科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
心理学的支援法Ⅱ/Methods of Psychological Support Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
BC00641001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木2(後期)/THU2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
土井 晶子/DOI AKIKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門科目群〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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土井 晶子/DOI AKIKO | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、心理学部DP1「心理学の専門知識を習得し、医療・福祉・教育・産業・司法などの分野で専門知識を生かすことができる」、DP5「心理学の専門知識や研究成果を第三者に適切に伝えることができる」、DP7「社会の中で自らが所属するチームの一員として多様なメンバーと良好なコミュニケーションをとり、主体的な役割を果たすことができる」に示す知識や技能の習得を目指します。 心理学部専門科目講義に属し、心理に関する支援を要する者に対し、その心理に関する相談に応じ、助言、指導、その他の援助を行うために必要な知識を身につけ、活用できるようになることを目標とします。 またこの科目の担当者は、心理職として20年以上、企業および学校において心理支援・心理教育・メンタルヘルス教育に携わり、また民間企業で10年近く勤務し、現場の状況をよく知る実務経験のある教員です。現場での具体的な注意事項なども交えながら実践的な学びにつなげていきます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1. 心理学的支援のための主要理論について理解し、傾聴の基本的な方法を実践することができる(知識・態度) 2. 心理療法及びカウンセリングの適用の限界について理解できる。(知識) 3. 要支援者等のプライバシーへの配慮について理解し、説明することができる。(知識・態度) |
授業のキーワード /Keywords |
カウンセリング、傾聴、インフォームドコンセント、守秘義務 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心に進めます。必要に応じてDVD等を用いて理解を深めます。傾聴などコミュニケーションの技法を身につけるためのミニワークを行います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
私語等の授業を妨害する行為があった場合は、退室してもらいます。 ミニワークなどについては積極的な参加を求めます。 課題はオンライン(Microsoft Teams等)での提出となります。Teamsの使い方等の質問に教員は対応できませんので、各自でマニュアル等を参照して下さい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習として、「授業計画」を参考に、テキストの該当箇所を読んでおく。授業終了後に、きちんと内容が正しく理解できているかどうかをテキスト章末の「理解度確認テスト」などにより確認し、必要に応じて基礎的な事項や概念、用語について調べ直ししておく。(目安として1時間)。 授業で使用したスライドは授業後にMoodleにアップロードしておくので、必要に応じて各自でダウンロードして復習に使用すること。教員は過去のプリントは持っていないので、欠席した場合もMoodleからダウンロードすること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の授業後にMicrosoft Teamsから課題を提出。Teamsに正答例を示す。 定期試験を行います(持ち込み不可)。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
課題を3分の2以上提出した学生を単位の認定・評価の対象とします。私語等により退室を命じられた回は欠席とみなし,公的な欠席届を提出した場合は原則として出席扱いとします。 最終的に定期試験50%,課題の成績50%で評価します。 |
テキスト /Required Texts |
「心理学的支援法」末武康弘、誠信書房、¥2200+税 |
参考図書 /Reference Books |
授業中に適宜紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション |
授業の進め方、評価方法などについて説明します。 |
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2 | 第2回 | 心理学的支援法とは | 心理学的支援法の特質、効果、限界について解説します。 |
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3 | 第3回 | 心理学的支援法が対象とする問題 | 心理的問題の背景や成因について取り上げます。 |
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4 | 第4回 | 心理学的支援法の発展 | 心理療法とカウンセリングの発展の歴史について取り上げます。 |
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5 | 第5回 | 心理学的支援法の理論と方法 | カウンセリング・心理療法の発展と主要パラダイムについて解説します。 |
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6 | 第6回 | 心理学的支援法の主要理論(1) |
ロジャーズの提唱したパーソンセンタード・セラピーについて解説します。 |
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7 | 第7回 | 心理学的支援法の主要理論(2) |
傾聴における基本的な応答技法について学びます。 | |
8 | 第8回 | 心理学的支援法の主要理論(3) |
フォーカシングやエンカウンター・グループなどパーソン・センタード・アプローチの発展について解説します。 |
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9 | 第9回 | 心理学的支援法の主要理論(4) |
実際のエンカウンター・グループの記録である「鋼鉄のシャッター」視聴を行います。 | |
10 | 第10回 | 心理学的支援法の主要理論(5) |
ナラティブセラピー、動機づけ面接、マイクロカウンセリングについて解説します。 | |
11 | 第11回 | 心理学的支援法の主要理論(6) |
精神分析と精神力動的セラピーについて解説します。 |
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12 | 第12回 | 心理学的支援法の主要理論(7) |
認知行動療法について学びます。 | |
13 | 第13回 | 心理学的支援法の主要理論(8) | 家族療法、ブリーフセラピーなどその他の理論について解説します。 | |
14 | 第14回 | 心理学的支援のプロセスと実際 | 心理学的支援におけるプロセス、支援において留意すべき守秘義務と記録、インフォームドコンセントなどについて解説します。 | |
15 | 第15回 | まとめと振り返り | これまでの授業内容を振り返ります。 |