科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
消費と流通/Consumption and Distribution |
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授業コード /Class Code |
BA00841001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
木2(前期)/THU2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
日髙 謙一/HIDAKA KENICHI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門分野科目〉/*** MAJORS *** 〈Specialized Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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日髙 謙一/HIDAKA KENICHI | 現代社会学科/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義と研究発表) |
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授業の目的 /Class Purpose |
スマホを使用したり、スイーツを食べたり、好きな楽曲を聞いたりすることはすべて私たちの消費行動である。では私たちは何のためにこのような消費をするのだろうか?もっともらしい目的の1つや2つはあげられるだろう。しかし、私たちは様々な目的を達成するために(もしかすると矛盾するように思える目的が混在しているかもしれない)消費をしている。消費の目的は単純ではないのだ。この授業では、このようなとらえがたい消費行動をとらえる理論、消費者行動論の基礎を学修する。さらに、授業で学んだ理論や知見をもとに消費や消費行動について調査し発見したことの発表を履修者に課す。 DP1の知識の獲得と、それにもとづく研究研究の発表でDP2の思考力や判断力を養うことを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
複雑で入り組んだ消費行動をとらえる視点を説明できる。 理論にもとづき実際の消費行動を分析できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
講義後半には受講生(グループ)による約10分の発表とその補足講義を組み合わせて進める。したがって、受講生は後半の発表のために授業時間外の個別指導を受け、準備する必要がある。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
講義を聴くだけでなく、グループ毎に担当教員の指導を受けて調査・発表しなければならない。グループでの研究成果が個人の成績評価に大きく影響する。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
消費行動について情報収集し、発表・レポートをする必要があり、その発表準備に少なくとも30時間の授業外学修が必要である。また、発表前には2時間(2回)の個別指導を受ける必要がある。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
研究発表時に解説・コメントする。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
発表・質疑50%、発表・質疑にもとづいた個人レポート50% |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション:消費とは | 授業の進め方、発表とレポート課題の内容と必要な準備について説明し、時間外の学修についてアドバイス(参考文献の紹介や新聞記事の読み方など)する。 | |
2 | 第2回 | 個人としての消費者:知覚 | 広告の映像や音楽などの外部からの刺激を消費者はどのように知覚するのが学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 個人としての消費者:学習 | 消費者の学習過程と学習が刺激の知覚にどう影響するかを学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 個人としての消費者:動機付け | すべての消費者が特定の刺激に対して同じように反応するわけでも、あるいはその体験から同じように学習するわけではない。そこには刺激や学習に対する動機が関連している。動機の種類や強さが消費行動に与える影響を学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 個人としての消費者:価値観とライフスタイル | 必ずしも特定の価値観やライフスタイルが特定の消費行動に結びつくわけではない。それを理解しつつも、個人の価値観やライフスタイルがその人の消費の究極的な目的や選択集合に影響を与えることがあることを学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 個人としての消費者:自己概念 | 他者からどう見られているか、あるいは他者にどう見られたいかが消費行動に与える影響を学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 意思決定プロセス:態度形成 | これまで、消費行動に影響を与える個人の内面の要因について学んできた(知覚、学習、動機、価値観や自己)。ここからはそれらの知識を前提に、消費者の意思決定プロセス(製品をどのように評価して、どのような態度を形成し、選択するのか)を学ぶ。まずは、消費者はいかに特定の製品や製品カテゴリーに対して態度形成するかを学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 意思決定プロセス:情報検索と評価 | 問題の認識してから、情報検索して情報を集め、それらの情報をもとにいくつかの代替案の中から最善の製品を選択し、購入決定にいたるまでのいくつかのプロセスについて学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 意思決定における他者の影響 | 他者との比較によって自己概念が形成されるわけだから、消費行動は他者の影響を受けることは理解できるだろう。レビューや星の数、インフルエンサーのコメントなどが消費行動に与える影響を学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 意思決定におけるサブカルチャー、世代の影響 | 特定の領域の消費行動に強く影響を与える(他の消費者グループと異なる消費行動をとる)サブカルチャーや世代について学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 消費者インサイト | これまで消費者行動の理論を学んできたが、では消費者をどのように理解すればよいのか。ビジネス・エスノグラフィーの手法を学ぶ。 | |
12 | 第12回 | 履修者による研究発表とその補足講義① | これまでの講義及び個別指導にもとづきに行った調査研究をグループごとに発表してもらい、それに関する補足講義を行う。 | |
13 | 第13回 | 履修者による研究発表とその補足講義② | これまでの講義及び個別指導にもとづきに行った調査研究をグループごとに発表してもらい、それに関する補足講義を行う。 | |
14 | 第14回 | 履修者による研究発表とその補足講義③ | これまでの講義及び個別指導にもとづきに行った調査研究をグループごとに発表してもらい、それに関する補足講義を行う。 | |
15 | 第15回 | 学修内容の整理と振り返り | 学生による研究発表を振り返り講評を行う。また、履修者は他の研究発表から学んだ新たな事例や分析視点を振り返り、個人レポートを作成する。 |