科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
観光学/Tourism Studies |
---|---|
授業コード /Class Code |
BA00881001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木1(後期)/THU1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門分野科目〉/*** MAJORS *** 〈Specialized Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE | 経営学部/Business Administration |
授業の方法 /Class Format |
「講義」「演習」 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、現代社会学部のDPに示す、現代社会における人びとの暮らし、仕事と産業、および文化の形成に係る諸事象を多面的、総合的に理解し、その知識を活用することができるようになることを目指す。 授業では、観光による地方創生、訪日外国人旅行者の地方誘客に向けて、観光地のさまざまな要素をコーディネートするDMO(Destination Management / Marketing Organization)のケーススタディおよび調査を通して、地域社会で創り出す新たな観光への理解を深めていく。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・観光庁の観光地域づくり政策とDMOについて説明できる。 ・地域資源を活用した観光振興のありかたについて理解を深める。 ・地域DMOに関する調査を通して地域観光の課題に対して自ら意見を述べることができる。 ・グループワークを通して、コミュニケーション力、プレゼンテーション力及びファシリテーションスキルを向上させる。 |
授業のキーワード /Keywords |
観光政策、DMO、デスティネーション・マネジメント |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・講義を中心に進めます。 ・授業の後半に少人数のグループワークを行います。 履修人数によって、後半の授業計画を修正する場合があります。 ・毎回、講義内容に関するコメントを提出してもらいます。 アンケートを行う場合もあります。それらの内容は必要に応じて共有します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・テキストは用いません。レジュメと参考資料は配布します。 ・グループワークへの積極的な参加を求めます。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
・課題レポートの作成に5時間程度。 ・授業の予習・復習で1時間程度。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・授業内で小テストを1回行い、正答について解説します。 ・ケーススタディの授業(4回)では、毎回、ケーススタディに関する問いに答えてもらいます。模範解答を提示し、解説します。 ・地域DMOに関する調査レポートを提出してもらいます。レポートに対してコメントを返します。調査対象、調査項目等の内容は、初回の授業で説明します。 ・グループごとに発表資料を提出してもらいます。全員のコメントを共有し、講評を行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・小テスト 20% 授業で学修してきた知識の理解を問います。 ・ケーススタディにおける課題(4回)20% ・小レポート 60% 調査内容の妥当性、論理的構成について評価します。 グループで作成した発表資料を含め総合評価します。 |
テキスト /Required Texts |
|
参考図書 /Reference Books |
・高橋一夫著『DMO 観光地経営のリノベーション』学芸出版社、2017年。 ・日本政策投資銀行 地域企画部著『観光DMO設計・運営のポイント―DMOで追求する真の観光振興とその先にある地域活性化』ダイヤモンド社、2017年。 ・国土交通省・観光庁編『観光白書』(国土交通省HPでダウンロード可能) その他、参考文献・ウェブサイトは授業中に指示します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | イントロダクション ー観光と観光地 |
授業の目的や進め方、参考文献やウェブサイトの紹介等、履修にあたっての注意事項を確認し、観光の概念、観光地の諸要素等、観光の基礎を学ぶ。 | |
2 | 第2回 | 観光産業と観光統計 | 観光は非常に幅広い産業と関わっている。国際的な共通基準から観光産業と観光特有商品(サービス)を確認し、観光庁と日本政府観光局(JNTO)が行っている観光統計の内容や活用方法について学ぶ。 | |
3 | 第3~5回 | 日本の旅行市場と観光ビジネス | 最新の『観光白書』(国土交通省発行)をもとに、日本の国際観光と国内観光の現状と課題を学び、ICTの進展や観光行動の多様化、訪日外国人旅行者の増加等、近年の環境変化による主要な観光ビジネスの変容について確認する。 | |
4 | 第6・7回 | 日本のDMOとデスティネーション・マネジメント | 日本においてデスティネーション・マネジメントが必要とされる背景、観光庁の観光地域づくり政策とDMO形成に向けての取組みについて学び、デスティネーション・マネジメントへの理解を深める。 | |
5 | 第8回 | ケーススタディⅠ 日本の温泉と別府観光 |
日本の温泉地は、古来より重要な宿泊地であり、観光地としても栄えてきた。近年、訪日外国人旅行者にとっても温泉の人気が高まっている。日本一の湧出量を誇る別府市を事例に温泉地の活性化について考える。 | |
6 | 第9回 | ケーススタディⅡ 世界遺産と長崎観光 |
世界遺産は人々を惹きつける貴重な観光資源となる。世界遺産について理解し、複数の世界遺産を有する長崎市を事例として、長崎の地域資源を活かした観光への取組みについて考える。 | |
7 | 第10回 | ケーススタディⅢ 歴史文化遺産と金沢観光 |
地域の伝統文化、歴史的な町並みや景観、史蹟、庭園などは、主要な観光名所である。文化財の観光活用や国土交通省が主導する「歴史まちづくり」について理解し、歴史文化都市・金沢市を事例に、伝統文化を活かした観光振興について考える。 | |
8 | 第11回 | ケーススタディⅣ リゾートと北海道観光 |
北海道観光のゴールデンルートとして定着した、旭川から美瑛、富良野を結ぶ観光地の形成について振り返り、近年、インバウンドに対応したスノーリゾートとしての北海道の新たな取組みや課題について考える。 | |
9 | 第12回 | 持続可能な観光地経営に向けて | ケーススタディについて振り返り、観光旅行者にとって、観光地にとって、観光事業者にとって持続可能な観光地経営について考える。 | |
10 | 第13回 | 地域DMOの調査研究Ⅰ | 地域DMOに関する調査レポートをもとに、少人数でのグループワークを行う。調査内容や個人の考察についてメンバーで意見交換する。その内容をワークシートに整理し、プレゼンテーション資料を作成する。 | |
11 | 第14・15回 | 地域DMOの調査研究Ⅱ | 作成した資料をもとにグループごとにプレゼンテーションを行い、その内容について全員でディスカッションする。日本の観光地の現状と課題および地域DMOによる観光地経営についての理解を深め、グループワークの振り返りを行う。 |