科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
心理検査法Ⅰ(心理的アセスメント)/Psychological Assessment Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
BC00421001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水1(前期)/WED1(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
小久保 香江/KOKUBO KAE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門科目群〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小久保 香江/KOKUBO KAE | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は心理学部の専門教育科目群の中の講義科目であり、心理学部のディプロマポリシー(DP)の1、2および3の獲得を目指すものである。 本講義では医療や教育など、さまざまな分野で診断や方針を決定するときに活用されている心理検査についての知識と技術を身につけ、人を理解するための広い視野を獲得することを目指す。検査を実施するにはそれぞれの検査の構造や測定内容、検査を実施する上で見落とされやすい点や得られた情報の取り扱いなどを十分に理解することが必要である。自らを対象に検査を実施することを通して、人を理解するための多面的な視点を学ぶ。この科目の担当者は,公認心理師の資格を有し,15年以上の臨床経験があり,現在も病院に勤務する実務経験のある教員です。時には,医療における心理学の役割についても言及しながら,深い学びへと繋げていきます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1. 主要な心理検査の基本知識を理解し、どのように活用するかを説明できる。 2. 簡単な心理検査を実施し、結果を解釈することができる。 3. 自己や他者を理解するための多面的な視点を獲得し、他者を尊重する姿勢を身につける。 |
授業のキーワード /Keywords |
人格検査、発達検査、知能検査、神経心理学的検査 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式で行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業では自身を被験者にして心理検査を行う。被験者になることの感覚を知り、その経験を他者理解に役立てるという気持ちを持って授業に臨んでほしい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前に授業をスムーズに進めるための課題を出すので準備してから受講すること。また、授業後は授業の内容を復習し、次の授業に生かせるよう知識を整理しておく。(いずれも目安として1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業では、課題の提出を求める。課題の回答は授業にてフィードバックする。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業中に行う提出課題(50%)と定期試験(50%)で評価する。全授業回数の2/3以上の出席をもって評価対象とする。公的な欠席届を提出した場合は原則として出席扱いとし、欠席期間中の課題の提出を認めます。授業で提出課題の正答を説明します。 |
テキスト /Required Texts |
レジュメを配信します。各自で印刷して持参ください。 |
参考図書 /Reference Books |
公認心理師の基礎と実践14 心理的アセスメント 津川律子・遠藤裕乃 遠見書房 2019年 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 心理査定における心理検査の位置付けと意味を学ぶ |
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2 | 第2回 | 心理検査の実施手順と倫理的配慮 | 面接による情報の把握や倫理的配慮など、心理検査を実施するための準備と手順について学ぶ |
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3 | 第3回 | 質問紙法1 | 精神健康調査票について学ぶ。 |
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4 | 第4回 | 質問紙法2 | 精神障害の診断基準と不安や気分に関する評価尺度について学ぶ |
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5 | 第5回 | 質問紙法3 | Y-G性格検査について学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 投影法1 | 代表的な投影法の検査を紹介する。 | |
7 | 第7回 | 投映法2 |
描画テストおよびロールシャッハテストについて学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 作業法 | 作業法の検査について学ぶ。内田クレペリン検査を実施する。 | |
9 | 第9回 | 前半の振り返り | 質問紙法・投影法・作業法についてまとめる | |
10 | 第10回 | 神経心理学的検査1 | 認知機能を調べるスクリーニング検査について紹介する。 | |
11 | 第11回 | 神経心理学検査2 |
スクリーニング検査の実施方法について学ぶ。 | |
12 | 第12回 | 発達検査 | 精神発達のスクリーニングテストについて学ぶ | |
13 | 第13回 | 知能検査 | 知能検査のうちWAIS-Ⅳについて学ぶ | |
14 | 第14回 | テストバッテリー | テストバッテリーと心理検査結果の伝え方について学ぶ | |
15 | 第15回 | まとめ | 全講義の総括 |