科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
心理学的支援法Ⅰ/Methods of Psychological Support Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
BC00631001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金4(後期)/FRI4(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
三和 千徳/MIWA CHITOKU |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門科目群〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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三和 千徳/MIWA CHITOKU | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は、心理学部の学生を対象に開講される公認心理師科目であり、心理学的支援法の基礎を学ぶ。また、心理学部のDP1、3、4を獲得することを目的とする。この授業では、さまざまな心理療法やカウンセリングの歴史、概念、意義、適応及び限界について説明する。精神力動理論、認知行動理論、人間性アプローチ、システム論アプローチについて、成り立ちや理論、及び具体的なかかわり方について学ぶ。心理学的支援において必須のスキルである傾聴などのコミュニケーションについても学び、自らの生活において活用できるようにする。また、守秘義務などを含むプライバシーへの配慮についても理解し、支援内容等の適切な配慮についても理解し、支援内容等の適切な記録及び報告の必要性について学ぶ。このような心理学的支援法の歴史、概念、意義、適応や限界、守秘義務、種類について理解し、説明できることを目標とする。なお、この授業の担当者は、精神科医として医療機関での臨床業務を31年経験している実務経験のある教員であり、より実践的な観点から講義を行う。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
心理学的支援法である心理療法、カウンセリングの歴史、概念、意義、適応や限界、守秘義務、種類について理解し、説明できることを目標とする。 |
授業のキーワード /Keywords |
心理療法、カウンセリング、行動論的アプローチ、力動論的アプローチ(精神分析)、来談者中心療法 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業は講義形式で進める。適宜、各回の講義のポイントとなる内容の知識の確認のために小テストを行い、小テストの提出をもって出席とする。小テストの正答や学生からの質問は次回以降の授業でフィードバックを行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
この授業は公認心理師資格に対応する科目であり、将来、心理専門職である公認心理師を目指す学生は必ず履修すること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習として、関連する心理学的支援法について参考図書を読んで予習する(目安として1時間)。事後学習として、授業で解説した内容や小テストを復習して理解を深める(目安として1時間)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
適宜、各回の講義のポイントとなる内容の知識の確認のために小テストを行う。学生へのフィードバックとして、小テストの正答や学生からの質問は次回以降の授業で解説・回答する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
定期試験を実施する。15回の小テストを2/3以上回答した学生が評価の対象とし、最終的に定期試験50%、小テスト50%として評価する。 |
テキスト /Required Texts |
特になし |
参考図書 /Reference Books |
長谷川千洋ほか 「エッセンシャル心理学」 ナカニシヤ出版 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 心理学的支援法の概要1 | 心理学的支援法の成り立ちと代表的な学派、要支援者の特性や状況に応じた支援方法の選択・調整、また学派を超えて共通する治療要因について学ぶ。 | |
2 | 第2回 | 心理学的支援法の概要2 | 心理学的支援法の目的と職業倫理、良好な人間関係構築のためのコミュニケーションについて学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 代表的な心理療法 精神力動理論1 | 精神力動理論とは何か、またその特徴について学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 代表的な心理療法 精神力動理論2 | 精神力動理論の主要概念について学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 代表的な心理療法 精神力動理論3 | 精神力動理論による支援の実際について学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 代表的な心理療法 認知行動理論1 | 認知行動理論とは何か、またその特徴について学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 代表的な心理療法 認知行動理論2 | 認知行動理論による支援の実際について学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 代表的な心理療法 認知行動理論3 | 認知行動理論による支援の実際について学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 代表的な心理療法 人間性アプローチ | 人間性心理学と来談者中心療法の特徴と支援の実際について学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 代表的な心理療法 システム論アプローチ | システム論アプローチによる支援の実際について学ぶ。 | |
11 | 第11回 | プレイセラピー、集団療法 | プレイセラピー、集団療法の特徴と支援の実際について学ぶ。 | |
12 | 第12回 | 日本生まれの心理療法 | 森田療法、内観療法、臨床動作法などの特徴と支援の実際について学ぶ。 | |
13 | 第13回 | 訪問による支援や地域支援1 | 訪問による支援や地域支援の概要、意義について学ぶ。 | |
14 | 第14回 | 訪問による支援や地域支援2 | 災害時における心理的支援について学ぶ。 | |
15 | 第15回 | まとめ | これまでの授業のレビューを行う。 |