科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
地域とくらしⅡ/Community and Lifestyle Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
BA00921001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期)/WED2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
菊川 裕幸/KIKUKAWA HIROYUKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門分野科目〉/*** MAJORS *** 〈Specialized Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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菊川 裕幸/KIKUKAWA HIROYUKI | 現代社会学科/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
現代社会学部DP、(1)現代社会の多面的、総合的な理解、(2)諸課題の発見・把握およびその解決策の探求と実践に準拠し、地域社会とくらしについて、歴史やその変遷を知る。また、現代社会における地域(ここでいう地域とは郊外、農村部)の課題の抽出について考え、その解決策を提示できるようになる。なお、担当教員は兵庫県内の高等学校の教員として8年間、市町村の教育行政職として2年間勤務し、地域づくりに携わってきた、実務経験のある教員である。加えて、この科目は地域おこし協力隊経験者等の外部講師も必要に応じて招聘し、現場での実践を知るなど、実践的教育から構成される授業科目である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
最初のステップとして、学びの場でもあり、地域性が色濃く残る兵庫県の地域と暮らしについて学び、第3者に兵庫県の魅力や特色を発信できるようになることを目指す(知識)。次に、「地域を愛して、地域に愛される」人材となるべく、地域の歴史や文化を尊重し、住民等とコミュニケーションが円滑に取れるような社会的スキルを習得する(態度・技能)。最終的には、その学びを自身の出身地やフィールドとする場所で活かし、地域とくらしをより良い形で未来へとつなぐ人材となることを目指す(技能)。 |
授業のキーワード /Keywords |
地域活動、持続可能性、SDGs、地域課題、生涯学習 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
基本的には講義を中心に進めるが、必要に応じて地域で活躍する人材(地域おこし協力隊、地域おこしコーディネーター等)を招聘し、意見交換する回も設ける予定である。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
自分の出身地や研究活動として考えているフィールドに対して、興味関心を持ち、地域社会の一員として自覚をもって、講義に臨む姿勢があること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習や事後学習を中心に各30分程度の学修を求める。また、パワーポイントなどのプレゼンテーションツールの使用方法を習得しておくこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
隔週のショートレポートや発表用パワーポイントのデータ等の提出。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
本講義は、双方向のコミュニケーションやまとめる力を重視します。そのため、ショートレポート30%、授業中の質疑、発表30%、最終試験40%の割合で総合的に評価します。 |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンスと兵庫県の地域性について | 担当教員の自己紹介、授業の進め方などのガイダンスを実施する。受講生の兵庫県や出身地域への理解度や熱意を共有するため、ショートレポートを作成する。(事後学習として、気になった地域のことを1時間程度で調査する) | |
2 | 第2回 | 兵庫県の各地域の特色や歴史の変遷について① | 兵庫県では「五国豊穣」や近年では「U5H(兵庫五国連邦)」と言ったキーワードで表現されることがある。その意味を知り、歴史の変遷とともに兵庫の進化について解説する。(事前学習、事後学習として、兵庫県の観光協会等のHPを参照し、地域の持つ魅力について知識を習得しておく) | |
3 | 第3回 | 兵庫県の各地域の特色や歴史の変遷について② | 近年の兵庫県の各地域の特色ある取り組みや観光ビジョンなどを紹介する。地域とくらしについて、個人で文献調査等を行い、簡単に地域の特色や魅力について発表する。(事前学習は興味のある地域の調査を30分、事後学習は1時間程度で提出用のショートレポートを作成する) | |
4 | 第4回 | 兵庫県が抱える地域課題について | 兵庫県に限らず、全国規模の課題であるが、少子高齢化、農村人口の減少など、中山間地域が抱える社会課題について学ぶ。学びの中で、その課題解決の方法を知り、実践できるような下地を醸成する。 | |
5 | 第5回 | 兵庫県が抱える地域課題の解決に向けた具体的方策の提案 | 第4回の学びを活かし、個人で与えられたテーマ(課題)についてワークシートの作成行い、その解決方法をまとめて発表する(全体を代表して複数人が発表する)。その際に生じた疑問等を、第6回の講師との意見交換で解決する。 | |
6 | 第6回 | 地域に入って活動するためには | 地域に入って活動するためのノウハウや、地域との関係性の構築について、地域おこし協力隊経験のある外部講師を招聘し、事例紹介や意見交換を行う。(事後学習として、本時の内容を提出用のショートレポートに2時間程度でまとめる) | |
7 | 第7回 | 地域とくらしを意識した様々な活動について | 第6回の外部講師のように、地域で活動する高校生〜社会人、企業など多様な取り組みについて教員のこれまでの活動も交えて紹介する。 | |
8 | 第8回 | 持続可能な地域のデザインについて① | SDGsとは何か、またそれを地域に落とし込むための考え方を解説する。事前学習としてSDGsについて30分程度予習し、事後学習として、ローカルSDGsについて30分程度調査する) | |
9 | 第9回 | 持続可能な地域のデザインについて② | 地域資源の発見や、その活用方法について具体的事例を交えて紹介する。その際の、行政や地元団体等との連携の方法についても解説する。 | |
10 | 第10回 | 地域における社会教育 | 地域において、その伝統や文化、学術的価値を伝える手段として、博物館や資料館がある。近年新たに設置された兵庫県内の博物館についてそのミッション等を解説し、社会教育の必要性を学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 地域における生涯学習 | 人は、生涯学び続ける権利があり、それが地域いつまでも活躍し続け、輝き続けるための糧となる。地域で行われている生涯教育活動の内容を紹介し、受講生が自ら講師となって活躍できるようなビジョンを描く。 | |
12 | 第12回 | 全国規模の地域活動(農福連携)の紹介 | 近年「農福連携」という農業×福祉の連携による障害者雇用や地域活性化が盛んに取り組まれている。その枠組みを紹介し、兵庫県内での落とし込みについて考える。 | |
13 | 第13回 | 魅力的な地域と、豊かなくらしの探求① | これまでの講義を振り返り、魅力的な地域づくりと豊かなくらしを継続していくためにはどのような活動や方策が必要か、個人で資料を作成し、第14回でまとめたものを発表する。(事後学習として約1時間の発表準備) | |
14 | 第14回 | 魅力的な地域と、豊かなくらしの探求② | 第13回でグループディスカッションを行い、まとめた成果物を発表する。教員や外部講師、他者からの質疑応答の時間も設け、その場で評価をフィードバックする。 | |
15 | 第15回 | 講義の振り返りと考察 | これまでの講義を振り返り、地域とくらしについて、与えられたテーマについてまとめる。ここで、学びの成果やその表現方法等の技能を評価する。 |