菌の光合成 酸素発生型光合成生物 好気性生物の出現 好気性従属栄養生物の出現 |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
5 | 第5回 | 5.真核生物の出現 | 真核生物出現の証拠 酸素呼吸型真核生物 真核生物と原核生物 |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
6 | 第6回 | 6.多細胞化と有性生殖の獲得 | 植物・菌類・動物への分岐 多細胞生物の出現 動物の多細胞化 有性生殖の始まり |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
7 | 第7回 | 7.遺伝的多様性と新規遺伝子の獲得をもたらす有性生殖 | 遺伝子の多様性をもたらす有性生殖 多細胞生物の遺伝子数は多い 修正生殖は新規遺伝子の獲得を促進した |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
8 | 第8回 | 8.動物の多様化 | 全地球凍結と生物の多様化 エディアカラ生物群 脊つい動物の出現 魚類から四肢動物への進化 |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
9 | 第9回 | 9.陸上植物の出現と多様化 | 陸上植物の起源 コケ植物と維管束植物 種子植物の出現 被子植物の出現 |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
10 | 第10回 | 10.動物の陸上進出 | 節足動物の陸上進出 分子系統解析による年代特定 大量絶滅と恐竜の出現 恐竜の絶滅とほ乳類の進化 人類の出現 |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
11 | 第11回 | 11.進化を促進するしくみ | 塩基配列の変異 遺伝子の同一性 転写調節 遺伝子型と表現型 進化の促進 |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
12 | 第12回 | 12.エボデボ -体制の進化- | ダーウィンフィンチの嘴の進化 節足動物の体制の進化 特異な体制の進化 進化と退化 |
赤坂甲治(2021) :進化生物学 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料 |
13 | 第13回 | 放射線生物学(1) | 放射線・放射能の基礎 放射線防護とリスクコミュニケーション |
LMSおよびOneDriveから配布するプリント(その1) |
14 | 第14回 | 放射線生物学(2) | 細胞レベルでの放射線影響 個体レベルでの放射線影響 放射線影響から体を守るしくみ |
LMSおよびOneDriveから配布するプリント(その2) |
15 | 第15回 | 放射線生物学(3) | 放射線防護と安全管理 放射線と医療・食品 まとめ |
LMSおよびOneDriveから配布するプリント(その3) |