科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
開発途上国論Ⅱ/Studies of Developing Countries Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
BA01561001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(前期)/TUE3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
水本 有香/MIZUMOTO YUKA |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門分野科目〉/*** MAJORS *** 〈Specialized Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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水本 有香/MIZUMOTO YUKA | 社会防災学科/Social Studies of Disaster Management |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目は、現代社会学部のDP1(知識を習得する)に関連する科目であり、グローバルな視野と豊かな教養による社会への貢献を行うことができることを目指す。今日、世界の開発途上国は、長年、多くの住民が劣悪な環境下で、貧困に苦しみ続けているおり、多くの開発途上国では、安全な水を得られない、義務教育を続けることができない、医者や薬不足から本来治る病気で生きることができないなどの問題が山積している。 従来、日本はかつて自らが受けてきた国際的な援助と同様に、途上国に対しても援助を行ってきた。しかしながら、それらの援助は途上国諸国の状況を充分に把握した上で実施されたものばかりではなかったため、状況は改善せず悪化、停滞するケースも少なくなかった。 同時に、国内に目を向けてみると、例えば大学がある兵庫県に約10万人の県民外国人がおり、わたしたちが生活する中で様々な問題を抱えている。 本講義では、途上国について研究する上で、「途上国=貧困」というイメージではなく、途上国と日本、日本の中の地域といった事例の間で往復しながら、新たな途上国の視点、新たな日本の視点を確認する。 また、この科目の担当者は、阪神・淡路大震災のほか、国内外の自然災害関連資料を調査する施設に勤務した実務経験のある教員です。且つ実践的教育から構成される授業科目です。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・自らが学ぶ兵庫県における開発途上国への協力活動について知ることが出来る。 ・開発途上国に関して自分の意見を発表出来る。 ・自ら、他者と協力しながら、開発途上国の発展につなげる活動のありかたを理解ことが出来る。 |
授業のキーワード /Keywords |
開発途上国、貧困、国際協力 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義中心で進めますが、対話型の授業方式を重視し、受講生からの意見など自発的な発言を求めます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業中のグループワーク等では積極的な発言を求めます。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前に、講義の対象となる内容について図書や雑誌、メディアなどを通じて情報収集して授業に臨んでください。 授業後は、授業の内容を整理して、理解が不十分であると感じた事項は、出席カードに記載するか、あるいは教員に質問するなどしてください。なお、予習には1時間の学修を要する。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回、授業中に作成した成果物及びレポートの提出などを求める。学生に対しては、コメントすることによってフィードバックする。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回の授業態度・授業への積極的貢献(40%)、レポートおよび成果物(60%)により評価する。 事前に、講義の対象となる内容について図書や雑誌、メディアなどを通じて情報収集して授業に臨んでください。 授業後は、授業の内容を整理して、理解が不十分であると感じた事項は、教員に質問するなどしてください。 |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
水本有香『途上国研究-法と開発、ガバナンス、市民社会』晃洋書房、2013年5月 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 授業の全体、自己紹介、授業の進め方、評価の仕方など。 | |
2 | 第2回 | 開発途上国の現状を知る | 開発途上国の現状を知り、経口補水塩の作成など。 | |
3 | 第3回 | 世界地図を描いてみる | 自分たちが住む世界のグローバル化を考える。 | |
4 | 第4回 | 教育と子ども | 開発途上国の教育の現状を考える。 | |
5 | 第5回 | 「貧困の環」ゲーム | 開発途上国の立場を理解し、課題を考える。 | |
6 | 第6回 | 日本の国際協力活動 | 日本が行う開発途上国の支援のあり方について考える。 | |
7 | 第7回 | 国際協力関連講演会 | 青年海外協力隊について、兵庫県出身の講師を招いて講演して頂く。 | |
8 | 第8回 | チョコレートと世界 | チョコレートを通して日本と世界のつながりを考える。 | |
9 | 第9回 | 難民ワークショップ | 自分たちが難民になったらどうなるのか、「逃げる」ワークショップを通じて考える。 | |
10 | 第10回 | 自然災害とわたしたち | 自分たちが被災者になったらどうなるのか、他の地域で海外で大規模な自然災害が発生した場合、どうしたらいいのかワークショップを通じて考える。 | |
11 | 第11回 | 地域とフードマイレージ | 私たちが普段食べている食事と世界のつながりについて考える。 | |
12 | 第12回 | 地域と観光 | 観光を通して開発途上国を考える。 | |
13 | 第13回 | 地域とコンビニ | コンビニを通して「食」を考える。 | |
14 | 第14回 | 地域と世界の食文化 | 世界の食文化の違いや関係性について考える。 | |
15 | 第15回 | 発表および講評 | レポートや他者から発表による気付きを得て、自らの学習成果を発表する。 |