科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
ゼミナールⅠ/Social Research Seminar I |
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授業コード /Class Code |
BA00311005 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金3(前期)/FRI3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
前田 拓也/MAEDA TAKUYA |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門基幹科目〉/*** MAJORS *** 〈Core Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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前田 拓也/MAEDA TAKUYA | 現代社会学科/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
演習授業 / 対面 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目では、現代社会学部のディプロマ・ポリシー(卒業認定に関する基本方針)に従い、(1)現代社会の多面的、総合的な理解、(2)諸課題の発見・把握及びその解決策を探求することを目指す。 また、この科目は、専門基礎科目(ゼミナール)に位置づけられる。「入門ゼミナール I・II」では、大学における学び方の基礎について学習したが、この「ゼミナール I」においては、3年次の「ゼミナール III・V」で専門領域について学ぶために必要となる、社会学の基礎的な知識や調査手法、論理的思考を修得することを目的とした、実践的教育から構成される授業科目である。 都市は、だれに対してもオープンでアクセス可能な空間であるはずだ。しかし実際には、特定のだれかがあらかじめ排除されていたり、特定のだれかにとってアクセスしにくい場所があったりもするだろう。この授業では、こうした「わたしたちがあたりまえに暮らしている街からは特定の人びとが知らないうちに排除されているのかもしれない」という想像力を元手にして、この社会の「公共性」について考え、理解することを目指す。 実習として、「都市+公共性」をキーワードに、神戸〜大阪でのフィールドワークを実施し、街の写真を撮影したり、雑誌や新聞の記事を収集したりすることを通して、「都市」という空間のなかで、自分たちが普段、なににまなざしを向け、どのようなまなざしを意識させられているかを捉えなおし、理解することを目指す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・「都市」および「公共性」をめぐる社会(学)的な問題関心について、 身近な具体的事例との関連から検討し、論じる能力を身につける。 ・先行研究および資料の検索、収集、整理をおこなうことができる。 ・フィールドワークの計画や、そこから得られたデータの解釈について、他者と議論しながら検討する能力を獲得する。 |
授業のキーワード /Keywords |
公共性 / 都市 / 身体 / 排除 / ディスカッション / グループワーク |
授業の進め方 /Method of Instruction |
演習形式で行う。また、収集したデータをグループワークで分析する。内容は「現代社会基礎実習 I (現代社会基礎実習B)」と連携する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
ペアとなる実習科目: 現代社会基礎実習B(都村ゼミ、李ゼミと合同) |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
・事前学習: 演習の対象となるテーマについて、インターネットを利用し、新聞・ニュース記事を読んでおくことで一定のイメージをつかんでおくこと (目安: 1時間程度)。 ・事後学習: ノートなどの資料を再確認し、講義内で紹介した各種統計資料や文献を積極的に読むこと (目安: 1時間程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・調査報告書(=期末レポート) の提出を義務付ける。 ・その他、各種課題の提出が必須となる。詳細は授業中に適宜指示する。 (それぞれの課題について、manaba および授業中にコメントし、フィードバックする。) |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
雑誌(ZINE)作成=期末レポート : 60% 平常レポート・課題 : 40% |
テキスト /Required Texts |
担当者が作成した資料を用いる。 |
参考図書 /Reference Books |
必要に応じて適宜紹介する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 授業の進めかたについてあらためて説明すると同時に、受講者の自己紹介などをおこなう。 | |
2 | 第2回 | 都市と公共性 | 都市と公共性の関係がこれまで社会学ではどのように検討されてきたかを考える。 | |
3 | 第3回 | ゲストスピーカーによる講演 | 大阪の街場にゆかりあるゲストスピーカーを招き、街歩きの方法や、そのために必要とされる基礎的な知識についてレクチャーを受ける。 | |
4 | 第4回 | 現地学習での課題の検討 | 大阪「新世界」の街歩きに先立ち、調査課題をグループワークにて検討する。 | |
5 | 第5回 | 現地学習の実施 | 大阪「新世界」の街歩きを実施する。 | |
6 | 第6回 | 現地学習の振り返り | 授業前半の内容を振り返り、現地学習の成果を確認する。 | |
7 | 第7回 | 各グループの分析課題の検討 | フィールドワーク実施のための調査班を結成し、それぞれの分析課題を明確化、共有する。 | |
8 | 第8回 | 先行研究・先行調査の探索、分析 | フィールドワークのテーマに関する先行研究、およびフィールドワークのために確認しておくべき情報を持ち寄り、分析、共有する。 | |
9 | 第9回 | 現地でのフィールドワーク 1 | 神戸(三宮・元町周辺) を中心にしたフィールドワークを実施する。 | |
10 | 第10回 | 現地でのフィールドワーク 2 | 神戸(三宮・元町周辺) を中心にしたフィールドワークを実施する。 | |
11 | 第11回 | 中間考察 | ここまでの調査内容を振り返り、追跡調査が必要な事項を確認し、追加の調査計画を立てる。 | |
12 | 第12回 | 追加フィールドワーク | 神戸(三宮・元町周辺) を中心にしたフィールドワークを実施する。 | |
13 | 第13回 | 実習報告書冊子作成 1 | 「都市」と「公共性」をテーマとした調査結果をフォト・エスノグラフィーとしてまとめる。 | |
14 | 第14回 | 実習報告書冊子作成 2 | 「都市」と「公共性」をテーマとしたフォト・エスノグラフィーを冊子としてまとめ、完成させる。 | |
15 | 第15回 | 総括とふりかえり | これまでの授業内容の要点を振り返ると同時に、次年度からの学びとの関連を明確にする。 |