科目一覧へ戻る | 2024/07/25 現在 |
開講科目名 /Class |
生物学概論Ⅰ/Introduction to Biology I |
---|---|
授業コード /Class Code |
A005041502 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
GENn001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
木2(前期)/THU2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
橘 淳治/TACHIBANA JUNJI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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橘 淳治/TACHIBANA JUNJI | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
授業の方法:「対面授業」 |
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授業の目的 /Class Purpose |
共通教育科目は,共通教育センターカリキュラムポリシーに示す,学生がその資質や才能を活かし将来を現実のものにしていくため,従来の生産性や効率だけの評価ではなく,新しい価値の創造,社会変革の原動力となるための基盤づくりを目指すものである. 生物学概論Ⅰは,リテラシー領域高大接続分野に属し,高校で学んできた生物から各自の学部教育への円滑な接続と学部専門科目を学ぶ糸口をつかむと共に,基礎的な教養を涵養し学部を越えた幅広い分野の学びで,多角的に見る力と考える力を養うことが目的である. 本授業では,文系,理系を問わず,学生が資格取得や国家試験に向けた生物学の基本概念の理解ができることを目標としたい. また,高校で生物を履修してない学生にも対処できるように,高校の「生物図録」をも授業教材として用い,無理なく大学の生物学を学べるようにしている。 生物学とはどのようなものであろうか.科学には理論的基盤づくりとなる基礎科学と,産業,社会,医療など直接人々の生活に役立てることを目的とする応用科学がある. 本授業では,基礎科学としての生物学について,その基礎となる生命,細胞の構造と機能,生体関連物質,遺伝子についての学びを求めたい. この授業を通して,受講者自身がどのような分野に対して興味を持つのかを考え,その分野への橋渡しとなることを期待している. 大学での学習は,受身的に講義を聞くことではなく,講義による基礎知識を基盤に自らの考えをまとめ,他者と討論や協働を行い,自身の考えや結論を発信することが重要であることを自覚して受講することを望む. なお,この授業の担当者は,公立高等学校の教員の後に教育委員会(大阪府教育センター)で教員研修を行っていた実務経験のある教員である. 高大接続教育の観点から,大学の専門課程の基礎となる基礎教育,並びに実践教育を意図した授業科目である. |
到 達 目 標 /Class Objectives |
(1)生物学について科学的側面からの知識・理解を行い,自身の属する学部の専門科目との関連性を見いだし,今後の研究の素地とする. (2)生物学の基礎となる,生命,細胞の構造と機能,生体関連物質,遺伝子を学習し,生物学的なヒトについて理解する. (3)ヒトをはじめとする生物の生体機能の多くは化学反応によって説明することができる.本授業では生物学概論Ⅱへの系統性、連続性を考え、生物体内の化学反応からのアプローチで学習し,理解する. (4)生物学・基礎生物学の既習事項を基に,それら問題の解決方法を考え,実践する態度や力を身につけ,他者に対して発信することができる. |
授業のキーワード /Keywords |
高校生物との接続,生物学,細胞の機能と構造,生体関連物質,遺伝 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
基礎的知識理解のためにテキストや資料を用いた講義を行い,さらに,自身の意見をまとめるためのレポート作成(最終課題),授業時の小課題(授業課題)などを課す. なお,レポートや理解度確認のための授業の結果を踏まえて,次時の授業でのまとめや新たな学習課題として学生に学習結果を返す. 普段の授業においても,課題や意見を求めるので,ノートはきっちりと取ること. 授業内容を覚えるのではなく,自身の考えを築き上げることを意識して授業を受けること. |
履修するにあたって /Instruction to Students |
本生物学概論Ⅰを理解する上で,幅広い考え方を養う必要があるため,生物学のみの知識・理解では不十分である. 物理,化学,生物,地学などの基礎的知識は必須であるため,授業テキストの予習のほか,高校の教科書やテキストとして挙げている,生物図録(サイエンスビュー 生物総合資料)などもよく復習しておくこと. |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業テキストの予習をしておくこと. 講義内容の復習,整理のために授業終了後にノートを読み直すほか,不足事項については自身で調べて加筆すること. 講義において,興味を持った学習項目については,シラバスに示してある指定図書・参考書を見て深く調べ学習をすると共に,一般書などで幅広く学習することも重要である. 授業に際して,上記内容を参照して30分の予習,および授業終了後60分の復習することが必須である. |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業回毎に簡単な課題やレポートを提出してもらいます.また,最終課題としてとしレポートを課します. |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業中のレポート課題(20%),最終レポート課題(30%),最終試験(50%)の割合で総合評価する. |
テキスト /Required Texts |
【教科書】 赤坂甲治(2023):新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房,ISBN978-4-7853-5246-2,2,400円(税別) 【教科書】 長野敬、牛木辰男(2024):サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版,ISBN978-4-407-36315-9,900円(税別) |
参考図書 /Reference Books |
