科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
グローバル・コミュニケーション入門/Introduction to Global Communication |
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授業コード /Class Code |
BB00061001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水1(後期)/WED1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
眞島 淳/MASHIMA JUN |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部科目群〉/*** MAJORS *** 〈Faculty Common Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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東 淳一/AZUMA JUNICHI | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
下岡 邦子/SHIMOOKA KUNIKO | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
眞島 淳/MASHIMA JUN | グローバル・コミュニケーション学部/Global Communication |
授業の方法 /Class Format |
講義、演習、実習 対面授業 オンライン授業になった場合の指示および資料配布場所: GCsquare |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業科目は以下のディプロマ・ポリシーと深く関係する科目である。 2. 他者と協調、協働できるコミュニケーション力を持つことができる。 3. 言語の基礎にある多様な社会、文化、歴史、政治などについて幅広い知識や教養を身に付けることができる。 この授業科目は「学部共通科目群」に属し,「異文化コミュニケーション論」や「グローバル化と言語」といった科目の基礎科目として位置づけられる。国境を越えた人・モノ・情報の移動が盛んになっているグローバルな現代において,異なる言語や文化を持つ人間同士のコミュニケーションについての知識を修得し,その重要性が理解できることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
以下について興味を持ち,適切な方法を用いて意見を述べることができる。 ・コミュニケーションの多様性と普遍性 ・企業とコミュニケーション ・社会と言語の多様性 ・他者への好奇心と他者感覚の定義とその重要性 ・異文化理解と異文化コミュニケーション ・多文化共生における言語の位置づけ |
授業のキーワード /Keywords |
異文化理解、多文化共生、グローバル・コミュニケーション |
授業の進め方 /Method of Instruction |
東、下岡、眞島の3人の教員がオムニバス形式で講義をする。また、ゲストスピーカーによる講演を行うこともある。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
初回の授業の前に、 GCsquareに登録済みであること。最初1〜5回までの授業では、対面であっても各種解説、演習、レポート提出のためGCsquareを使います。 <GCsquare 利用準備について> 授業で GCsquare を使用するためには、事前に初回ログインを終えておく必要があります。下記の手順にしたがって、初回ログインを行ってください。 1. 学内ネットワークを利用する ※学外で GCsquare にログインする場合には、2の手順へ進んでください。 学内でインターネットに接続するために、事前に大学から配布されている統合認証用ユーザ名とパスワード を使って、認証を行ってください。 ① ウェブブラウザを起動してください。 ② ユーザ名とパスワードを入力してください。 ③ 「ログイン」ボタンをクリックまたはタップしてください。 ④ 神戸学院大学のサイトが確認できれば、認証完了です。続いて「2. GCsquare の初回ログイン」へ。 2. GCsquare の初回ログイン ① ウェブブラウザの URL 入力欄に「http://gcsquare.kobegakuin.ac.jp/」と入力してください。 ② ログイン画面で、統合認証用ユーザ名とパスワードを入力して、「ログイン」ボタンをクリックまたはタップしてください。 ③ ログインできると、プロフィールの編集画面が出てくるので、以下の通り入力してください。(全て入力必須の項目です。) (1) 学籍番号:Bで始まる学籍番号(半角英字) (2) 名前:姓名(漢字)(全角) (3) メールアドレス ※大学のメールアドレスが表示されていますので、変更しないで下さい。 ④ 画面の一番下にある「プロファイルを更新する」ボタンをクリックまたはタップしてください。 ⑤ 「プロファイルを更新する」ボタンをクリックまたはタップすると、自分のダッシュボードページに移動します。 以上で、GCsquare のユーザ登録は完了です。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業時間外に必要な学修時間の目安は週1時間である。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
各回担当教員の指示に従い、提出すること。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
平常点(60%)、レポート(もしくは試験)(40%) 平常点には授業中の貢献度(態度・質疑・発表を含める)などが含まれる。 |
テキスト /Required Texts |
中西のりこ・仁科恭徳編著(2018) 「グローバル・コミュニケーション学入門」 三省堂。(ISBN: 978-4-385-36416-2、2,300円プラス税) |
