科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
地域行政論/Studies of Regional Administration |
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授業コード /Class Code |
BA00181001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火1(後期)/TUE1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
藤森 龍/FUJIMORI RYUU |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈Basic Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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藤森 龍/FUJIMORI RYUU | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本授業は現代社会学部のDPで示す、思考力・判断力・表現力の取得及び主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度の取得に該当する。 現在の地方自治体は、国の制度改革などにより、幾度となくその姿(自治体の機能)を変えてきた。そして、今、社会経済構造の大きな変革により、人口の一極集中化や少子高齢化等を招き、地域コミュニティの衰退や機能そのものを維持することが困難になるなどの課題を地方自治体、地域社会は抱えている。さらにITやICT等によりグロバリゼーションの波がローカル社会にも大きな影響を与えている。地方自治体は、住民とともに地域資源を発掘、活用しながら独自性を発揮して課題を乗り越え、活力ある未来を切り開いていく必要性に迫られている。本授業では、地方自治体及びその制度を多角的な視点で捉え、理解するとともに、国と地方との関係の中で、持続可能な地域社会として発展しようとする地方自治体の現状を知ることを通じて、地域行政を考える基礎を学んでいきます。 なお、この科目の担当者は地方行政の職員として40年近く実務に関わり、政策の事業化を経験した教員である。授業では、地方自治制度を踏まえて国、県、市町村との関係や地方自治体の現状及び課題を行政事例などを取り混ぜてより分かりやすく説明したい。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①地域行政の現状と人口減少社会の課題の中で、地方自治体(地域社会)がどのような政策及び事業で活力を維持し、持続可能な存在として発展できるのかを習得し、説明できる。 ②公務員志望者、教員志望者の進むべき方向性選択の理解を深めさせる。 ③具体的な課題に対する方向性を論述することで、文章の作成能力を高めることが出来る。 |
授業のキーワード /Keywords |
国と地方の関係、地方分権、分権型社会、団体自治、住民自治 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義中心で授業を進めますが、受講生に自発的な発言を求めて、双方向の授業を重視します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業後の復習(1時間)と次回のテーマに沿った予習(1時間)を行って理解を深める |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
履修者から出たコメントや質問に対しては、フィードバックを行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業における発言および貢献度(30%)、課題論文(70%)の割合で総合的に評価する。 |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
『Next教科書シリーズ地方自治論[第2版]』(弘文堂) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 地域行政論で何を学ぶか | ガイダンス(授業の進め方・地域行政論概要) | |
2 | 第2回 | 近代国家に至るまでの地方自治 | 地方自治の淵源を他国の都市自治体に学ぶ | |
3 | 第3回 | 日本における地方自治の成立過程 | 律令国家から明治憲法下における地方自治の姿 | |
4 | 第4回 | 日本国憲法下の地方自治 | 憲法第9章「地方自治の本旨」から学ぶ-新たな地方自治制度- | |
5 | 第5回 | 地方自治制度の課題 | 自治体の現状と課題 | |
6 | 第6回 | 地方財政 | 地方税財源の確立と新たな動き | |
7 | 第7回 | 自主立法権の各膣 | 条例制定権の根拠と限界 | |
8 | 第8回 | 地方行政の担い手 | 地方公務員の姿。求められる地方公務員像 | |
9 | 第9回 | 国と地方との関係 | 国土計画と地方公共団体 | |
10 | 第10回 | 地方自治体の変遷と分権改革 | 地方の時代における地方公共団体の在り方、昭和、平成の市町村大合併の功罪 | |
11 | 第11回 | 自治体の政策 | 自治体における政策形成 | |
12 | 第12回 | 地域の主権者としての住民参加 | 新しい公共とは、住民の参画と協働による地域行政 | |
13 | 第13回 | 地域創生への取組 | 行政実例に学ぶ | |
14 | 第14回 | 地方自治体としての災害対応 | 災害多発時代における地方自治体の対応力と限界 | |
15 | 第15回 | まとめー地方行政に携わって | 地方行政の現場の経験からの今後の行方を探る |