科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
言語心理学(学習・言語心理学)/Psychology of Language |
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授業コード /Class Code |
BC00621001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(後期)/TUE3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
小山 正/KOYAMA TADASHI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門科目群〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小山 正/KOYAMA TADASHI | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業 (講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、心理学部のディプロマポリシー(DP)の1、3、4に特に関連し、心理学科専門教育科目専門科目群の中に位置づけられます。本講義では、言語心理学の基礎的知識を身につけることを目標とします。本講義では、チョムスキーの生成文法理論をはじめ、主な言語習得理論について学修し、さまざまな観点から言語習得におけるメカニズムを学ぶことを到達目標とします。また、語彙、統語、音韻、語用の習得に関して、用法基盤モデルや最近の認知言語学の研究を踏まえて、身体的経験と言語表現や言語とヒトの社会的認知の問題との関連についても理解を深め、その発達基盤と発達過程について学ぶことも目標としています。さらに、言語と思考の問題についても理解できることを目的とします。なお、この科目の担当者は児童相談所、児童福祉センター療育部門での心理判定員を9年間経験した実務経験がある教員です。療育現場での言語発達障害の事例について随時言及しながら学びを深めていきます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・言語心理学の基本的事項を説明できる。(知識) ・子どもの言語発達過程に関する最近の研究を紹介できる。(知識) ・子どもの心理的発達がことばの獲得にどのように影響しているについて説明できる。(知識) ・言語発達支援の基本について説明できる。(知識) ・これまでと違った観点から言語障害をもつ人へ配慮することができる。(態度・習慣) ・人間発達における言語の問題についても説明できる。(態度・知識) |
授業のキーワード /Keywords |
言語学習、言語発達、意味論、音韻論、統語論、語用論 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
テキスト、配布資料にそって講義を進めます。事前に関連するテキストの章を読んでおくこと。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
1年次の「心理学概論」での発達に関する主要な用語・人名等を復習しておいてください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
前回の授業の資料を読んで整理すること (目安として90分)、および該当の参考書の該当箇所を予習として読んでいること (目安として90分) を前提として講義を進めます。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
講義内容と主題に関した小レポートを毎回授業において提出すること。小レポートについては、以降の授業時に、記述のポイントなどコメントし、最終授業においても全体にコメントを行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
全授業回数の3分の2以上の出席者が単位の認定・評価の対象になります。 毎回の講義内容に関する小レポート(50%)と、定期試験 (50%) によって評価します。 小レポートでは、各回の主題に関しての理解を問い、到達目標から評価します。 |
テキスト /Required Texts |
『言語発達』小山 正(著) ナカニシヤ出版。 |
参考図書 /Reference Books |
『乳幼児のことばの発達とその遅れ』 小椋たみ子・小山 正・水野久美 (共著) ミネルヴァ書房 。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 言語とは | 進化的に人はどのようにして言語を獲得したかについて考える。 | |
2 | 第2回 | 言語学習の基礎 | 前言語期の発達について考える。 | |
3 | 第3回 | 言語学習の理論 | 生成文法理論から近年の言語学習の理論、認知言語学的な立場からのアプローチについて説明する。 | |
4 | 第4回 | 語彙の獲得 | 語彙発達とその基盤について考える。 | |
5 | 第5回 | 1語発話期の発達 | 1語発話期における諸発達について理解を深める。 | |
6 | 第6回 | 音声の発達 | 喃語から音韻の獲得過程について理解を深める。 | |
7 | 第7回 | 統語の発達 | 統語の発達、文法の発生、文法の獲得について理解を深める。 | |
8 | 第8回 | 言語学習過程における個人差・多様性 | 個人差の背景にある要因に関して考える。 | |
9 | 第9回 | 心の理論と言語学習 | 心の理論、他者認識の発達と言語発達との関連性について理解を深める。 | |
10 | 第10回 | 語用論と語用障がい | 言語の語用的発達とその障がいについて理解を深める。 | |
11 | 第11回 | 言語症 | スピーチとランゲージの障がいについて理解を深める。 | |
12 | 第12回 | 読み書きの学習 | 文字言語の学習、読みの障がいについて説明する。 | |
13 | 第13回 | 言語と思考 | 言語と思考との関係や内言の発達について述べる。 | |
14 | 第14回 | 人間発達と言語 | 人の発達における言語の役割について考える。 | |
15 | 第15回 | 振り返りと総括 | 小レポート等の解答例を示し、講評を行い、本講義の振り返りと全体的な総括を行う。 |