科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
経済学の基礎/Fundamentals of Economics |
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授業コード /Class Code |
BA00071001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金5(前期)/FRI5(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
田村 穗/TAMURA MINORU |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈Basic Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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田村 穗/TAMURA MINORU | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
講義(対面形式) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目は、現代社会学科のDPに規定された「(現代社会における)諸問題を学際的かつ科学的に発見し把握する」ことを目指しています。 現代社会の中心には、市場経済があり、その知識なくして社会問題を正確に把握することはできない。本科目は、ミクロ経済学とマクロ経済学の基本を学習し、経済学的視点を磨くことを目的としています。 ミクロ経済学は、一個人や一企業の行動が経済学ではどのように捉えられるのか、マクロ経済学は、より広い視点で、国の経済や貿易について分析します。これか2つの視点を磨くことで、社会問題の背景にある経済の影響をより正確に把握することが可能となります。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
経済学の基本的な知識を適切に活用することができる。 経済学の理論を用いて、身の回りにある現象を説明することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
基本的には講義形式で進めます。 適宜、質疑応答の時間を設けるとともに、リアルタイムアンケートを用いて、理解度チェックを行いながら講義を進めていきます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
予習・復習、レポート作成、定期試験対策勉強などを含めて、15週合計で60時間の授業外学修を目安とする。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
レポート2000字程度(30%)、期末試験(択一式70%)合計100%で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
講義で使用する資料は、manaba上で配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 経済学の基礎、ミクロ経済学とは | ガイダンス:授業の進め方の説明。経済学全般の基本的なタームの確認と授業の前半で扱うミクロ経済学の意義を理解する。 | |
2 | 第2回 | 需要と供給、市場メカニズム | 財やサービスがどのように供給され、どのように需要されるのか、そして、市場での取引を通じて量と価格が決まる過程を学習する。 | |
3 | 第3回 | 需要曲線・供給曲線のシフト | 環境や制度が変化すると需要や供給が変化する。需要曲線と供給曲線がシフトする要因とシフトした結果市場における均衡がどのように変化するのかを学習する。 | |
4 | 第4回 | 消費者の理論 | 財やサービスを需要する消費者は効用(満足度)を高めるために行動する。予算制約がある中で、効用を最大化するための条件とその結果として需要曲線が導き出されることを学習する。 | |
5 | 第5回 | 生産者の理論 | 財やサービスを供給する生産者は利潤を最大にするために行動する。利潤を最大にするための売上と費用の関係について学習する。 | |
6 | 第6回 | 寡占市場・独占市場 | 市場に少数の生産者しかいない場合の価格と生産量について完全競争市場との違いと、その時の消費者の不利益についてを学習する。 | |
7 | 第7回 | 市場の失敗と政府の役割 | 市場に任せていると資源の配分が非効率になる「公共財」「費用逓減産業」「外部(不)経済」「情報の非対称性」の概念とその場合の政府の役割について学習する。 | |
8 | 第8回 | 行動経済学&中間試験 | 比較的新しい分野である「行動経済学」について、身近な例を参考にしながら、社会でどのように活用されているのかについて学習する。 | |
9 | 第9回 | マクロ経済学とは | 授業の前半で扱ったミクロ経済学と異なり、巨視的な視点で経済を分析するマクロ経済学の基本的なフレームワークについて学習する。 | |
10 | 第10回 | 国内総生産と三面等価原則 | 国内総生産(以下GDP)が付加価値の合計として表されること、そして、GDPは、生産、所得、支出の三面から見ても等価になることを理解する。 | |
11 | 第11回 | 国民所得の決定 | 国の経済を把握する上で最も重要な国民所得が理論上どのように決定されるのかについて、ケインズ経済学の立場から学習する。 | |
12 | 第12回 | 財政制度と財政政策 | 国家の経済活動のである「財政」の制度について学習する。また、「財政」がマクロ経済に対してどのような役割を担うのかについて学習する。 | |
13 | 第13回 | 通貨制度と金融政策 | 財政政策と並んでマクロ経済に大きな影響をもたらす金融政策について、通貨制度から紐解いて学習する。そして、金融政策がマクロ経済に与える影響について学習する。 | |
14 | 第14回 | 貿易と為替レート | 国を超えた取引である「貿易」について、日本の状況を統計的に捉えるとともに、理論的になぜ貿易をするのかについて学習する。 | |
15 | 第15回 | 経済思想 | 授業のまとめとして、これまで扱ってきた理論がどのような思想によって生まれたのかについて、歴史的な概観を学習する。 |