科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
阪神・淡路大震災研究/Studies of the Great Hanshin-Awaji Earthquake |
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授業コード /Class Code |
BA01241001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(前期)/TUE3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
松山 雅洋/MATSUYAMA MASAHIRO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門展開科目〉/*** MAJORS *** 〈Advanced Specialized Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大澤 和恵/OSAWA KAZUE | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
小谷 安彦/KOTANI YASUHIKO | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
菅原 隆喜/SUGAHARA RYUUKI | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
手塚 亮介/TEZUKA RYOSUKE | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
出口 佳孝/DEGUCHI YOSHITAKA | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
中嶋 知之/NAKASHIMA TOMOYUKI | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
古川 厚夫/FURUKAWA ATSUO | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
松山 雅洋/MATSUYAMA MASAHIRO | 社会防災学科/Social Studies of Disaster Management |
丸一 功光/MARUICHI YOSHITERU | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
(主題) 本授業は現代社会学部のDPに示す知識・技能の習得及び思考力・判断力・表現力の習得に該当する。 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災は近代的な都市を襲った未曾有の大災害であった。この地震での都市の被害(建物、都市施設、ライフラインなど)、被災者のケア(避難所、健康管理、仮設住宅)、火災の発生等について解説することにより、大災害の全貌を明らかにする。 阪神・淡路大震災の概要を理解することで、当時いかに地震に備える準備が欠如していたかを考えて理解する。今後、発生が確実視されている南海トラフ地震への備えを考える。 なお、この科目は9人の教員によるオムニバス授業であるが、阪神・淡路大震災の発生時から復興事業の完了までの実務を経験した神戸市役所の職員(内7人は元職員)であり、また東日本大震災での復旧にかかわってきた。授業の進捗過程で必要な具体的事例を交えて、より実践的で分かりやすく説明したい。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.震災による被災者の生活困難さを経済活動への影響を説明することができる 2.行政の復旧・復興の活動と被災者支援活動の状況を説明することができる 3.脆弱だった市街地の復興にあたっての考え方と復興事業の進め方を説明することができる 4.復興に際しての被災した住民のまちづくりへの参加のあり方を考えるようになる 5.予期しない自然災害に備える危機管理を考えるようになる |
授業のキーワード /Keywords |
復旧時の生活維持の困難性、都市の脆弱性、創造的復興 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
毎回のテーマを小レポートに記入することで共通の理解を深める。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業は阪神・淡路大震災の発生直後から復興までの間、神戸市役所の職員として復旧・復興に携わった講師による実践経験に基づく授業を行う。manabaの使用方法を確認しておてくこと。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
次回の授業テーマに沿った予習(1時間程度)と学んだことの復習(1時間程度)を行って理解を深める。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の授業で小レポートを実施する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業の毎回のテーマに応じた課題に対する小レポートによる回答を授業理解度として評価する |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 授業ガイダンス | シラバスの説明と授業の進め方。 | |
2 | 第2回 | 神戸市災害対策本部と報道 | 災害対策本部と報道の最初の1か月の動き。 | |
3 | 第3回 | 大規模火災への対応 | 大規模火災の消火活動と消防応援体制について。 | |
4 | 第4回 | ライフラインの被災とその影響 | 市民生活を支えるライフライン(水道・下水道・ガス等)の被災と生活支援のための緊急復旧について。 | |
5 | 第5回 | 被災者支援事業 | 被災者支援事業の内容と展開について。 | |
6 | 第6回 | 被災者の健康管理指導 | 避難所での健康管理・健康相談、応急仮設住宅での健康管理・健康相談の実態と応援職員を含めた行政の体制について。 | |
7 | 第7回 | 避難所と救援物資 | 避難所に避難してきた被災者への支援の方法について。 | |
8 | 第8回 | 道路・鉄道施設の被災とその影響 | 道路・鉄道施設の被災とその社会的影響と復興対策について。 | |
9 | 第9回 | 建物の倒壊と応急仮設住宅 | 建物の倒壊と応急仮設住宅の建設と募集のあり方について。 | |
10 | 第10回 | 2段階都市計画 | 密集市街地の創造的復興と2段階都市計画について。 |
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11 | 第11回 | ライフラインの復興とその考え方 | 生活の再建に欠かせない水道・下水道・ガスのライフラインの耐震化による復興の進め方。 | |
12 | 第12回 | 住民と行政によるまちづくり | 住民と行政の対立の構造と協働のまちづくりの仕組み。 | |
13 | 第13回 | 復興事業の進め方 | 復興公営住宅と震災復興再開発事業について。 | |
14 | 第14回 | 創造的復興の実現への仕組み | 震災復興事業土地区画整理事業について。 | |
15 | 第15回 | 総括 |
危機管理への取り組み。 |