科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
地球環境論/Environmental Policy and Studies |
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授業コード /Class Code |
BA01652001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火2(後期)/TUE2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
中嶌 一憲/NAKAJIMA KAZUNORI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門分野科目〉/*** MAJORS *** 〈Specialized Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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中嶌 一憲/NAKAJIMA KAZUNORI | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
地球環境問題の解決策を考える上で、経済学の視点から考えることは必要不可欠である。そのため、ミクロ経済理論に基づく環境経済学の基礎的な考え⽅を習得し、環境問題が発⽣する経済的要因、最適な資源配分の達成、環境政策の問題点および望ましい政策のあり⽅等に関して、理解を深めていくことを目的とする。また、経済学で⽤いられる数学に関しては適宜紹介する。なお、本講義は現代社会学科および社会防災学科のディプロマポリシー2(思考力・判断力・表現力等の能力)に関連する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
本講義は環境問題を経済学的視点から分析するために、環境経済学の基礎理論およびその応用を理解することを目標とする。具体的には、 ①環境問題をどのように経済学的に考えるのか、 ②環境問題を解決するために、どのような手段が有効なのか、 ③環境をどのように評価するのか、 ということについて、図を用いながら説明することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
費用便益分析、消費者余剰、生産者余剰、社会的余剰、市場の失敗、外部性、公共財、規制的手段、環境税、補助金、環境評価、支払い意思額、受取補償額、割引現在価値 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・講義はパワーポイントを用いて説明する。 ・講義資料はmanabaもしくはOneDriveよりダウンロードし持参する。(講義内での資料の見方は、印刷して持参、ノートPC・タブレット・スマホで見る等、どのような形態でも構わない) ・講義終了後に講義に関する質問やコメントを書いてもらい、次の講義の最初に教員が質問に答えたり、コメントを紹介するなどして情報共有をはかる。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
講義内容に関する質問、地球環境だけでなく防災をはじめとする様々な公共事業に関する質問、私の研究に関する質問など歓迎します。気軽にお声がけください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習として、講義の対象となる講義資料を前もって読んでおくこと(目安として1時間程度) 事後学習として、講義で出てきた図を用いて自分で一から説明する、講義資料の練習問題を解くなどして、講義内容を再確認すること(目安として1時間程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・中間テスト、期末テストを行う。 ・中間テスト受験者、期末テスト受験者に対して、テストの成績が悪かった場合に任意で追加レポートの提出を認める(ただし、課題については教員から指定する)。 ※新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては、定期試験の実施が困難となる可能性も想定されるため、レポートでの評価に変更する場合もある。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・中間テスト(40%)、期末テスト(60%)を基準として、追加レポートおよび受講態度(積極的な発言や質問等)を含めて総合的に評価する。 ・期末テスト後の追加レポートの提出資格は、中間テストおよび期末テストの両方を受験すること。 ※新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては、定期試験の実施が困難となる可能性も想定されるため、レポートでの評価に変更する場合もある(この場合、中間レポート(40%)、期末レポート(60%)を基準として、受講態度を含めて総合的に評価する)。 |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
・日引聡・有村俊秀『入門 環境経済学』(中公新書、2002) ・栗山浩一・馬奈木俊介『環境経済学をつかむ 第3版』(有斐閣、2016) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 1 | ガイダンス | 本講義の概要および目標 | |
2 | 2 | 消費者行動と生産者行動(1) | 需要曲線を理解する: 効用最大化問題、需要曲線、消費者余剰 | |
3 | 3 | 消費者行動と生産者行動(2) | 供給曲線を理解する: 利潤最大化問題、供給曲線、生産者余剰 | |
4 | 4 | 市場と社会の利益 | 市場のはたらきを理解する: 市場均衡、社会的余剰 | |
5 | 5 | 外部性と市場の失敗(1) | 環境問題はなぜ起こるのか: 外部性、市場の失敗 | |
6 | 6 | 外部性と市場の失敗(2) | 公共財がなぜ環境問題を引き起こすのか: 公共財、フリーライダー | |
7 | 7 | 公共財供給問題としての環境問題 | ゲーム理論によるアプローチ | |
8 | 8 | 中間テスト | 中間テストと解説 | |
9 | 9 | 最適な資源配分の達成 | 環境問題の下での資源配分、環境政策の比較 | |
10 | 10 | 交渉による環境問題の解決 | コースの定理、排出権取引 | |
11 | 11 | 環境の価値評価(1) | 環境評価の考え方 | |
12 | 12 | 環境の価値評価(2) | 環境評価の計測手法、適用事例 | |
13 | 13 | 費用便益分析 | 費用便益分析の考え方、応用 | |
14 | 14 | 期末テスト | 期末テストと解説 | |
15 | 15 | 到達度の確認 | 本講義のまとめと到達度の確認 |