科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
社会学概論Ⅰ/Introduction to Sociology Ⅰ |
---|---|
授業コード /Class Code |
BA00501001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水3(前期)/WED3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
岡崎 宏樹/OKAZAKI HIROKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門基幹科目〉/*** MAJORS *** 〈Core Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
岡崎 宏樹/OKAZAKI HIROKI | 現代社会学科/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
講義(対面) |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
この授業の目的は、社会学の主要な理論を理解し、社会学的な物の見方を習得することにある。自己と他者、自己と社会、現代社会の理論の3つが主要テーマである。 この授業では、主要な社会学理論を学んで、社会学的な物の見方を習得し、これによって社会的存在としての人間の在り方への理解を育むとともに、現代社会を多様な角度から考察し判断する力を培う。授業は「自己と他者」「自己と社会」「現代社会の理論」の3つから構成される。「自己と他者」(全4回)においては、社会的存在としての自己と他者の関わりに焦点をあてて、関連する社会学理論を解説する。「自己と社会」(全4回)においては、デュルケーム、ジンメル、ウェーバーといった近代社会学の創始者たちの古典的理論を解説し、経済や宗教との関わりに留意しつつ、自己と社会の関係を考察する。さらに人間と社会に関する総合理論として作田啓一の人間学について学ぶ。「現代社会の理論」(全5回)では、現代を代表する社会学理論を解説し、消費社会やグローバル化、情報化する社会の課題を学ぶとともに、他者と共に生きる社会における倫理的課題について考察する。 この授業の目的は、現代社会学科のディプロマ・ポリシー1・2に深く関連する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
社会学的な物の見方を学んで、人間は本来社会的存在であることを深く理解し、現代の社会について多様な角度から主体的に考察し公正に判断することができるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
社会学理論、自己、他者、現代社会 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
受講生の理解度等に応じて、授業のスピードや内容を変更することがあります。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
疑問や要望は、メール、マナバなどで随時問い合わせてください。 メール:okazaki@css.kobegakuin.ac.jp |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前・事後学習各2時間程度。指定図書『命題コレクション社会学』や参考書および授業内に示した文献を精読すること。授業内で指定した資料を読解すること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業内にショートエッセイ。テスト結果について全体的評価をフィードバックします。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
成績は、平常点(70%)、テスト(30%)によって総合的に評価します。 |
テキスト /Required Texts |
配布資料のデータはmanabaにアップロードします。 |
参考図書 /Reference Books |
『はじまりの社会学』奥村隆編、ミネルヴァ書房(2018年発行) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | ガイダンス | イントロダクション:社会とは何か | |
2 | 第2回 | アイデンティティとモラトリアム | 青年期の自己とモラトリアム(エリクソン) | |
3 | 第3回 | 役割と社会化 | 社会的存在としての人間という視点から、役割取得を通じたアイデンティティ形成と相互作用を通じた社会化について考察する。さらにミードの自我論について学ぶ。 | |
4 | 第4回 | ジェンダーとエスニシティ | ジェンダー、セクシュアリティ、エスニシティの基本的な考え方について学ぶ。さらにLGBTQをめぐる社会の変化、BLM運動について考察する。 | |
5 | 第5回 | モデル=ライバル論 | 模倣の欲望とモデル=ライバル論(ジラール) | |
6 | 第6回 | アノミーとエゴイスム | アノミーとエゴイスム(デュルケーム) | |
7 | 第7回 | 社交と個性化 | 個性・流行・社交(ジンメル) | |
8 | 第8回 | 資本主義の精神 | 宗教倫理と資本主義経済(ウェーバー) | |
9 | 第9回 | 他人指向型 | 他人指向型と現代人のコミュニケーション(リースマン) | |
10 | 第10回 | 消費社会 | 現代の経済と消費社会のしくみ(ボードリヤール) | |
11 | 第11回 | ポスト消費社会 | 社会の情報化とポスト消費社会(見田宗介) | |
12 | 第12回 | 親密性の変容 | 地域社会の変貌と親密性の変容(ベラー/ギデンズ) | |
13 | 第13回 | リスク社会 | グローバル化とリスク社会(ベック) | |
14 | 第14回 | 現代社会の理論 | 他者と共に生きる社会(バウマン) | |
15 | 第15回 | 要点の復習、発展的学習の指針 | 全体の振り返り、要点の復習。1~14回の授業内容をふまえた総復習をおこないます。 |