科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
心理学入門実習Ⅴ/Introductory Practice of Psychology Ⅴ |
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授業コード /Class Code |
BC00241001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金1(後期)/FRI1(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
小久保 香江/KOKUBO KAE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈基礎科目群〉/*** MAJORS *** 〈BASIC SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小久保 香江/KOKUBO KAE | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(実習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
心理学入門実習Ⅴは心理学部の基礎科目群の中の実習科目です。この授業は、心理学部のディプロマポリシー(DP)の3、4、5、6に特に関連しています。 人間の心理を考えるにはさまざまな方法があります。「医療」における心理学は,「こころ」を「脳」との関係において理解しようと試みる分野です。脳(すなわち中枢神経系,なかでも大脳)がどのようなやりかたで心理現象を産み出すのか,脳と心の相互関係について考えてゆきます。 この授業の目標は、医療心理学に関連の深い事柄について初歩的な知識と基本的関心を持ってもらい,心理学に対する全般的な学習の動機づけと知的好奇心を高めることにあります。また,レポートをまとめることで自分の感じた問題点を切り出し,文章化する力を養うことも目標としています。 「心理学入門実習Ⅴ」では,心を産み出す脳について,基本的な知識を持ち,脳の障害を持った人たちの心理的変化とはどんなものかを理解することを学びます。また,医療心理学分野に関係の深い仕事や職業,他の専門領域との連携についても具体的に実習に関連づけながら紹介します。実際の脳の働きや,脳の損傷と関連する心理学的な問題は,意識,感情,言語,記憶,空間能力,演算能力,判断力,意志など,多方面におよび,それらを研究する領域もまた多方面におよびます。この授業では,それら多方面の分野を入門的にカバーする教材を基に学習を進めます。教材では世界各地からの脳科学者や心理学者の仕事が紹介され,脳の複雑さ,脳の力,脳の復元力などが,様々な心理現象とともに解りやすくまとめられています。 この科目の担当者は,公認心理師の資格を有し,15年以上の臨床経験があり,現在も病院に勤務する実務経験のある教員です。時には,医療における心理学の役割についても言及しながら,深い学びへと繋げていきます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・医療心理学に関する初歩的知識を獲得できます。 ・レポート作成に必要な文章を書く能力を身に着けることができます。 |
授業のキーワード /Keywords |
脳,こころ,脳障害 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業内容について毎回レポート課題を作成します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
毎回の授業で課題提出を求めます。文章の書き方についての形式や技術を授業中に紹介するので,その説明をもとに書き進めるように意識してください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業で返却されたレポートについて、自分の文章の誤りや問題点を把握するために、復習として少なくとも1時間程度を要する。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業ごとに,その実習内容の感想や疑問,要約や小テストをレポート課題として提出を求めます。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回の授業で課題の提出を求める。課題のうち、2/3以上を提出した学生を評価の対象とします。成績評価は,毎回の授業で提出を求められる課題とレポート内容で判断します。レポート内容および授業態度の評価基準については初回授業で説明します。定期試験は行いません。 |
テキスト /Required Texts |
特にありません。 |
参考図書 /Reference Books |
特にありません。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 授業の進め方,評価等について説明します。 | |
2 | 第2回 | 脳と「心」1 | 「心」は脳の働きで生まれることを理解します。 | |
3 | 第3回 | 脳と「心」2 | 脳の障害が「心」に与える影響について理解します。 | |
4 | 第4回 | 意識と無意識 | 創造性の根源は無意識にあることを理解します。 | |
5 | 第5回 | 知覚1 | われわれは世界をどのように知覚するのかを理解します。 | |
6 | 第6回 | 知覚2 | われわれは世界をどのように知覚するのかを理解します。 | |
7 | 第7回 | 前頭葉の機能 | サルからヒトへの進化について理解します。 | |
8 | 第8回 | 感情 | 感情と脳のメカニズムについて理解します。 | |
9 | 第9回 | 愛 | ヒトはなぜ愛するのかを理解します。 | |
10 | 第10回 | 記憶 | 記憶のメカニズムについて理解します。 | |
11 | 第11回 | 意識 | 意識がうまれるときについて理解します。 | |
12 | 第12回 | 人格 | 脳と人格の関係について理解します。 | |
13 | 第13回 | 脳の発達と再生 | 脳の発達と再生について理解します。 | |
14 | 第14回 | リハビリテーション | 脳損傷のリハビリテーションについて理解します。 | |
15 | 第15回 | 振り返り | 脳と心についての総括を行います。 |