参考図書 /Reference Books |
授業中に適宜指示する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | グローバル・コミュニケーションとは何か | 現在、あるいは過去からも含めグローバル・コミュニケーションといえるものが存在してきました。音楽を聴いて、あるいは絵画やダンスを見て感動するなどから考えると、芸術活動は一種のグローバル・コミュニケーションであるといってよいでしょう。よりよい社会の構築をめざしてこれから私たちが実践すべき新しいグローバル・コミュニケーションは、このようなすでに存在するグローバル・コミュニケーションの実態を分析することから始めないといけません。また、受講生の対多数をしめる日本人にとって、再度日本語と日本文化を深く掘り下げて学び、そこを出発点としてグローバル・コミュニケーションを考えねばならないでしょう。そして、一番実践可能なものとしては、異なる言語、異なる文化をもつ人々とどのように対峙するか、どのようにコミュニケーションを行うのかという視点からの行動があります。これらすべてがこの授業で扱われることになりますが、その概観を解説します。 テキスト:5章、7章 (東) |
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2 | 第2回 | 見た目、そして色彩 | 一般的に人の印象は見た目が大きく左右することが知られている。この「見た目」というのは一体何なのだろう。ビジュアルな情報といえば、文化によってその意味するところが異なる場合もあるものの、色彩もある程度グローバルにあるメッセージを私たちに発信してくれる。人の視覚的なイメージ、そして色彩について検討を加えてみます。 テキスト:2章、9章 (東) |
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3 | 第3回 | 絵文字のもつ力 | NSなどでお馴染みの絵文字。これはもともとはテキストを入力するときの個々の文字(キャラクター)によって作られました(^_^)/。しかし、スマートフォンが登場すると、現在のようなグラフィック型の絵文字が登場します。現在の絵文字はコミュニケーションにおいてどのような働き方をするのでしょう。また、他国でも絵文字は使用されているのでしょうか。絵文字を少し言語学的に掘り下げて考えるとともに、視覚情報が教育やビジネスでどのように使われてきたのかについても調べてみます。 テキスト:3章、11章 (東) |
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4 | 第4回 | メディアとグローバル・コミュニケーション | グローバル化は、実はメディアの変遷が大きく関わっています。特にインターネット関連のさまざまな技術が今のグローバル化を押し進めてきたといっていいでしょう。インターネットのさまざまな規格、Webの作りの変遷、インタラクティブなWebページの実現、Content Management Systemの変遷、SNSの出現、オープンソースと新インターネット時代の著作権、GAFAの出現などについて考えます。 テキスト:12章 (東) |
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5 | 第5回 | グローバル社会を乗り切るために | ビジネスをする上でさまざまな交渉ごとのベースとなる考え方があれば、特にグローバルにビジネス展開する企業にとっては有益といえます。このベースとなる考え方として西洋社会中心に浸透しているのがマーケティングの考え方です。グローバル社会でビジネスを行うにあたっては、単にビジネスシーンで使われる英語会話などを学ぶだけでは不十分であり、ビジネスの基盤となる理論あるいはルールといえるマーケティングで用いられる語彙や概念を知っておく必要があります。マーケティングの考え方のうち、製品のライフサイクルと絡めてマーケティング・コミュニケーション、価格設定、新製品開発のあり方などを考えます。なお、第1回から第5回までの内容についての確認のための試験を実施します。(東) | |
6 | 第6回 | 異文化理解の意義 | 異文化理解の意義、文化の氷山モデル、文化の特徴、異文化適応の過程などグローバル・コミュニケーション、異文化理解における基本的な概念について学びます。(眞島) | |
7 | 第7回 | さまざまな価値観 | 世界の様々な価値観を例を挙げながら考察し、異文化受容について考えます。(眞島) | |
8 | 第8回 | コミュニケーションスタイル | ジョハリの窓、非言語コミュニケーション、アサーティブ・コミュニケーションについて学びます。(眞島) | |
9 | 第9回 | 日本における多文化の現状 | 日本の中の「多文化」の現状を考察し、行内における多文化共生の課題について考えます。(眞島) | |
10 | 第10回 | 多文化共生と外国語教育 | 多文化共生に向けた各種取り組み、「隣語(りんご)」を例に提言された「外国語学習のめやす」をもとに複数の外国語を学ぶ意義について考えます。(眞島) | |
11 | 第11回 | 日本の近現代史と日本語教育 | 近現代の日本がどのような目的で日本語教育を行ってきたかを学び、「私たちはなぜ外国語を学ぶのか」について改めて考えます。(下岡) | |
12 | 第12回 | 日本国内の日本語学習者 | 日本国内にいる多様な日本語学習者とその背景について学び、そのような人々との共生のあり方について考えます。(下岡) | |
13 | 第13回 | 日本語の特徴と様々な日本語 | 日本語の特徴と多様性について学び、言語を相対化して捉える視点を身につけます。(下岡) | |
14 | 第14回 | 海外の日本語教育と日本語教材 | 海外の日本語教育の現状について学びます。また、日本語を学ぶための教材にはどのようなものがあるかを知り、それらを通して、外国語環境で外国語を学ぶことの意味と難しさを考えます。(下岡) | |
15 | 第15回 | やさしい日本語 | 「やさしい日本語」という考え方と意義を学びます。また、「やさしい日本語」の実践を通して、「異文化コミュニケーション=外国語」という固定観念を取り払います。(下岡) |