科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
地域文化理解Ⅱ/Understanding of Regional Cultures Ⅱ |
---|---|
授業コード /Class Code |
BB00631001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火5(後期)/TUE5(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
為村 啓二/IMURA KEIJI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈コース科目群〉/*** MAJORS *** 〈Course-Specific Classes〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
為村 啓二/IMURA KEIJI | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
授業の方法 /Class Format |
パワーポイントを使った講義形式で授業を進める。毎回の授業の終わりに、 理解度を把握するために小レポートを課す。 特別警報(すべての特別警報)または暴風警報発令の場合(大雨、洪水警報等は対象外)の本科目の取扱いについて ⇒授業を実施します。 ただし、避難指示、避難勧告が発令されている場合はご自身の安全を最優先にし、自治体の指示に従って行動してください。 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
本講義科目は、ディプロマポリシーの中でも「3.言語の基礎にある多様な社会、文化、歴史、政治、経済などについて幅広い知識や教養を身に付けることができる」ことを目的としている。また、「地域文化理解Ⅱ」ではアジア圏の文化など様々側面を学ぶ事により、異文化間コミュニケーションに必要な基礎知識を提供する事を目指す。また、この講義では異文化を学習すると同時に日本の文化を理解することにより、異文化理解をより深めることを目的としている。異文化を理解するためには自国の文化をその対比によって理解する方法がより効果的である。また、欧米中心の文化を学ぶ機会が多いがそれ以外の文化を日本文化と比較し、歴史的に異文化文化交流を理解する事である。 なお、この授業の担当者は、外資系航空会社で営業、マーケティング業務を30年以上経験している、実務経験のある教員であるので、より実践的な観点からアジアの現状などを詳しく解説出来る。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1)日本の文化の成り立ち、外国からの影響を歴史的に観察し異文化の中の日本文化を理解出来るようになる。 2)アジアの文化を理解するための基本的な歴史的背景を理解することが出来るようになる。 3)アジア諸国の文化、宗教、政治を通じて異文化社会への理解を深め、異文化理解のアプローチが出来るようになる。 4)異質な文化を深く理解することにより、コミニュケーションに必要な寛容力と対応力を身につけることが出来る。 |
授業のキーワード /Keywords |
異文化理解 アジア 植民地政策 帝国主義 世界文化遺産 宗教 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
インタラクティブな講義形式の授業を行います。その為には予習・復習は勿論の事、自身の考えをまとめ発表する事が必要とされます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
|
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業で学習した内容を必ず1時間ほど復習して下さい。また、課題を出した際には必ず予習として事前学習が必要となります。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
|
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業への積極的参加や取り組み、提出課題などを総合して評価します。 授業での参加、毎回出席カードへの感想など60% レポート試験 40% 最終授業日にレポート試験を実施する。 |
テキスト /Required Texts |
授業中に適宜指示します。講義はパワーポイントを使用。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | オリエンテーション | イントロダクション、講義内容、講義方法、目標設定。 | |
2 | 第2回 | 日本の成り立ち | 日本国の成り立ち、地政学上の特徴、気候による影響、民族、文化交流などを歴史的に分析し今日の日本の姿を浮き彫りにする。また、諸外国のと交流の歴史、その後の影響についても検証する。 | |
3 | 第3回 | 近代化日本への道のり | 明治維新を迎えた日本は一気に近代化へ進んでいった。その間多くの先進国との交流により多くのものを学び、独自に発展させていった歴史を振り返る。西洋諸国との交流は近代日本には欠かすことが出来なかった大きな転換期でもあった。この時代に大きな影響を受けた西洋文化について考察を行う。 | |
4 | 第4回 | 日本人と宗教 神道、仏教と儒教 | 多くの文化の伝承とともに宗教が主に中国より伝えられ、日本独自の神道と如何に両立していったのか。また、古代中国の儒教の教えが日本で独自の成長を遂げた。独自の日本文化を作り上げた背景を宗教の歴史と共に検証してゆく。 | |
5 | 第5回 | 東南アジアの特徴 | 東南アジアの生活文化様式、民族、宗教などを検証する。海上貿易により諸外国の文明の影響を強く受けた。 | |
6 | 第6回 | 東南アジアの国家の歴史 | 海のシクルロードと言われる東南アジアではそれぞれの交易の中で多様化した文化が生まれる。 | |
7 | 第7回 | 交易の時代 繁栄と諸外国の影響 | 航海技術の発達により東南アジア域内だけではなく、中近東、ヨーロッパ諸国との交易が始まり繁栄の時期を迎える。 | |
8 | 第8回 | 18−19世紀の東南アジア国家の成立 | 海上交易で繁栄した東南アジアの諸国は陸上を中心に様々な王朝が生まれ、新たな時代を迎える。 | |
9 | 第9回 | ヨーロッパ諸国の植民地支配と経済再編成 | 帝国主義下の時代の植民地としてそれぞれ国家が形成され、本格的に支配を受ける。イギリス帝国の覇権の下、輸出供給源の役割を演じる。 | |
10 | 第10回 | アジア・太平洋地域文化 | アジア・太平洋地域の文化は時代の流れの中で他国の影響を受けながら今日の姿となっている。多くの国家、民族、宗教が混ざり合い複雑な関係にある。また、今日では世界で最も経済的に発展を続けている地域でもある。同地域の文化を知ることにより、今後この地域がどのような役割を果たすかの考察する。 | |
11 | 第11回 | アジアの中の日本 アジア諸国との交流の歴史 | 戦前日本が唱えた「大東亜共栄圏」構想の下、日本が占領したアジア諸国。文化的にも大きな影響をアジア諸国に与えた。また、戦後日本は経済協力、援助を中心に多くの関わりを同地域に持ち続けている。アジアの先進国として、今後これら地域との関係はますます重要になってくる。日本にとってのアジア諸国の重要性に考察を加える。 | |
12 | 第12回 | アジアの国家と宗教 |
交易の中継地点として発達したアジアの諸国は様々な宗教が存在し、特色ある文化を形成している。 | |
13 | 第13回 | アジアの文化的遺産1 | 中近東・東アジア・南アジアにある世界文化遺産を解説する。 | |
14 | 第14回 | アジアの文化的遺産2 | 東南アジア・東アジアの世界文化遺産を学ぶ。 | |
15 | 第15回 | 総括 | グローバル化が進む中、文化、宗教、言語が異なる様々な国々との交流の機会は今後益々増大すし異文化への理解とその対応が必要となる。世界中の異文化の存在を認識し、その違いの本質を理解することが重要である。日本人として如何に異文化と接すれば良いかを考察する。 |