科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
社会貢献実習Ⅰ 【③】/Practices of Social Service I |
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授業コード /Class Code |
BA01331003 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
木4(前期),木5(前期)/THU4(SPR.),THU5(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
田中 綾子/TANAKA AYAKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門基幹科目〉/*** MAJORS *** 〈Core Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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田中 綾子/TANAKA AYAKO | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
2時間連続の講義。1時間目は主に講義を行い知識の習得を中心とする。2時間目はワークショップにとりくみ、データや考えの整理方法、わかりやすい発表方法などを実践的に学ぶ。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
社会貢献とは社会の利益に資する行いを指し、本来はボランティア活動やNGO/NPO、企業のCSR活動等、いわゆる非営利の公益活動を意味するが、近年は経済的持続性の観点から社会的課題をビジネス手法で解決するソーシャルビジネスが台頭し、幅広い概念と実践を含んでいる。この講義では、そうした幅広い社会貢献活動の具体的な事例と実践者の思いを、テキストだけではなく、実践者から直接話を聴くことを通して学ぶ。さらに、学生自らが自分なりの社会貢献活動のプロジェクトを立案し、発表することを目標に、そのプロセスで必要な社会貢献のスキルを習得する。この講義は専門基幹科目の共通実習分野の一つで、「社会貢献入門」等を経てより実践的な知見を体験的に学び、「社会貢献実習Ⅱ・Ⅲ」への導入となる科目である。この科目は社会防災学科ディプロマポリシー3(主体性を持って多様な人々と共同して学ぶ態度)に関連する。 実践的教育から構成される授業である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
<知識> 「社会貢献の状況(事例、分類、歴史、概念等)と実践者の志を理解し、人に説明できる(具体的事例を3つは言える)」 <技能> 「社会貢献活動に必要なスキルを体得する。具体的には、①ニーズの特定と解決方法が立案できる(授業の最後に少なくとも1つ)、②協調的・建設的な対話ができる(講師・他学生による評価で半数以上が認める)、③自分の考えを適切に他者に伝え、理解・共感を得ることができる(プレゼンを聞いた人の半分以上が理解したと答える)」 <態度・習慣> 「社会の問題や困っている人に対して関心、共感を抱くようになる」(授業の最後に、新たに関心を持った問題を2つ以上挙げられる) |
授業のキーワード /Keywords |
社会貢献、ボランティア、ソーシャルビジネス、NGO/NPO、市民社会、新しい公共、国際協力 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
実習を効果的に行うため、授業は2コマ続けて行う。また、以下の3ステップを並行しながら進めていく。 ■ステップ1 講義「社会貢献とは何かについて理解する」ことを目標として、国内外の事例、概念を紹介する。 ■ステップ2 フィールドワーク「社会貢献の現場に赴く、或いは実践者を招き、具体的なノウハウ、苦労、実践者の志など現場でしか見聞きできない知見を得る」 ■ステップ3 グループワーク「自分の社会貢献プロジェクトを立案する」ことを目標として、ニーズと対策の分析、インタビュー、ディスカッション、プレゼンテーション等の方法をワークを通して体験的に学ぶ。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
■この授業は講義だけではなく、フィールドワークとグループワークを多用して実践的、体験的に学ぶことを方針としています。受け身ではなく、積極的に参加すればするほど自分にとって学びとなると同時に、他の学生にとっても貢献することになります。自発的に発言し、かつ他の人の話をよく聴き、ともに授業を作っていこうという態度で臨んでください。 (講師は楽しくて実りある授業になるようにしたいと思っていますので、いろんな意見、提案を歓迎します)。 ■外部の方を訪問したり、講師に招くことがあります。服装や態度、言葉使いなどに気をつけてください。 ■ボランティアやNGO/NPO活動に少しでも関心があることが望ましいですが、今はあまりなくても知ってみようという姿勢で臨んでもらえるとよいと思います。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
毎回 事前学習 30分程度 アサインメント 30分程度 課題 3時間程度 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
グループワークのワークシート3回分と最終提案プレゼンテーション 授業中のコメントまたは記入等によりフィードバックする |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
アサインメント取り組み状況 20点 授業への貢献度(発言等) 20点 グループワーク成果物 10点×3 最終課題 提案パワーポイント 30点 |
テキスト /Required Texts |
使用しない。毎回授業資料・ワークソート等を配布または共有する。 |
参考図書 /Reference Books |
JICA(独立行政法人国際協力機構)事業・プロジェクト https://www.jica.go.jp/activities/index.html 『ボランティア解体新書: 戸惑いの社会から新しい公共への道』江田 英里香編著 木立の文庫 『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング (著) 日経BP 『ソーシャルデザイン実践ガイド』筧裕介著 英治出版 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション イントロダクション 社会貢献の事例と実践者 フィールドワーク 1 (ボランティア活動の実際) |
授業の進め方と評価方法についての説明を行う。社会貢献の概要について知る。グループワークで身の回りの社会貢献を探す。 (→宿題:自分のイチオシ実践者を探す) |
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2 | 第2回 | 「イチオシの社会貢献」発表 ボランティア活動支援室見学 |
「自分のイチオシ実践者」の発表。具体的な社会貢献の事例(国内・国外)とその実践者のプロフィールや志を知り、社会貢献の在り方を考える。 ボランティア活動支援室の見学、大学が行うボランティアについての理解、インタビュー実践練習。 |
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3 | 第3回 | 講義とディスカッション1 | 講師の体験談1 海外の社会貢献事例 講師の話を聞いてその分野での社会貢献の実際を考え提案する。 |
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4 | 第4回 | 講義とディスカッション2 | 講師の体験談2 災害支援と社会貢献 講師の話を聞いてその分野での社会貢献の実際を考え提案する。 |
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5 | 第5回 | 実際の社会貢献から学ぶ 1 | 地域に根差した介護、看護サービスを学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 実際の社会貢献から学ぶ 2 | 貧困、多文化に生きるこどもたちの支援を学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 実際の社会貢献から学ぶ 3 | 企業のCSRに学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 生き方を学ぶ 1 | NPOによる貧困支援の実際を学び、その中で人がどのように生きようとしているのかを知る。また、社会的課題を持つように思える人に対する「見方」について考える。 | |
9 | 第9回 | 生き方を学ぶ 2 | DVDを見ながら、社会貢献の方法、生き方を学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 生き方を学ぶ 3 | こども支援の課題と実践を学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 中間まとめ | 国際、地域、福祉、貧困などのテーマごとに学んできたことをまとめる。 | |
12 | 第12回 | 社会貢献プロジェクトの立案(個人編) | 自分が行いたい社会貢献の具体案を作成する。 | |
13 | 第13回 | 社会貢献プロジェクトの立案とプレゼンテーション資料の作成 1 | グループに分かれ関心の在る分野での社会貢献のプロジェクトを検討、作成する。 | |
14 | 第14回 | 社会貢献プロジェクトの立案とプレゼンテーション資料の作成 2 | グループに分かれ関心の在る分野での社会貢献のプロジェクトを検討、作成する。 | |
15 | 第15回 | 社会貢献プロジェクトプレゼンテーション大会 | グループごとに作成したプロジェクトを発表し、相互評価する。 |