科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
神経心理学(神経・生理心理学)/Neuropsychology |
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授業コード /Class Code |
BC00611001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金2(後期)/FRI2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
長谷川 千洋/HASEGAWA CHIHIRO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門科目群〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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長谷川 千洋/HASEGAWA CHIHIRO | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は,心理学部の専門講義科目であり,DP1(心理学の専門知識(神経心理学)を習得し、各分野で専門知識を生かすことができる)と,DP3(心理現象(神経心理学的事象)を解明する適切な方法を駆使し、探求することができる)の獲得を目指しています。視知覚,言語,記憶,行為等に関する基本的な脳の認知機能とその多様な障害(高次脳機能障害)についての基本的知識を獲得し,これまで神経心理学の研究領域において明らかにされてきた高次脳機能障害の主要なトピックスについて学びます。また,臨床場面での様々な神経心理学的検査を知り,症例研究などを通して,脳と心の関係のメカニズムを理解する手法,最近の神経科学の知見などを学びます。脳の認知機能の基礎やその多様な障害を理解し,支援の方法を学ぶことを目的とします。尚,この科目は公認心理師であり医療分野で20年以上にわたり神経心理学の実務経験のある担当者が,実践的観点から神経心理学についての解説を行います。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・脳や脳障害に関する知識を増やし,認知症や高次機能障害をもつ患者さんの神経心理症状を説明できる。(知識) ・種々の神経心理検査,リハビリテーションの方法やその治療効果を説明できる。(知識) ・医療・福祉・教育などの心理実習において,神経心理学的知見を駆使することにより,より主体的に行動できる。(態度・習慣,技能) |
授業のキーワード /Keywords |
脳損傷,神経心理症状,認知機能 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心に進めます |
履修するにあたって /Instruction to Students |
テキスト「臨床神経心理学」を購入すること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
指定テキストにおいて告知している授業内容の箇所を予習した後に講義にのぞんでください。各授業について少なくとも2時間程度は予習・復習に費やしてください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
第1~14回目の授授業内で小テスト課題の提出が求められます。提出後に課題の正答と解説が示されます。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
全体の3分の2以上の出席者(課題提出者)のみ単位の認定・評価の対象とします。小テスト課題50 %,定期試験50% |
テキスト /Required Texts |
「臨床神経心理学」(医歯薬出版株式会社)緑川晶他(編) |
参考図書 /Reference Books |
特に指定しません。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 神経心理学や高次脳機能障害の基礎用語について紹介する。 | |
2 | 第2回 | 脳の解剖学的基礎 | 脳神経の構造とその機能について学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 神経心理学の方法 | 神経心理学の研究方法について学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 高次脳機能障害の原因疾患 | 脳血管障害,頭部外傷,脳腫瘍などの原因疾患について学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 視覚認知 | 視覚認知の障害について学ぶ | |
6 | 第6回 | 行為 | 行為の障害(失行)について学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 言語1 | 言語の機能と障害(失語症)について学ぶ。 |
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8 | 第8回 | 言語2 | 言語の機能と障害,その他関連する障害について学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 離断症状 | 脳の側性化と離断症状について学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 記憶 | 記憶の機能と障害について学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 注意と遂行機能 | 注意・遂行機能と障害について学ぶ。 | |
12 | 第12回 | 社会行動 | 社会行動と障害について学ぶ。 | |
13 | 第13回 | 小児・高齢者の神経心理学 | 発達障害や認知症の神経心理学について学ぶ。 | |
14 | 第14回 | 高次機能障害のリハビリテーション | 心理検査や行動観察などの神経心理学的評価,介入について学ぶ。 | |
15 | 第15回 | 神経心理学の展開と神経科学 | 神経科学の最近の知見を紹介し,神経心理学の知見との関係について学ぶ。 |