科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
現代社会研究Ⅱ/Studies in Contemporary Society Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
BA00571001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月2(後期)/MON2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
都村 聞人/TSUMURA MONDO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門基幹科目〉/*** MAJORS *** 〈Core Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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都村 聞人/TSUMURA MONDO | 現代社会学科/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目は、現代社会学部のディプロマ・ポリシー(卒業認定に関する基本方針)に規定された「(1)現代社会の多面的、総合的な理解、(2)現代社会における諸課題の発見・把握及びその解決策の探求と実践」を目指している。 本科目は、専門基幹科目(専門共通)のひとつであり、「教育と社会」という観点から現代社会を理解することを目的としている。 現代の教育問題は、社会の他の事象と関連し、複雑さを増している。いいかえれば、教育現象はすぐれて社会学的な研究対象といえる。そこで、本講義では、「教育」という現象に着目し、人口構造、ジェンダー、不平等、逸脱などと関連させながら、社会を捉える見方・考え方を養っていきたい。そのうえで、現代の教育と社会を取り巻く課題について考察したい。受講生は、教育社会学的な観点から、自己の教育経験と人生を捉え直し、将来の社会の在り方について考えてほしい。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①現代の教育事象について、基礎的知識を獲得する。 ②教育社会学的な思考方法の基礎を習得する。 ③現代のさまざまな教育事象について、社会学的な視点から説明できる。 ④教育社会学の基礎的な概念について説明できる。 ⑤関連する教育問題について、応用して問題設定できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
教育社会学、人口、ジェンダー、不平等、学力、教育問題 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義においては、当該分野のポイントの説明の他、受講生の考えを出席カードに記入しディスカッションすることがある。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
問題意識を持って受講してほしい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
①事前学習として、講義の対象となるテーマについて、これまでに受講した他の講義の資料、文献、各種統計、インターネット等を利用して、積極的に調べてください(目安として1時間程度)。 ②事後学習として、講義時の配布資料を再確認し、各テーマに対する理解を深めてください。また、参考文献を提示するので、興味があるものを積極的に読んでください。(目安として1時間程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
①レポートを提出してもらいます。 (フィードバック:レポートに対してコメントを行います。) ②コメントカードを提出してもらう場合があります。 (フィードバック:内容に対してコメントを行います。) |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
①コメントカード(20%) ②レポート(80%) |
テキスト /Required Texts |
使用しない。講義レジュメを配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
必要に応じて、参考となる文献を紹介する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 本講義の概要と進め方の説明を行う。 | |
2 | 第2回 | 教育社会学とはどのような学問か? | 教育社会学を社会学の理論の歴史の中に位置づけ、どのような学問かを理解する。 | |
3 | 第3回 | 人口からみる教育と社会(1) | フィリップ・アリエス『<子供>の誕生』を例に、人口と教育の関係を考察する。 | |
4 | 第4回 | 人口からみる教育と社会(2) | 戦後の日本の人口変化について概略を説明したうえで、教育拡大(進学率の上昇)について検討する。また教育拡大がもたらす問題を考察する。 | |
5 | 第5回 | ジェンダーと教育(1) | 社会化とジェンダー、カリキュラムとジェンダーについて、検討する。 | |
6 | 第6回 | ジェンダーと教育(2) | 学力とジェンダーについて、検討する。 | |
7 | 第7回 | カリキュラムと学力(1) | 学習指導要領改訂の歴史について振り返り、「ゆとり教育」の位置づけについて考察する。 | |
8 | 第8回 | カリキュラムと学力(2) | 学力テストなどの結果をもとに、学力低下問題、学力の測定などについて検討する。 | |
9 | 第9回 | 教育における不平等(1) | 「教育格差」とはどのような問題かについて、検討する。 | |
10 | 第10回 | 教育における不平等(2) | 教育機会の不平等をもたらす要因・分析アプローチについて、検討する。 | |
11 | 第11回 | 教育における不平等(3) | ソーシャルキャピタル、非認知能力などの観点から、教育における不平等について検討する。 | |
12 | 第12回 | 少年非行と逸脱(1) | 逸脱行動とは何かについて、エミール・デュルケームなどの議論をもとに、検討する。 | |
13 | 第13回 | 少年非行と逸脱(2) | 少年非行を分析する理論的枠組について、検討する。 | |
14 | 第14回 | 少年非行と逸脱(3) | 少年非行に関するデータを基に、現代日本における非行問題について考察する。 | |
15 | 第15回 | 現代の教育課題 | これまでの講義をふまえ、現代の教育課題について社会学的に考察する。 |