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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
中国の歴史Ⅰ/中国の歴史と国際関係/Chinese History Ⅰ
授業コード
/Class Code
BB01022002
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
金1(後期)/FRI1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
菊地 俊介/KIKUCHI SHYUNSUKE
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈コース科目群〉/*** MAJORS *** 〈Course-Specific Classes〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
菊地 俊介/KIKUCHI SHYUNSUKE グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
この科目では、学部のディプロマ・ポリシーが掲げる「言語の基礎にある多様な社会、文化、歴史、政治、経済などについて幅広い知識や教養を身に付けること」を目指し、中国の歴史、特に現代中国や日中関係を考える上で重要な近現代の歴史について学びます。加えて、外国の歴史を学ぶことは他者理解を深めることでもありますので、同じく学部のディプロマ・ポリシーが掲げる「他者と協調、協働できるコミュニケーション力を持つこと」にもつながるはずです。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.中国近現代史の全体像を説明できる。
2.歴史に関する書籍を読み、その内容を説明できる。
授業のキーワード
/Keywords
中国近現代史
授業の進め方
/Method of Instruction
テキストの内容を理解するために必要な基礎知識の解説をした上で、テキストの内容に沿った講義をします。
予習・復習のための課題プリントを併用し、知識の定着を図ります。毎回、講義の後に課題プリントを配布します。テキストとノートを参照しながら完成させて授業時間内に提出するプリントと、持ち帰って完成させ、次回の授業に持参して提出するプリントと両方あります。
履修するにあたって
/Instruction to Students
テキストとして指定する書籍を購入し、毎回の授業に持参する必要があります。
この授業用のノートを1冊用意することを勧めます。まとめて整理できるならルーズリーフ等でも構いません。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
予習、復習いずれも基本はテキストを読むことです。その上で、毎回の講義の後に配布される課題プリントを完成させる必要があります。
授業やテキストの内容に関する学習を深めたい、或いは基礎知識を補いたい場合に、図書館に行って下記「参考図書」に挙げるような文献を読むことも必要になります。
(予習、復習にかける時間はそれぞれ目安として1時間程度)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業で配布する課題プリントを毎回提出する必要があります。課題プリントは、授業時間内に完成させてその場で提出するものと、授業時間外に完成させて次回の授業に持参して提出するものと、両方あります。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
定期試験(30%):授業で学習した基礎知識を問う試験です。合計15回の授業のうち、10回以上出席した学生は受験することができます。
課題プリント(70%):毎回の授業に出席して提出する予習、復習のためのプリントを通して、学習の達成度を測ります。
※定期試験を受験することを、単位認定のための条件とします。したがって、課題プリントだけで60%以上の成績に達しても、定期試験を受験しなければ単位を認定しません。
テキスト
/Required Texts
小野寺史郎『中国ナショナリズム 民族と愛国の近現代史』,中公新書,2017年,860円+税
参考図書
/Reference Books
田中仁・菊池一隆・加藤弘之・日野みどり・岡本隆司・梶谷懐『新図説中国近現代史:日中新時代の見取図』改訂版,法律文化社,2020年
冨谷至・森田憲司編『概説中国史 下:近世-近現代』昭和堂,2016年
吉澤誠一郎『シリーズ中国近現代史 ① 清朝と近代世界:19世紀』,岩波新書,2010年
川島真『シリーズ中国近現代史 ② 近代国家への模索:1894-1925』,岩波新書,2010年
石川禎浩『シリーズ中国近現代史③ 革命とナショナリズム:1925-1945』,岩波新書,2010年
久保亨『シリーズ中国近現代史④ 社会主義への挑戦:1945-1971』,岩波新書,2011年
高原明生・前田宏子『シリーズ中国近現代史 ⑤ 開発主義の時代へ:1972-2014』,岩波新書,2014年
菊池秀明『中国の歴史10 ラストエンペラーと近代中国』,講談社学術文庫,2021年
天児慧『中国の歴史11 巨龍の胎動』,講談社学術文庫,2021年
横山宏章『中華民国』,中公新書,1997年
天児慧『中華人民共和国史』新版,岩波新書,2013年
並木頼寿・杉山文彦編著『中国の歴史を知るための60章』,明石書店,2011年
吉澤誠一郎編著『歴史からみる中国』,放送大学教材,2013年
岸本美緒『中国の歴史』,ちくま学芸文庫,2015年
山本英史『中国の歴史』増補改訂版,河出書房新社,2016年
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 序章 伝統中国の世界観 ナショナリズムとは何か。その世界史的背景と、東アジア世界の伝統的な秩序、清末の社会変容と対外関係
※学習方法については、「授業の進め方」の項目を参照。以下同様。
2 第2回 第1章 中国ナショナリズムの起源 1895~1911
1 王朝から国家へ
日清戦争以降の清朝における近代化の試み
3 第3回 第1章 中国ナショナリズムの起源 1895~1911
2 「中国を作る」―梁啓超の試み
国民国家「中国」という概念の創出とその歴史的背景
4 第4回 第1章 中国ナショナリズムの起源 1895~1911
3 「排満」の是非をめぐって―立憲派と革命派の確執
「民族」という概念をめぐる論争、辛亥革命
5 第5回 第2章 模索する中華民国 1912~1924
1 中華民国の公定ナショナリズム
中華民国の建国と国家統合の試み
6 第6回 第2章 模索する中華民国 1912~1924
2 二十一ヵ条要求と対日感情
第一次世界大戦から五四運動まで、ナショナリズムの芽生え
7 第7回 第2章 模索する中華民国 1912~1924
3 第一次世界大戦後の転換―世界主義・国家主義・社会主義
第一次世界大戦が中国社会にもたらした影響、新文化運動、中国共産党の結成
8 第8回 第3章 反帝国主義の時代 1925~1945
1 国民革命と日中関係
第一次国共合作から南京国民政府による中国統一まで
9 第9回 第3章 反帝国主義の時代 1925~1945
2 満洲事変と国民政府
満洲事変から第二次国共合作に至るまで
10 第10回 第3章 反帝国主義の時代 1925~1945
3 日中全面戦争
日中戦争と社会の諸相
11 第11回 第4章 東西冷戦と社会主義の時代 1945~1971
1 国共内戦と国際関係
国共内戦から中華人民共和国の建国まで
12 第12回 第4章 東西冷戦と社会主義の時代 1945~1971
2 社会主義と愛国主義
中華人民共和国の建国からプロレタリア文化大革命まで
13 第13回 第5章 現代の世界と中国 1972~2016
1 改革開放の光と影
中華人民共和国の外交、改革開放から天安門事件まで
14 第14回 第5章 現代の世界と中国 1972~2016
2 台頭する中国と愛国主義
現代の「中華民族」論と愛国教育
15 第15回 終章 「大国」中国のゆくえ 歴史を通して考える現代中国

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