科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
日本近現代史/The History of Modern Japan |
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授業コード /Class Code |
BA00151001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金4(前期)/FRI4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
松田 ヒロ子/MATSUDA HIROKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈Basic Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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松田 ヒロ子/MATSUDA HIROKO | 現代社会学科/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
近年、日本の安全保障をめぐる法整備や日本国憲法の改正を巡り、大きな議論をよんでいます。これらの議論を理解し、自分なりの意見を表めできるようになるためには、自衛隊や過去の日本陸軍・海軍についての歴史的理解が不可欠です。この授業の目的は、軍事組織(日本軍・自衛隊)と民軍関係(軍隊と市民社会の関係)に着目しながら、日本近現代史の大きな流れと各時代の特色を理解することにあります。現代社会学部のDPに示す、現代社会の多面的、総合的な理解と、グローバルな視野と豊かな教養を身につけることを目指します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
(1) 日本の近現代史の大きな流れを、世界の歴史を背景に、各時代の特色をふまえて説明できる。 (2) 日本における軍事組織と市民社会との関係の歴史的発展を説明できる。 (3) 世界における日本の果たすべき役割を認識しながら、日本の自衛隊の現状を評価し、そのあるべき姿について自分の意見を表明できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
基本的に教員による講義形式です。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業の配布物を予習復習として読んでください。(予習復習合わせて2時間程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
提出課題に対するフィードバックは授業中に適宜行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業中に実施する課題(30%)、定期試験(70%) |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 授業の概要説明 | 授業進め方や評価方法を説明します。 | |
2 | 第2回 | 近代的軍隊と日本 | 近代国家の成立に伴い、日本も近代的な軍隊を編成するようになりました。「近代的な軍隊」の特徴とは何か、そして日本はそれをどのように編成したのか学びます。 | |
3 | 第3回 | 帝国軍と日本社会 | 日本が近代国家として確立していく中で、日本軍がどのように発展し、軍隊は社会とどのような関係性にあったのか考えます。 | |
4 | 第4回 | 戦争と軍隊 | 日本は日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦と第二次世界大戦を戦いました。戦争を経て軍隊がどのように発展・変容していったのか考えます。 | |
5 | 第5回 | 日本軍の解体と占領 | アジア・太平洋戦争終結後、日本軍が解体され、連合軍の占領統治のもとで軍隊や軍人の位置づけがどのように変化したのか考えます。 | |
6 | 第6回 | 自衛隊の創設 | 朝鮮戦争勃発に伴い警察予備隊が設立され、保安隊、陸上自衛隊へと発展、さらに海上自衛隊と航空自衛隊が創設された経緯を学びます。 | |
7 | 第7回 | 冷戦と自衛隊 | 冷戦体制下で自衛隊が発展していった経緯を学び、国際的及び国内的に自衛隊が期待された役割について考えます。 | |
8 | 第8回 | 自衛隊と地域社会 | 1950年代から日本各地に自衛隊の駐屯地他の関連施設が建設されるようになりました。自衛隊と駐屯地等の周辺の地域社会との関係性について考えます。 | |
9 | 第9回 | 民生支援・協力活動 | 自衛隊は戦闘訓練の他、災害派遣を含む様々な民生支援活動を行ってきました。その実態と意義について考えます。 | |
10 | 第10回 | 自衛隊の是非をめぐる論争 | 自衛隊は創設直後から、「戦争放棄」を掲げる日本国憲法第9条の条文(解釈)をめぐって、その存在の是非が論議の的となってきました。日本社会における自衛隊の存在の是非をめぐる論争とその意義について考えます。 | |
11 | 第11回 | 沖縄の日本「復帰」と自衛隊 | 沖縄の施政権が日本に返還され、1970年代より沖縄県内にも自衛隊が駐留するようになりました。自衛隊と沖縄の地域社会や住民との関係について考えます。 | |
12 | 第12回 | 自衛隊とPKO | PKO協力法が成立して以降、1990年代初頭から自衛隊は海外における「国際連合平和維持活動(PKO)」に参加するようになりました。自衛隊の海外での「平和維持活動」について考えます。 | |
13 | 第13回 | 自衛隊イメージの現在 | 2000年代以降に自衛隊がマスメディアでどのように表象され、国民は自衛隊をどのように認識してきたのか考えます。 | |
14 | 第14回 | 憲法改正論争と自衛隊 | 日本国憲法改正をめぐる議論の中で自衛隊の是非がいかに議論されているか考えます。 | |
15 | 第15回 | 授業の振り返り | これまでに学んだことを振り返ります。 |