科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
地域文化理解Ⅲ/Understanding of Regional Cultures Ⅲ |
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授業コード /Class Code |
BB00641001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期)/WED2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
為村 啓二/IMURA KEIJI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈コース科目群〉/*** MAJORS *** 〈Course-Specific Classes〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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為村 啓二/IMURA KEIJI | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
授業の方法 /Class Format |
パワーポイントを使った講義形式で授業を進める。 毎回の授業の終わりに、理解度を把握するために小レポートを課す。 特別警報(すべての特別警報)または暴風警報発令の場合(大雨、洪水警報等は対象外)の本科目の取扱いについて ⇒授業を実施します。 ただし、避難指示、避難勧告が発令されている場合はご自身の安全を最優先にし、自治体の指示に従って行動してください。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義科目は、ディプロマポリシーの中でも「3.言語の基礎にある多様な社会、文化、歴史、政治、経済などについて幅広い知識や教養を身に付けることができる」ことを目的としている。また、「地域文化理解Ⅲ」では英語圏の文化など様々側面を学ぶ事により、異文化間コミュニケーションに必要な基礎知識を提供する事を目的とする。英語発祥の地イギリスの成り立ちを歴史的に検証し、その後ヨーロッパ文化との交流、植民地政策による他国への文化的影響などを理解する事により英語でのコミュニケーションを円滑にする。 なお、この授業の担当者は、外資系航空会社で営業、マーケティング業務を30年以上経験している、実務経験のある教員であるので、より実践的な観点からイギリスの歴史・社会・文化を解説出来る。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1)英語圏文化を理解するための基本的な歴史的背景を理解することが出来るようにする。 2)英国文化、宗教、政治を通じて英国社会への理解を深め、異文化理解のアプローチが出来るようになる。 3)異質な文化を深く理解することにより、コミニュケーションに必要な寛容力と対応力を身につけることが出来る。 |
授業のキーワード /Keywords |
英語圏文化 英国史 英国人 英国王室 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
インタラクティブな講義形式の授業を行います。その為には予習・復習は勿論の事、自身の考えをまとめ発表する事が必要とされます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業で学習した内容を必ず1時間ほど復習して下さい。また、課題を出した際には必ず予習として事前学習が必要となります。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業への積極的参加や取り組み、提出課題などを総合して評価します。 授業への参加、課題、感想など60% レポート 40% |
テキスト /Required Texts |
授業中に適宜指示します。講義はパワーポイントを使用。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | イントロダクション、講義内容、講義方法、目標設定。 | |
2 | 第2回 | イギリス誕生の歴史 | イギリス先住民ケルト人の「ケルト文化」、ローマ帝国、大陸より渡ってきたアングロ・サクソン人のなど様々な民族、文化に影響を受けたイギリスの歴史を学ぶ。 | |
3 | 第3回 | イギリス中世・現代史 | イギリス帝国誕生の歴史と世界の四分の一を支配したこの帝国が世界に及ぼした影響力を検証する。また帝国樹立から衰退に至る歴史の中からイギリスが世界に残した足跡を分析する。 | |
4 | 第4回 | イギリス文化(文学・芸能) | イギリス文学がそれぞれの時代で生まれた背景とそれらの文学・芸能が今日に与えた影響を検証する。シェイクスピアをはじめイギリス文学を代表する作品を紹介し、解説する。 | |
5 | 第5回 | イギリス文化(芸術・音楽) | イギリスの芸術、音楽はヨーロッパ諸国とは違った道を歩んでいる。イギリスの芸術の原点は何なのか、その特徴と世界観を感じ取る。 | |
6 | 第6回 | イギリス王室の歴史1 | 約1000年の歴史を有するイギリス王室は日本の皇室とは異なる継承を続けてきた。歴史の中でイギリス王室が如何に生まれ受け継がれたのか、またそれぞれの時代の王室が果たした役割を検証する。 この回では1066年誕生から薔薇戦争終結ののち誕生したチューダー王朝までの歴史を学ぶ。また、イギリス国教、清教徒革命に至る背景とそれらが及ぼした影響をも合わせて検証する。 | |
7 | 第7回 | イギリス王室の歴史2 | スコットランド王ジェームズ6世がイングランド王として即位した後、ピューリタン革命により波乱の王室の歴史が始まる。その後イギリス植民地政策、産業革命と新たな時代に王室はどのような役割果たしたかを検証する。 | |
8 | 第8回 | イギリスの政治 中世 | 中世における議会の役割は国王に助言を与える機関であったが、その後その形を時代とともに変えてゆく。また現代の二院制の原点は庶民と貴族にある。議会が中世社会にいかなる役割をなしてきたのか、近代の政治の原点を考察する。 | |
9 | 第9回 | イギリスの政治 近代 | 二大政党制が政治システムの中でどのような役割を果たしてきたのか、また議会政治が民主化につながった過程を観察する。 | |
10 | 第10回 | イギリスの教育制度 | 宗教、社会階層、階級等に深い繋がりがあるイギリス教育制度の歴史と現在の制度改革後の教育について学ぶ。大学が如何に教育、研究機関としての質を維持し、世界に門戸を開いているかの現状についても検証する。 | |
11 | 第11回 | イギリスの外交 | イギリスが世界帝国を築き上げた背景には資源に恵まれずヨーロッパ大陸から隔離された島国であったことが考えられる。帝国が世界に対して影響力を持ち続けることが出来た背景にはイギリス外交戦略がその大きな役割を果たしたと考えられる。イギリス外交史を学ぶことによりイギリスの本質を理解することが出来る。 | |
12 | 第12回 | イギリスとヨーロッパ諸国 | 2016年国民投票の結果, EUからの離脱を宣言した。第二次世界大戦後進めてきた欧州統合の一大プロジェクトの転換期を迎える事となった。離脱に至った背景とこれからのイギリスならびに欧州各国との関係について考察する。 | |
13 | 第13回 | イギリスとアメリカ | 世界の超大国アメリカの誕生にはイギリスからの「プリグリムファーザーズ」、その後のイギリスなどの植民地政策が大きく関わっている。この回ではイギリスがアメリカ建国にどのように関わったのかを検証するとともに、現在の両国の関係性について考察を加える。 | |
14 | 第14回 | イギルス人気質とサブカルチャー | ジョン・ブルとはいかなるものか、その擬人化された国家像を多方面から検証する。また、イギリス発の庶民文化などを幅広く研究する。 | |
15 | 第15回 | イギリス 展望と課題 | イギリスの地勢学的見地から生まれた多くの思想、政治哲学、文化、言語、体制を総合的に評価して、現在のイギリスが抱える課題と将来への展望を検証する。 |