科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
ゼミナールⅠ/Social Research Seminar I |
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授業コード /Class Code |
BA00311006 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金3(前期)/FRI3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
李 洪章/LEE HONGJANG |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門基幹科目〉/*** MAJORS *** 〈Core Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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李 洪章/LEE HONGJANG | 現代社会学科/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(演習・実習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本授業は、現代社会学部のディプロマ・ポリシーに示す、現代社会の多面的・総合的理解、および諸課題の発見と解決策の探求を目指すものである。 入門ゼミナールⅠおよびⅡで大学における学び方について体験学習した後、ゼミナールⅢ~Ⅴで専門領域について学ぶために必要となる、社会学の基礎的な知識や調査手法を習得する。さらには、現代社会に生きる人々の生活の特徴について考えるために、生活上の経験や行為を人びとが用いる言葉の意味に注目しながら読み解くような、論理的思考を修得することを目的とする。 具体的には、定住外国人や移民がもたらした食文化を通して、わたしたちが生きる社会のいち構成員としてのかれ・かのじょらの存在に着目することを試みる。フィールドワークを通じて、わたしたちが普段、何気なく消費している多様な食文化を、日本に暮らす外国にルーツのある人々の歴史や生活が公共空間に現れたものとして捉え直す視点を身につけることを目指す。 なお、本授業は、現代社会学科の3つのどの分野を自分の専門分野にするか選択するために、ゼミナールⅠとⅡで担当教員を変えて違う分野を学ぶ機会でもある。 なお、本授業は、実践的教育から構成される授業科目である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・私たちの実生活にかかわる具体的な事例を、複合的な視点から捉え直し、論じる能力を身につける。 ・ 先行研究および資料の検索、収集、整理をおこなうことができる。 ・フィールドワークの計画や、そこから得られたデータの解釈について、他者と議論しながら検討する能力を獲得する。 |
授業のキーワード /Keywords |
エスニシティ/食/公共性 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・ゲストスピーカーによる講演 ・生野コリアンタウンでの現地実習 ・三宮周辺でのフィールドワーク これらの課題を、数人(4~5人)程度の研究班をつくり、班ごとにお互いの調査計画や調査結果を授業中に報告し、議論しながら検討を行っていく。 プレゼンテーション、ディスカッションを通じたアクティブ・ラーニングを実施する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・ペアとなる実習科目 : 現代社会基礎実習B(前田ゼミ、都村ゼミと合同でおこないます) ・グループワークを行うので、欠席は厳禁とする。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習:予告した次回講義テーマに関して下調べを行い、疑問点を明確にしておくこと(目安として1時間程度)。 事後学習:配布資料や調査の内容を確認し、次回ゼミでの課題を自ら発見すること(目安として1時間程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・調査報告書(=期末レポート) の提出を義務付ける。 (manaba上で講評することでフィードバックする) ・その他、各種課題の提出が必須となる。 (ゼミ中にコメントすることでフィードバックする) |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・授業中に作成した成果物の内容 60%、期末レポート 40% |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | ゼミナールで学習する内容と方法を知る。 | |
2 | 第2回 | 私たちの「韓国」イメージ | 私たちが日常生活のなかで「韓国」に対してどのようなイメージを持っているのかを、意見を出し合いながら明らかにしていく。 | |
3 | 第3回 | ゲストスピーカーによる講演 | ゲストスピーカーを招き、在日コリアンの生活の場であり、韓流ファンにとっての最も身近な「韓国」であるコリアタウンの歴史と現状について学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 現地学習① 生野コリアタウンを知る | インストラクターの解説を受けながら生野コリアンタウンのフィールドワークを行う。 | |
5 | 第5回 | 現地学習② コリアタウンを訪れる若者たち | インストラクターの解説を受けながら、韓流ファンの若者たちにとって、生野コリアンタウンがどのような「場」であるのかについて考える。 | |
6 | 第6回 | 現地学習の振り返り | 授業前半の内容を振り返り、現地学習の成果を確認する。 | |
7 | 第7回 | 神戸の街に暮らす外国ルーツの人々について知る① | 統計資料や先行研究に基づき、外国ルーツの人々が神戸の街にどのくらい暮らしているのかを知る。 | |
8 | 第8回 | 神戸の街に暮らす外国ルーツの人々について知る② | 調査班ごとに調査テーマを決定し、そのテーマに関してさらに先行研究の整理・考察を進める。 | |
9 | 第9回 | 現地でのフィールドワーク | 調査課題に沿って、三宮での現地調査を行う。 | |
10 | 第10回 | 中間考察 | 現地フィールドワークでの不足点を補うためにさらなる先行研究と先行調査の探索・分析を行う。 | |
11 | 第11回 | 追加フィールドワーク | 前回の調査での反省点を踏まえ、追加フィールドワークを行う。 | |
12 | 第12回 | 調査結果の整理・考察 | 撮影した写真などの調査成果を社会学的な視点から読み解き、解説を加える。 | |
13 | 第13回 | ZINEの作成 | 各テーマ別に調査結果をZINEにまとめる | |
14 | 第14回 | プレゼン資料作成 | 作成したZINEの内容に関するプレゼンテーションの準備を行う。 | |
15 | 第15回 | 成果発表 | 3ゼミ合同で成果発表会を実施し、参加者の質問に答えることで、調査結果への理解をさらに深める。 |