基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	防災教育学Ⅰ／Education for Disaster Prevention I
授業コード ／Class Code	BA01111001
開講キャンパス ／Campus	ﾎﾟｰﾄｱｲﾗﾝﾄﾞ
開講所属 ／Course	現代社会学部／Contemporary Social Studies
年度 ／Year	2023年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	後期／AUTUMN
曜日・時限 ／Day, Period	火2(後期)／TUE2(AUT.)
単位数 ／Credits	2.0
主担当教員 ／Main Instructor	舩木　伸江／FUNAKI NOBUE
科目区分 ／Course Group	【専門教育科目】　〈専門展開科目〉／*** MAJORS *** 〈Advanced Specialized Subjects〉
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
中嶋　洋子／NAKAJIMA YOKO	現代社会学部／Contemporary Social Studies
舩木　伸江／FUNAKI NOBUE	社会防災学科／Social Studies of Disaster Management

授業の方法 ／Class Format	「講義」、「演習」
授業の目的 ／Class Purpose	この科目は、社会防災学科のディプロマポリシー１（知識・技能）、２（思考力・判断力・表現力等の能力）に関連する。 災害が多発する現代社会において、防災教育の必要性は各方面で訴えられている。それと同時に、防災教育は、国、地方公共団体、学校をはじめ地域社会、防災関連施設等で活発に行われている。つまり、防災教育は様々な方面で開催され、年々、発展を続けているのである。防災教育とは、災害による被害から自分を守り、身近な人を守る、さらには地域社会で助けあう力を養うものである。 なお、この授業の担当者は、阪神・淡路大震災記念人と防災未来センターの資料室で実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から防災について理解を深めていく。
到　達　目　標 ／Class Objectives	本講義では、防災教育の総体系、社会的位置づけを明確化し、理解を深めることを目的としている。具体的には、防災教育の基礎概念、過去の災害歴史と防災教育の変遷の関係、現在の防災行政における防災教育について学ぶとともに、学校や地域社会における防災教育の事例について学習する。防災教育の総体系、社会的位置づけを理解し、防災教育の複数事例を知る。 １．防災教育の特性を理解する（知識） ２．既存の防災教育教材について学び、それぞれの利点を知る（知識） ３．既存の防災教育に足りない部分についての理解を深め、その解決に導く方法を考える（技能）
授業のキーワード ／Keywords
授業の進め方 ／Method of Instruction	授業は講義形式で進めていく。
履修するにあたって ／Instruction to Students
授業時間外に必要な学修 ／Expected Work outside of Class	事前に講義のテーマとなる内容について図書や雑誌、メディアなどを通じて情報収集して授業に臨んでください。授業後は、授業の内容を整理して、理解が不十分であると感じた事項は、教員に質問するなどしてください。なお、予習には1時間の学修を要する。
提出課題など ／Quiz,Report,etc	レポート
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	授業態度・授業への積極的貢献度（30％）、小テスト（30％）、期末レポートもしくはテスト（40％）
テキスト ／Required Texts
参考図書 ／Reference Books	『夢みる防災教育－人間力・生活力・市民力』（晃洋書房）

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第１回	授業ガイダンス	本講座の概要と進め方
2	第２回	防災教育とは	現在の日本の防災行政と防災教育をなぜ学ぶ必要があるのか（阪神・淡路大震災～東日本大震災の事例とともに）
3	第３回	防災教育の歴史	近年の災害の歴史と防災教育の発展について理解する
4	第４回	防災文化と災害文化	社会、文化と深く結びついた災害・防災について学ぶ
5	第５回	地域と防災教育	地域における防災教育の取り組みを学び、現状と課題について理解する
6	第６回	学校と防災教育	学校における防災教育の取り組みを学び、現状と課題について理解する
7	第７回	防災教育の現状	地震や津波など災害のメカニズム理解を深めるとともに、どのように伝えるべきか考える。
8	第８回	防災教育の問題点	震災経験をどのように語り継ぐべきかについて現状と課題を理解する
9	第９回	防災教育プログラムのデザイン1	防災教育をどのように実践すべきか、地域社会の現状を踏まえ、どのような防災教育が行われているか、どのような防災教育が望ましいか考える
10	第10回	防災教育プログラムのデザイン2	防災教育をどのように実践すべきか、地域社会の現状を踏まえ、どのような防災教育が行われているか、どのような防災教育が望ましいか考える
11	第11回	防災教育の事例紹介①	幼稚園向け防災教育の教材、手法を学ぶ（ぼうさいダック、防災紙芝居など）
12	第12回	防災教育の事例紹介②	小学生向け防災教育の教材、手法を学ぶ（非常持ち出し袋を考える）
13	第13回	防災教育の事例紹介③	防災ゲームクロスロード教材体験、手法を学ぶ
14	第14回	防災教育教材作成のコツ	クロスロードの問題作成を通じて防災ゲームクロスロードの理解を深める
15	第15回	防災教育ツールの効果的な授業への活用法	これまでの講義で学んだ防災教育の教材や事例をもとに、学校教育で活用する方法を学ぶ。