科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
心理学特論Ⅳ/Special Lecture on Psychology Ⅳ |
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授業コード /Class Code |
BC00761001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金2(前期)/FRI2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
筒井 優介/TSUTSUI YUSUKE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門科目群〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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筒井 優介/TSUTSUI YUSUKE | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、心理学部のDPに示す「3.心理現象を解明する適切な方法を駆使し、探求することができる」「6.社会の一員として自らの意見や考えを的確に話し書くことができる」「7.社会の中で自らが所属するチームの一員として多様なメンバーと良好なコミュニケーションをとり、主体的な役割を果たすことができる」ことを目的とする。 相談者の語る言葉を注意深く聴くこと、すなわち傾聴は、心理職のみならず対人援助職において重要な役割を果たす技法である。 本科目では人間性心理学、特にパーソン・センタード・アプローチ、フォーカシング、およびゲシュタルト療法について取り上げ、人間性心理学における傾聴のあり方を探求する。 傾聴を知るためには、知的な学習だけでは不十分である。そのため、文献講読だけでなくペアワークやグループワークを通して、体験的に理解することを目指す。 なお、この授業は、教育・医療・産業領域において臨床業務に携わり、心理的支援の実務経験を有する臨床心理士・公認心理師である教員が担当している。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.人間性心理学における人間観について理解するとともに、自身の人間観を振り返ることができる。(知識、態度・習慣) 2.知識だけではなく体験を通して、他者を理解するとはどういうことかを自分なりに発見することができる。(態度・習慣、技能) 3.受講生同士で積極的に意見を交わすことで、他者とよりよい関係性をもつとともに、自身の傾聴のあり方を探求することができる。(態度・習慣) |
授業のキーワード /Keywords |
傾聴、人間性心理学、パーソン・センタード・アプローチ、フォーカシング、ゲシュタルト療法 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義と体験学習に基づく。 毎回、授業の終了後にミニレポートの作成を求める。 また、内容のまとまりごとにレポート課題の提出を求める。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業の進行に支障をきたすため、遅刻及び早退は厳禁である。授業に関係のない私語や居眠り等、積極的な参加がみられない場合は退室を求める場合がある。 体験学習ではペアワークやグループワークが中心になっている。受講生の積極的な参加が求められる。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業後は、授業の内容を整理するとともに授業での体験を振り返りを行うこと(約1時間)。また、授業で紹介した文献を読んで理解を深めること(約1時間)。 その他、各自でワークショップに出席する、文献を読むなどして自主的に学習すること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
ミニレポートとして、毎回感想等を書いて提出する。これがミニレポート得点として積算される。 翌週の授業時に、ミニレポートの総評、質問についての回答を行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業回数の2/3以上の出席をもって評価対象とする。 授業への参加態度(積極的な参加)30%、毎回のミニレポート30%、レポート課題40%とし、総合的に判断する。 |
テキスト /Required Texts |
資料については適宜配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
池見陽(編)(2016):『傾聴・心理臨床学アップデートとフォーカシング』ナカニシヤ出版 岡田法悦(2012):『実践“受容的な”ゲシュタルト・セラピー〔第2版〕』ナカニシヤ出版 その他、授業中に適宜示す。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 授業の進め方について説明する。 | |
2 | 第2回 | 傾聴を学ぶ | 聴き手としての体験がどのようなものであるのかを体験的に理解する。 | |
3 | 第3回 | 来談者中心療法に学ぶ人間観① | ロジャースの文献を読み、グループ討議や解説をもとに来談者中心療法の人間観を理解する。 | |
4 | 第4回 | 来談者中心療法に学ぶ人間観② | ロジャースの文献を読み、グループ討議や解説をもとに来談者中心療法の人間観を理解する。 | |
5 | 第5回 | 傾聴の態度について | 良い聴き方・悪い聴き方について体験を通して理解し、どのような態度で傾聴するか考える。 | |
6 | 第6回 | 傾聴に関する研究 | 体験過程スケール等の研究から傾聴を理解する。 | |
7 | 第7回 | 傾聴を実践する① | ラウンドロビン等により傾聴を実践する。 | |
8 | 第8回 | 傾聴を実践する② | ラウンドロビン等により傾聴を実践する。 | |
9 | 第9回 | フォーカシング指向アートセラピー体験① | アート体験を活用した傾聴のあり方を学ぶ。 | |
10 | 第10回 | フォーカシング指向アートセラピー体験② | アート体験を活用した傾聴のあり方を学ぶ。 | |
11 | 第11回 | フォーカシング指向アートセラピー体験③ | アート体験を活用した傾聴のあり方を学ぶ。 | |
12 | 第12回 | ゲシュタルト療法の理論 | ゲシュタルト療法の理論を学ぶ。 | |
13 | 第13回 | ゲシュタルト療法の実践① | エンプティチェアによる自己内対話を体験的に理解する。 | |
14 | 第14回 | ゲシュタルト療法の実践② | ゲシュタルト療法における夢のワークを体験し、夢に対する傾聴を理解する。 | |
15 | 第15回 | まとめ | これまでの取り組みを振り返り、傾聴のあり方について考える。 |