科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
グローバル化と国際協力/Globalization and International Cooperation |
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授業コード /Class Code |
BB00102001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(前期)/MON3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
為村 啓二/IMURA KEIJI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部科目群〉/*** MAJORS *** 〈Faculty Common Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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為村 啓二/IMURA KEIJI | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
授業の方法 /Class Format |
パワーポイントを使った講義形式で授業を進める。 毎回の授業の終わりに、理解度を把握するために小レポートを課す。 特別警報(すべての特別警報)または暴風警報発令の場合(大雨、洪水警報等は対象外)の本科目の取扱いについて ⇒授業を実施します。 ただし、避難指示、避難勧告が発令されている場合はご自身の安全を最優先にし、自治体の指示に従って行動してください。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義科目は、ディプロマポリシーの中でも「3.言語の基礎にある多様な社会、文化、歴史、政治、経済などについて幅広い知識や教養を身に付けることができる」ことを目的としている。グローバリズムが進む現代社会においての諸問題を取り上げ、国際協力を通じて人道的、道徳的支援を提供する事の必要性と地球規模の問題への取り組みを学ぶ事が出来る。 なお、この授業の担当者は、外資系航空会社で営業、マーケティング業務を30年以上経験している、実務経験のある教員であるので、より実践的な観点からグローバリズムや発展途上国の現状について解説出来る。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1)グローバル化した社会の新たな諸問題を学ぶ事ができるようにする。 2)国際社会が如何に形成され、どのように統治されてきたかを学ぶ事により現在のグローバル化の理解を深める事ができるようにする。 3)地球規模の諸問題が何であるか、またそれが我々にどのように関わっているかを理解できるようにする。 4)国際協力とは何かをその仕組み、主体者は誰なのか、またその対象となる諸問題を通じて理想的な国際社会とはどのようなものかを考えられるようにする。 |
授業のキーワード /Keywords |
政府開発援助、NGO、貧困問題、地球温暖化、食糧危機 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
インタラクティブな講義形式の授業を行います。その為には予習・復習は勿論の事、自身の考えをまとめ発表する事が必要とされます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
世界で起こっている地球問題 (環境、食料、人口など)に関するニュースなどに関心を持つ事。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業で学習した内容を必ず1時間ほど復習して下さい。また、課題を出した際には必ず予習として事前学習が必要となります。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業への積極的参加や取り組み、提出課題などを総合して評価します。 授業への参加、課題、感想など60% レポート 40% |
テキスト /Required Texts |
授業中に適宜指示します。講義はパワーポイントを使用。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | イントロダクション、講義内容、講義方法、目標設定。 | |
2 | 第2回 | グローバリズムの歴史とその背景 | 「グローバリズム」が国際社会の中で如何に成長し、我々の生活にどの様に影響してきたかを時代背景と共に紐解いてゆく。 | |
3 | 第3回 | グローバリズムの現状と将来の姿 | グローバル化が進んだ今日、国際関係、開発、経済、公共政策など多方面にその影響が出ている。地球規模の問題としてその現状を分析し解説する。また近い将来起こりうる諸問題についても考察を加える。 | |
4 | 第4回 | 国際社会を形成する単位とは | 国際社会を形成する国家、民族、宗教、主義などの基本的要素の理解を深める事により、グローバル社会の多様性を理解する。 | |
5 | 第5回 | 国際協力とは何か | 一般に言われる国際協力の活動は幅広く多様化している。国際協力の必要性を平和、人権、経済開発、地球環境など多方面から考える。 | |
6 | 第6回 | 政府による開発援助 | 先進国政府が直接または間接的に途上国に対して経済協力を行っているが、日本独自の国際協力を分析してその課題を明らかにする。また他国が行っている政府開発援助を参考に今後の日本の援助のあり方を考察する。 | |
7 | 第7回 | NGOによる民間協力と多国籍企業の役割 | NGOの活動は医療、食料など多くの分野で活動を行い目覚しい成果をあげてきている。国際協力の有力な担い手としてのNGO活動の成果とこれからの展望を考えてゆく。また、多国籍企業がこれまでに果たした役割もその規模やスピードは目覚ましいものがあり、企業活動が国際協力に及ぼす影響は大きい。政府には出来ない援助、協力を企業は行っているが、その条件、限界について検証する。 | |
8 | 第8回 | 途上国開発のプロセス | 世界の東西問題は未だ未解決であるが、その緊張は緩和されつつある。しかしながら南北問題は未だ多くの問題を抱えている。先進国が途上国援助を行う際に何を目的にどのように進めるべきなのかを検証してゆく。 | |
9 | 第9回 | 国際文化協力と教育分野への国際協力 | 異文化理解が多くの紛争、衝突を避ける方法の一つである。互いの国の違った文化を理解し合い、尊重することで相互理解が生まれ、協力活動を受け入れることが出来る。また、教育活動により識字率を上げ、途上国側が援助の目的を正しく理解することも重要である。教育改善の効果について考察を加える。 | |
10 | 第10回 | 人権問題、環境問題、難民問題への取り組み | 世界中での人権、環境、難民等の現状を学ぶと共にそれらの諸問題にどの様に取り組んでいるかを学ぶ。また、これら国内問題を含む諸問題について分析し課題を明らかにしてゆく。 | |
11 | 第11回 | 地球環境問題と貧困問題への取り組み | 現在地球規模で進行している環境の問題は人類の最大の問題でもある。人間の生存基盤を揺るがしかねない環境の問題の深刻さとその複雑な構造を理解する。また、貧困削減の為の経済成長は新たな環境問題を生むという面も持ち合わせていることへの考察を加える。 | |
12 | 第12回 | 食糧安全保障と教育・保健・医療分野の対応 | 健康的な生活を営む為には食料安全保障は基本的な問題である。また、同時に教育を受ける権利、健康的な生活に必要な保健、医療など途上国だけの問題ではなくなっている。国境を超え交通網の発達で国家間移動が安易になった今日、世界規模で捉えなければならない課題でもある。 | |
13 | 第13回 | 国際協力が生み出す問題 | 国際協力がその国の環境、政治に大きく影響を及ぼし新たな問題を生み出している事象がある。国際協力を行う際にその協力、援助が与えるプラス面、マイナス面を十分に認識して行う必要がある。過去の事象からその裏に隠れた諸問題を分析するする。 | |
14 | 第14回 | グローバル・ガバナンス | 1990年代以降急激に変化した国際情勢の中、グローバルな課題に国際社会が動き出した。国際開発援助が進む中その主体をなすものは誰なのか。環境、国際テロ、食料、難民などの諸問題を解決するにはもはや一国の力では到底対応出来ない。国際秩序、国際規範が成立し維持させる為には何が必要かを検証する。 | |
15 | 第15回 | 日本の国際協力 今後の課題 | 経済大国日本がこれから国際社会で如何に貢献できるのか。政府のみならず企業、団体、個人などあらゆるレベルでの積極的参加が求められる。国際協力を取り巻く環境が変化する中でいかに日本が協力体制を構築できるのか、また国際機関、団体の中でどの様な役割を演じる必要があるのかを理解する。 |