・太田安隆(2017):ビギナーズ生物学,化学同人,ISBN978-4-7598-1937-3,2,600円(税別) ・和田勝(2014):基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第2版,羊土社,ISBN978-4-7581-2018-0,3000円(税別) ・南雲 保 編著(2014):やさしい基礎生物学第2版,羊土社,ISBN978-4-7581-2051-7,2,900円(税別) ・南雲 保 編著(2016):Ya-Sa-Shi-I Biological Science,羊土社,ISBN978-4-7581-2070-8,3,600円(税別) ・東京大学教養学部基礎生命科学実験編集委員会(2009):基礎生命科学実験 第2版,東京大学出版会,ISBN978-4-13-062218-9,2800円(税別) ・野島博(2008):生命科学の基礎,東京化学同人,ISBN978-4-8079-0651-2,2400円(税別) ・武村政春ほか(2010):Primary大学テキスト これだけはおさえたい生命科学,実教出版,ISBN978-4-407-32166-1,2,100円(税別) ・田之倉優ほか訳(2002):生化学キーノート,シュプリンガージャパン,ISBN978-4-431-70919-0,4,600円(税別) ・紺野邦夫(1986):教養のための図説生化学,実教出版,ISBN978-4-407-02266-7,2,400円(税別) ・坂本順司(2008):微生物学-地球と健康を守る-,裳華房,ISBN978-4-7853-5216-5,2,500円(税別) ・有坂文雄(2015):よくわかるスタンダード生化学,裳華房,ISBN978-4-7853-5232-5,2,600円(税別) ・高月紘(2006):環境安全学-これからの研究教育の必須学-,丸善,ISBN4-621-07780-5,1700円(税別) ・堂本光子(2015):大学生のための考えて学ぶ基礎生物学,共立出版,ISBN978-4-320-05775-3,2500円(税別) ・坂本順司(2009):理工系のための生物学.裳華房,ISBN978-4-7853-5220-2,2700円(税別) ・石川統(2008):生物学 第2版,東京化学同人,ISBN978-4-8079-0674-1,2400円(税別) ・三輪一智(2009):生化学-人体の構造と機能[2],医学書院,ISBN978-4-260-00672-9,2,200円(税別) ・桑澤清明(2004):生物学,医学書院,ISBN978-4-260-35334-2,2,100円(税別) ・當瀬規嗣(2008):図解入門よくわかる薬理学の基本としくみ,秀和システム,ISBN978-4-7980-2029-7,1,800円(税別) ・中谷豊(2009):図解入門よくわかる栄養学の基本としくみ,秀和システム,ISBN978-4-7980-2287-1,2,200円(税別) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンスおよび1.生体を構成する物質 | 授業進め方と成績評価について. 生物の定義 生体構成物質 タンパク質,脂質,糖質,核酸 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
2 | 第2回 | 2.タンパク質の立体構造と機能 |
遺伝子が指定するタンパク質の立体構造 タンパク質の立体構造が形成されるしくみ タンパク質は複数の特定の立体構造をとる |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
3 | 第3回 | 3.細胞の構造 | 真核細胞とは 核と細胞小器官 原核細胞とは |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
4 | 第4回 | 4.酵素 | 活性化エネルギー 酵素の基質特異性 酵素の性質 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
5 | 第5回 | 5.代謝 | エネルギー通貨ATP 呼吸 発酵 光合成 窒素同化 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
6 | 第6回 | 6.さまざまな生命活動にかかわるタンパク質 | 生体膜の構造と性質 細胞骨格 モータータンパク質 細胞接着 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
7 | 第7回 | 7.細胞分裂と細胞周期 | 細胞周期とDNAの分配 体細胞分裂の過程 チェックポイント |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
8 | 第8回 | 8.遺伝子 | DNAの構造 遺伝子とゲノム DNAの複製 遺伝情報の発現 クロマチンレベルでの転写調節 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
9 | 第9回 | 9.遺伝子操作 | 遺伝子のクローニング 遺伝情報の解析 遺伝子導入 タンパク質の人工合成 ゲノム編集技術 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
10 | 第10回 | 10.生 殖 | 無性生殖 有性生殖 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
11 | 第11回 | 11.発 生 | 精子と卵 受精 胚葉の形成 細胞分化のしくみ Hoxクラスター 植物のホメオティック遺伝子 発生工学と再生医療 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
12 | 第12回 | 12.恒常性 | 体液とその成分 肝臓のはたらきと体液の恒常性 腎臓のはたらきと体液の恒常性 体内環境の維持のしくみ 生体防御 抗原提示 遺伝子の損傷と修復 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
13 | 第13回 | 13.環境応答 | 動物の感覚の受容と応答 視覚 ニューロンによる情報伝達のしくみ 中枢神経系 神経系による骨格筋の運動調節 植物の環境応答 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
14 | 第14回 | 14.生命を支える地球環境 | 環境と生態 生態系 個体間の相互作用 人間の活動による環境への影響 生物多様性 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |
15 | 第15回 | 15.生物の系統分類と進化 |
生命の誕生 真核生物の誕生 分類の階層 変位と進化 種分化 遺伝的変異と表現型の変化 |
教科書 赤坂甲治(2023):「新しい教養のための生物学(改訂版),裳華房」 教科書 長野敬(2024):「サイエンスビュー 生物総合資料,実教出版」 パワーポイントおよび配布資料,ポータルサイトを通じての電子ファイル。 |