基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	ゼミナールⅢ／Social Research Seminar III
授業コード ／Class Code	BA00331001
開講キャンパス ／Campus	ﾎﾟｰﾄｱｲﾗﾝﾄﾞ
開講所属 ／Course	現代社会学部／Contemporary Social Studies
年度 ／Year	2023年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	前期／SPRING
曜日・時限 ／Day, Period	火4(前期)／TUE4(SPR.)
単位数 ／Credits	2.0
主担当教員 ／Main Instructor	菊川　裕幸／KIKUKAWA HIROYUKI
科目区分 ／Course Group	【専門教育科目】　〈専門基幹科目〉／*** MAJORS *** 〈Core Subjects〉
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
菊川　裕幸／KIKUKAWA HIROYUKI	現代社会学科／Contemporary Social Studies

授業の方法 ／Class Format	演習
授業の目的 ／Class Purpose	現代社会学科DP「主体性を持って多様な人びとと共同して学ぶ態度」に準拠し、本ゼミ活動として、農村的地域にある地域を訪問し、地域の特色（産業や地理的要件など）を調査し、地域と共に課題解決を図りたい。担当教員の主なフィールドは、兵庫県丹波篠山市、丹波市などの丹波地域であるが、その他、興味のある地域で活動を行いたい場合は、開拓することも可能である。いずれにしても、地域に入り、地域を知り、地域のために活動できるような素養を習得する。担当教員は丹波地域で5年以上の教育や教育行政に関わってきた実務家教員である。
到　達　目　標 ／Class Objectives	必要に応じて、地域おこし協力隊や各地域で活躍する人材等を招聘してのディスカッションや、補助金獲得による新規プロジェクトの開始を目指す。そうした活動の中で、大学卒業後、地域の事を考え、地域のために活動できる人材となることを目指す。具体的には、行政職員との対話による施策提言や地域活性化プロジェクトの1つ以上の立案、実施を目標にする。
授業のキーワード ／Keywords	地域活性化、農村、中山間地、伝統的建造物群保存地区、農業教育
授業の進め方 ／Method of Instruction	講義の場合は、卒業論文に必要な文献の調査方法やデータ解析について学び、先行文献の調査や輪読などを行う。演習の場合はフィールドに出向き、それぞれの設定したテーマや課題に沿って活動を実施する。
履修するにあたって ／Instruction to Students	ゼミでは、地域を知り、地域に入り、地域で活動することが主軸である。その中で、積極的に地域の人と関わり、コミュニケーションをとることが求められる。場合によっては土日にフィールドワークを行うこともあるので、柔軟に活動に参加できる学生を求める。
授業時間外に必要な学修 ／Expected Work outside of Class	文献調査や先行事例等の十分な調査を事前、事後で1時間程度行う必要がある。
提出課題など ／Quiz,Report,etc	レポート、施策提言のためのレポート、各種コンテスト等へのエントリーシートなどを求める。
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	提出課題やレポートの内容（30%）、フィールドワークやディスカッション等の積極性や発言内容（50%）、テーマ設定および課題解決に向けた取り組みの手法などの課題解決への意欲など（20%）を総合的に判断して評価を行う。
テキスト ／Required Texts	特に指定はしないが、農村的環境におけるフィールドワーク事例や調査方法等の先行研究を確認しておくことが望ましい。
参考図書 ／Reference Books

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	イントロダクション、テーマ設定の方法について	各自の自己紹介やゼミの選択理由、行ってみたい活動などを発表し、共有する。また、教員のこれまでの研究や自己紹介も行う。
2	第2回	文献調査の方法	文献調査には多くの方法がある。ゼミナールⅡで習得した知識や技術を応用し、自身の研究に必要な文献の探し方について学ぶ。
3	第3回	文献の解読と理解	第2回で検索した文献や興味のある文献について、ゼミ内でいくつか取り上げ、その要約を行うことで、文献の解読と理解につなげる。
4	第4回	調査対象地の理解①	調査対象地の選定を行い、事前にできる限りで調査地の情報を収集する。人口や産業など、様々な統計からデータを読み解く。
5	第5回	調査対象地の理解②	実際にフィールドワークを行い、自身の目で見て、感じたことをまとめる。
6	第6回	調査対象地の実際	第4回〜5回で得られた知見をもとに、データとの類似点や相違点を洗い出し、フィールドワークの必要性や地域住民へのヒアリングの重要性について学ぶ。
7	第7回	研究方法の立案①	卒業研究に向けて、研究方法や調査方法をまとめる。その際にグループディスカッションや教員との積極的なコミュニケーションを行い、研究活動が自走できるように準備を行う。
8	第8回	研究方法の立案②	第7回よりも、さらに具体的な調査研究の手法を計画し、その妥当性についてグループや教員とディスカッションを行う。
9	第9回	外部講師との意見交換①	丹波篠山市で地域づくりの実務を行っている外部講師を招聘し、意見交換を行う。意見交換を通じて、地域の実態やニーズについて深く知る。
10	第10回	外部講師との意見交換②	丹波篠山市で地域づくりの実務を行っている外部講師を招聘し、意見交換を行う。自身が考えている研究テーマや地域の課題等について意見を伺い、研究の必要性や妥当性について考える。
11	第11回	調査研究の手法①	様々な地域研究の手法について、先行研究をもとにパターン化し、その方法を紹介する。
12	第12回	調査研究の手法②	第11回の講義を踏まえて、いくつかの課題解決策について、グループごとにロールプレイングを実施する。（例；地域産業の活性化のためのアイデア出し等）
13	第13回	研究テーマの設定に向けて①	これまでの講義を基に、研究テーマを設定する。なぜそのテーマなのか、どのような目標を設定するのか等を明確にする。
14	第14回	研究テーマの設定に向けて②	第13回で設定したテーマについて、グループや教員とディスカッションを行い、その妥当性や方法に問題がないかを検討し、ブラッシュアップを行う。
15	第15回	ゼミナールⅢの振り返りとゼミナールⅣに向けて	これまでのゼミ活動を振り返るとともに、ゼミナールⅣにつなげるために、個々の課題の抽出や、知見の共有を行う。