科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
社会と文化研究/Studies in Society and Culture |
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授業コード /Class Code |
BA01011001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金3(後期)/FRI3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
グランバック リサ/GRUMBACH LISA |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門分野科目〉/*** MAJORS *** 〈Specialized Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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グランバック リサ/GRUMBACH LISA | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
テーマ:宗教と文化 本科目は、全学DPに示されるように、重工者が、幅広い知識に基づいて他者および異文化を理解できるようになることを目指す。世界の文化・社会は、それぞれの歴史の中で、さまざまな宗教と密接な関係をもちつつ発展してきた。したがって、現代においてもそれぞれの社会の持つ習慣、ものの考え方、各国の時事問題などを理解するためには、宗教についての知識は欠かすことのできないものである。本講義では、身の回りにある日本の宗教的習慣から始め、世界の諸宗教と関連する具体的な事例をとり挙げつつ、現代社会における宗教と文化の状況と方向性について考える。クラスでは、特に「マテリアルカルチャー」、「宗教ツーリズム」と近年の宗教学課題となっているパワースポットとアニメ「聖地巡礼」現象を問いて、宗教のもつ社会的な意味と役割を再検討していく。この科目はディプロマポリシー1(知識を習得する)と関連するものである。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
宗教と社会の相互的な展開を手がかりとして、宗教の意味と役割を批判的に考察しながら、現代社会の構成と性質を再考する。 |
授業のキーワード /Keywords |
宗教の変化、マテリアルカルチャー、宗教ツーリズム、巡礼と観光、「信仰なき」巡礼者 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
毎回の授業では配布資料をもとに講義、ディスカッションを行う。受講者は与えられた授業内課題についてプレゼンテーションを行うことが求められる。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
毎週の授業に関わる配布資料を事前に読んでおく。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
一学期の講義期間中に2回のプレゼン(15分程度)をする。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
講義への積極的な参加と授業内でのプレゼンを評価の対象とする。 60% 授業への積極的な参加 40% 2回のプレゼン |
テキスト /Required Texts |
特になし。資料を授業中またはManabaにて配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 1回目 | イントロダクション | 現代社会における宗教と文化:「宗教ツーリズム」の視点から宗教を考え直す | |
2 | 2回目 | 現代社会における宗教と観光 | 「信仰なき」巡礼者? スペインのサンティアゴ巡礼 | |
3 | 3回目 | 観光としての宗教:物質性 | パワースポット ―環境と宗教 | |
4 | 4回目 | 宗教関係の「もの」をみて、文化の多様性を考察 | 欧米のマテリアルカルチャー(物質文化)とは? 日本の「もの(モノ・物)」文化とは? |
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5 | 5回目 | 現代の宗教体験とマテリアルカルチャー | 寺社境内にある「もの」と宗教体験の変容 | |
6 | 6回目 | 物質から日本仏教を学ぶツーリスト | 食べ物と庭園を通して「禅」を理解しようとする来日観光客 | |
7 | 7回目 | 「スピリチュアル・マーケット」としての現代宗教 (1) | 宗教の「商品化」と消費 | |
8 | 8回目 | 「スピリチュアル・マーケット」としての現代宗教 (2) | 修験道と山伏のマーケティング | |
9 | 9回目 | 「スピリチュアル・マーケット」としての現代宗教 (3) | パワースポットと占いブームへのメディアの影響 | |
10 | 10回目 | 「スピリチュアル・マーケット」としての現代宗教 (4) | グラストンベリー: イギリスのスピリチュアル・タウン | |
11 | 11回目 | 現代の宗教ツーリズムは新しいのか | 近世の「旅と巡礼」を考える | |
12 | 12回目 | 「宗教」を再考 (1) | 「仏道」:仏教における「道」と「旅」の意味 | |
13 | 13回目 | 現代人の「道」と「旅」 | 四国遍路とサンティアゴ・デ・コンポステーラを比較する | |
14 | 14回目 | 「宗教」を再考 (2) | 「宗教」を作るのは誰なのか? | |
15 | 15回目 | 最後に | レヴューとまとめ |