科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
日本語研究Ⅱ/Japanese Language Research Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
BB01461001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火2(後期)/TUE2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
福原 香織/FUKUHARA KAORI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈コース科目群〉/*** MAJORS *** 〈Course-Specific Classes〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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福原 香織/FUKUHARA KAORI | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
授業の方法 /Class Format |
【対面】講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
・この授業は⽇本語コース講義科⽬の⼀つです。 ・本学DPにある「共通教育等を通じて広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養している」「自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで良好なコミュニケーションをとることができる」ことを目指します。 ・日本人受講生には「日本語」=「国語」という観点を離れて一言語として日本語を見つめなおしてもらうこと、そして留学生には、日本語教科書では分からない日本語の使用実体を捉えてもらうことが目的です。具体的には、「好ましい言語行動とはどういうものか?」という疑問に対して、受講者が自分なりに答えを出すために必要な日本語の基本事項を学び、考察できるようになることです。前半で「敬語」「若者言葉、ら抜き言葉・さ入れ言葉」「豊かな日本語表現」を、後半で自分の考えを論理的・効果的に相手に伝えるために欠かせない「接続詞」を扱います。担当講師は貿易関連企業で5年以上、日本語教師として20年以上の実務経験があり、実社会での実践的観点から考察できるよう解説します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
大きくは「言葉によるコミュニケーションについて深く考え、場面や状況に応じた言語行動ができるようになる」ことです。具体的には、以下の3点です。 ①敬語の基礎知識と運用の原則を知り、自信をもって敬語が使えるようになる。 ②「好ましい言語行動」とは何か、自分なりに考えて行動することができる。 ③様々なパターンの接続詞を学び、自分の言いたいことを能動的かつ適切に相手に伝えることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
言語行動、敬語、日本社会、コミュニケーション、接続詞、伝える技術 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
練習問題やクイズなどを通じて、学生同士あるいは教師と学生が対話しながら進めます。また、授業中にグループワークも行うこともあります。テストはありません。学期末に、授業で学んだことに即した短いレポートを課します。詳しくは授業中に説明します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
日ごろから自分や周囲の人が使っている日本語(会話、LINEやメールのやり取りなど)、テレビ、インターネットなどで触れる日本語を意識的に観察することが、授業理解に大いに役立ちます。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
次の講義テーマに関する言語事実を見つけておくことが予習になります。専門用語が多いので復習も30分程度⾏ってください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
適宜、意見や感想を書いて提出してもらいます。次の週にフィードバックを行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・出席、質疑、グループワーク参加などの受講態度(30%) ・提出課題(30%) ・小論文(40%)学期末に小論文を書いてもらいます。テーマなどの詳細は授業中に説明します。 |
テキスト /Required Texts |
無し。プリントを配布します。 |
参考図書 /Reference Books |
『敬語』菊池康人,1997年,講談社学術文庫 『接続詞の技術』石黒圭,2016年,実務教育出版 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 1回目 | 日本人と日本語(1) | 日本語の起源は?現代日本人にとって日本語の問題点とは?世界の言語のなかで日本語のもつパワーは?など、日本語に関する基本的データを紹介、説明する。 | |
2 | 第2回 | 日本人と日本語(2) | 現代日本社会においてどのような言語行動が求められているのか。資料を参考に考察する。 | |
3 | 第3回 | 敬語(1)尊敬語① | ・敬語の分類と形式、仕組みを理解し、敬語使用のハードルを下げる。 ・尊敬語の形式、使用実態・場面などについて詳しく学ぶ。 |
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4 | 第4回 | 敬語(2)尊敬語② | 第3回に続いて、尊敬語について詳しく学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 敬語(3)謙譲語① | 謙譲語の形式、使用実態・場面などについて詳しく学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 敬語(4)謙譲語② | 第5回に続いて、謙譲語について詳しく学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 敬語(5)まとめ | ・これまで学んだ敬語について練習問題で確認。さらに、敬語使用において特に留意しておきたいことや、その他適切な敬意表現などについても学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 若者言葉 | 若者言葉の使用実態・特徴を挙げ、肯定的な面と否定的な面について考察する。 | |
9 | 第9回 | 豊かな表現(1) | 豊かな日本語表現とは何か、具体例を挙げながら考察する。また、「ら抜き言葉」「さ入れ言葉」など文法的な間違いと使用実態の隔たりについても説明する。 | |
10 | 第10回 | 外国人と日本語 | 多文化共生社会を目指す日本で広がりつつある「やさしい日本語」について学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 論理的表現 接続詞(1) | 相手に自分の思いや考えを伝えるために、どのような言葉が必要なのかを考える。ここでは論理的表現に欠かせない「接続詞」の重要性について理解する。 | |
12 | 第12回 | 論理的表現 接続詞(2) | 接続詞の文法的基礎知識を学び、使用のために必要な考え方を身につける。 | |
13 | 第13回 | 論理的表現 接続詞(3) | 練習問題を通じて、接続詞の効果について考える。 | |
14 | 第14回 | 言葉とコミュニケーション | 言葉とコミュニケーションはどのような関係にあるのか。日本社会における「好ましい言語行動」とはどのようなものか?多角的観点を紹介し、その妥当性について考察する。 | |
15 | 第15回 | まとめ | これまでの授業内容を踏まえ、好ましい言語行動についての小レポートを作成する。 |