科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
司法犯罪心理学(司法・犯罪心理学)/Forensic and Criminal Psychology |
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授業コード /Class Code |
BC00561001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水1(後期)/WED1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
道重 さおり/MICHISHIGE SAORI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門科目群〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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道重 さおり/MICHISHIGE SAORI | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目では,司法・犯罪分野に携わる心理師に必要とされる,犯罪・非行に関する基礎的な理論や各種司法制度について学ぶとともに,司法・犯罪心理臨床の実践に必要なアセスメントやアプローチの方法について学ぶことを目的とします。本科目は,心理学部のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP6に関連し,心理学科専門科目群に該当します。なお,この科目は,司法領域(警察・少年鑑別所・刑務所)で心理専門職としての実務経験がある教員が担当します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.犯罪・非行,犯罪被害について基本的知識を身につける 2.司法・犯罪分野における問題に対して必要な心理に関する支援を学ぶ |
授業のキーワード /Keywords |
犯罪,司法,矯正,心理 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業は,配布資料等を用いて講義形式で行います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
原則,遅刻・早退は認めません。各回,出席確認を行います。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
各回毎の配布資料および講義中に説明した内容,提示した参考資料を確認してください。(目安として1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業回ごとに授業内容の理解度を確認する「理解度確認テスト」および小レポートを実施します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
理解度確認テストや小レポート等50%,定期試験50%。 15回の授業の内,2/3以上を出席した学生を評価の対象とします。 遅刻・早退は欠席とみなします。 |
テキスト /Required Texts |
なし |
参考図書 /Reference Books |
必要に応じて,授業時に提示します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 司法・犯罪心理学とは |
犯罪・少年非行の動向について概観します。 |
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2 | 第 2回 | 犯罪・非行のメカニズム |
犯罪・非行理論について生物学的・心理学的・発達的それぞれの視点から説明します。 |
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3 | 第3回 | 司法制度と心理学的アプローチ |
我が国の司法制度について(少年法改正等最近の動向等)説明するとともに,司法領域の心理師が担う役割について説明します。 |
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4 | 第4回 | 犯罪・非行の心理臨床① |
非行・犯罪のアセスメントについて主に性格・態度・知能を把握するツールについて説明するとともに,架空の事例をもとにアセスメントの活用方法を解説します。 |
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5 | 第5回 | 犯罪・非行の心理臨床② |
アセスメントをもとに展開されるアプローチ(動機付け面接・グループアプローチ・認知行動療法的アプローチ・自助グループ等)の特徴について説明します。 |
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6 | 第6回 | 犯罪・非行に関わる被害体験 |
犯罪・非行の背景因のひとつである被害体験やトラウマについて説明します。 |
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7 | 第7回 | アディクションへのアプローチ① |
薬物依存・アルコール依存・ギャンブル等依存の問題について説明します。 |
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8 | 第8回 | アディクションへのアプローチ② |
架空の事例を用いながら,薬物依存やアルコール依存からの回復に必要な支援について説明します。 |
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9 | 第9回 | 障害を有する犯罪者・非行少年① |
知的障害や発達障害または精神障害を有する犯罪者や非行少年への働き掛けについて説明します。 |
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10 | 第10回 | 障害を有する犯罪者・非行少年② |
知的障害や発達障害または精神障害を有する犯罪者の処遇に関わる実務家の講話を聴き,臨床的理解を深めてもらいます。 |
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11 | 第11回 | 被害者支援① |
犯罪被害者が置かれる状況について,制度的・心理的な側面から説明します。 |
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12 | 第12回 | 被害者支援② |
被害者支援に携わる実務家の講話を聴き,臨床的理解を深めてもらいます。 |
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13 | 第13回 | ケーススタディ① |
受講者各々が新聞記事等犯罪・非行について関心あるテーマを選び,必要なアセスメントやアプローチについて検討します。 | |
14 | 第14回 | 再犯防止 |
人はどのようにして立ち直るのか?多機関・他職種連携を中心とした再犯防止の取り組みについて説明します。 | |
15 | 第15回 | まとめ | 本講義の総括を行います。 |