科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
心理学入門実習C/心理学入門実習Ⅳ/Introductory Practice of Psychology C |
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授業コード /Class Code |
BC00232001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
心理学部/Psychology |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木2(後期)/THU2(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
板山 昂/ITAYAMA AKIRA |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈基礎科目群〉/*** MAJORS *** 〈BASIC SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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板山 昂/ITAYAMA AKIRA | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
実習,実験 |
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授業の目的 /Class Purpose |
心理学入門実習Cは,心理学部の基礎科目群の中の実習科目であり,心理学部のディプロマポリシー(DP)の3,4,5,6に特に関連しています。基礎的な実習体験を通じて,心理学の専門知識を習得する,自らの意見や考えを的確に書くことができることを目指します。この授業では,複数のクラスに分かれて3名の担当教員がそれぞれ実習課題を与え,実習レポートの提出を求めます。実習内容によっては,合同で授業を行うこともあります。この実習の目的は,1年次生の学生を対象に,基礎的な実習体験を通して心理学の学習の動機づけを高めるとともに,2〜4年次生で行う各種実習における約束事を学ぶことにあります。心理学部では,人間の行動や身体,精神活動を科学的に研究し,普遍性のある知識の体系を作り上げるために培ってきた種々の方法や取り組みを学習していきます。心理学部の授業,特に,各実習授業においては,こうした方法のなかから,心理実験・調査・観察の代表的な方法を取り上げ,コンピュータを用いたデータ集計や処理を伴う実習を行っていきます。本実習においても,これらの方法に関する実習を行うと共に,これら実習を行う上での基本的な約束事について学習していきます。本実習は心理学部に所属する1年生が受講するものであり,心理学の基礎的な研究法について実践的に学ぶことを目的としています。実習は,トランプ課題を用いた統制の錯覚の実験を実施し,得られたデータについてt検定などの統計的検定を行い,心理学の実験レポートを作成します。また,いくつかの種類の心理学的調査(たとえば,りんご等の対象に対する好悪の判断をリッカート法で測定する,など)のデータについて統計学的に分析し,結果をまとめるといった一連の内容で構成されています。 本実習を通して以下の4点が要求されます。 (1)実験や調査の背景や意義について学ぶこと (2)コンピュータなど各種機器を用いた実習体験を積むこと (3)研究目的と取得したデータに応じた心理統計の分析を体験的に理解すること (4)指定された期日までに学んだことをレポートに要約すること |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・心理学の学習に必要とされるエクセル・SPSSを使うことができる(技能) ・研究目的,および取得したデータに応じた心理統計の分析ができる(技能) ・心理学を学ぶ意義や社会で心理学を応用する方法について説明できる(知識) ・レポート・論文の書き方が説明できる(知識) |
授業のキーワード /Keywords |
心理学レポート,体験実習,心理学データの取り扱い |
授業の進め方 /Method of Instruction |
PC実習・心理実験実習・講義など,各授業回で異なる進め方で行います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
本実習における授業の進め方の詳細については,第1回目の授業で教示します。エクセル・SPSSが利用できるノートPCを実習開始までに用意してください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
内容を予習・復習し,授業中にわからなかった基礎的事項や概念や用語について,心理学マニュアルなどを読み,事後にきちんと調べておいてください。 (時間の目安:60分) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
上記のとおり,与えられたテーマのもとで複数の実習を行い,それぞれのレポートを定められた期日までに必ず提出しなければなりません。レポートは,心理学の基本的な形式に則ったものを基本としますが,テーマごとに担当教員より具体的に詳しく指示します。一般的な心理学レポートや論文の内容と構成は,目的,方法,結果,統計的解析,考察,結論,要約,文献などからなり,これらの書き方についても実習の中で学んでいくことになります。これらの内容と形式は卒業論文に備えるためのものでもあります。最終レポートは,評価ポイントを示したチェックシートを添付して返却します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
単位の評価は,各提出物の期限内の提出(2回の中期課題および最終課題)をもって行います。なお,全提出物の3分の2以上の提出・かつ3分の2以上の出席をもって成績評価の対象とします。ただし出席の取り扱いは,新型コロナウイルス感染症の感染状況により,変更されることがあります。成績評価の内訳は,中期課題(30%×2回),最終課題(40%)とします。 |
テキスト /Required Texts |
なし |
参考図書 /Reference Books |
授業内で適宜紹介します |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | オリエンテーション | |
2 | 第2回 | 心理実験の導入 | 「統制の錯覚」実験 | |
3 | 第3回 | Excelでのデータ処理① | Excelの基本操作 | |
4 | 第4回 | Excelでのデータ処理② | 表とグラフの作成① | |
5 | 第5回 | Excelでのデータ処理③ | 表とグラフの作成② | |
6 | 第6回 | Excelでのデータ処理④ | Excel回のまとめ | |
7 | 第7回 | SPSSでのデータ処理① | SPSSの基本操作 | |
8 | 第8回 | SPSSでのデータ処理② | 変数間の関連性の分析 | |
9 | 第9回 | SPSSでのデータ処理③ | 条件間の差の分析 | |
10 | 第10回 | SPSSでのデータ処理④ | SPSS回のまとめ | |
11 | 第11回 | レポートの書き方① | レポートの構成 | |
12 | 第12回 | レポートの書き方② | 「統制の錯覚」実験のレポート化 | |
13 | 第13回 | レポートの書き方③ | 剽窃と引用 | |
14 | 第14回 | レポートの書き方④ | レポート回のまとめ | |
15 | 第15回 | 総括 | 授業の振り返り |