科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
消費者心理学/Consumer Psychology |
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授業コード /Class Code |
BC00701001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月4(前期)/MON4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
広沢 俊宗/HIROSAWA TOSHIMUNE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門科目群〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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広沢 俊宗/HIROSAWA TOSHIMUNE | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(遠隔授業になる場合には、事前に連絡を行います) |
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授業の目的 /Class Purpose |
消費者として人間を捉えた場合、すべての企業活動は、直接的・間接的に消費者を対象として行われている。その成功・不成功は、いかにして消費者の需要を喚起し、それを満たすための商品・サービスを生産・供給するかにかかっている。そのためには、消費者がどのようなニーズ(欲求)を持ち、どのような商品により強い魅力を感じるのかを掌握する必要がある。また、そのような魅力を消費者に印象づけるためにはどのような広告を制作すれば良いのか、消費者がある商品を買おうと決定するまでには、どのような考え方の道筋をたどるのか、といったことを知る必要もある。 そこで、この授業では、消費者の意思決定過程と情報処理、消費者の個人内要因と心理学的機能、消費者を取り巻く外部環境要因の3つの視点から消費者の心理と行動について学習する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
消費者心理学の主要な理論が理解でき、説明できる。(知識) 授業で学習した消費者心理学の主要な理論を活用して、実際の消費行動に活用できる。(態度・習慣技能) |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
講義とレジュメ提出・発表によって授業を進めます。また、授業内で適宜、質問時間を設けます。授業外で質問のある場合は、以下に連絡して下さい。hirosawa@psy.kobegakuin.ac.jp その際、タイトルに学籍番号・氏名を明記して下さい。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
日常生活における消費行動、消費者心理について、常日頃から「何でだろう」という意識を持って観察して下さい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
テキストを中心に毎回の授業の復習および専門用語・人名の解説を行い、必ず出所を明記して下さい(120分)。また、予習を行って授業に臨んで下さい(60分)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
レジュメ提出・発表、専門用語解説レポート、総括レポート |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
1)レジュメ提出・発表(20%)→テキスト担当個所を的確に要約し、解説して下さい。2)専門用語解説レポート(40%)→4つの観点(個数、選択基準、まとめ方、書式)に対して5段階で評価したスコアの合計で算出されます。詳細は、ルーブリックを示し授業時に説明します。3)総括レポート(40%)→設定されたテーマについて、テキスト以外の文献もしくは論文を2点以上引用し、論理的に考察して下さい。 |
テキスト /Required Texts |
杉本徹雄編著 『新・消費者理解のための心理学』 福村出版 |
参考図書 /Reference Books |
随時、紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 科目内容とねらい、評価方法、授業の進め方(レジュメ提出・発表)に関する説明と、消費者心理学とはどのような学問かを考えます。 | |
2 | 第2回 | ネットショッピングと消費者行動 | ネットショッピングの普及による消費者行動の変化について概観します。 | |
3 | 第3回 | 消費者行動とマーケティング | 消費者行動とはどのようなものか、また、マーケティング戦略と消費者行動との関係について学習します。 | |
4 | 第4回 | 消費者行動への心理学的接近 | 消費者行動研究の目的、方法、捉え方、推移について学びます。 | |
5 | 第5回 | 消費者の意思決定過程 | 消費者の意思決定過程について、意思決定モデルをもとに考察します。 | |
6 | 第6回 | 消費者の意思決定過程に及ぼす現象 | 消費者の決定フレーミング、心理的財布、選択ヒューリスティクスなどについて学習します。 | |
7 | 第7回 | 記憶 | 記憶のメカニズムと知識について、消費者の情報処理との関連から検討します。 | |
8 | 第8回 | 動機づけと感情 | 消費者行動における動機づけと感情の役割について理解します。 | |
9 | 第9回 | 消費者の態度形成と変容 | ある商品に対する消費者の態度はどのようにして形成され、また、どうすれば変容させることができるのであろうか。そして、その態度は本当に購買行動に結びついているのであろうか。これらのテーマについて考察していきます。 | |
10 | 第10回 | 消費者の関与 | 関与概念の重要性と背景、関与と購買意思決定、関与と広告情報処理等について学習します。 | |
11 | 第11回 | 消費者の個人特性 | 消費者行動の個人差と、それを規定している個人特性としての心理的要因について考察します。 | |
12 | 第12回 | 消費者を取り巻く状況要因 | 消費者行動を規定するさまざまな状況要因について考察します。 | |
13 | 第13回 | 情報の伝播 | 種々の情報の伝搬と消費者行動との関係について考察します。 | |
14 | 第14回 | 社会・文化的要因 | 消費の社会・文化的意味の検討、次に、主流文化から少数派に視点を変え、サブカルチャーと消費者行動との関係について考察します。 | |
15 | 第15回 | 消費者心理学再考 | 消費者心理学について学んできたことを再考することによって、消費者の心理と行動について総括します。 |