科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
マスコミ論/Studies of Mass Media |
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授業コード /Class Code |
B001021001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水3(前期)/WED3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
安富 信/YASUTOMI MAKOTO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈Basic Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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濱田 涼子/HAMADA RYOKO | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
安富 信/YASUTOMI MAKOTO | 社会防災学科/Social Studies of Disaster Management |
授業の方法 /Class Format |
原則対面授業とします。 わからないことがあれば、直接メール(yasutomi@css.kobegakuin.ac.jp)で聞いてください。 なお、特別警報(すべての特別警報)または暴風警報発令の場合(大雨、洪水警報等は対象外) も、授業を実施します。ただし、避難指示、避難勧告が発令されている場合はご自身の安全を最優先にし、自治体の指示に従って行動してください。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
ディプロマ・ポリシー1(社会科学および人文科学を中止とした学際的な学修を通じて、現代社会で起こりうる災害に対する事前の備えや、事後の社会的混乱の最小化を実現するための専門知識を身につけ活用することができる)を身に付ける。 今の学生たちは新聞をほとんど読まない。新聞を読むことは、文章の読解力を付けるための必要最小限の方法だと認識しているので、ゆゆしき現状だ。新聞を読まない学生たちに、1日10分でもいいから新聞を読む時間を作ってほしい。そのために、新聞を楽しく読める方法、新聞の構成、新聞づくりの現場や裏話なども講義で話す。こうした新聞の基本を知ったうえで、文章を書いてみたり、見出しについて考えてみたりして、文章のリテラシーを向上させたい。 災害報道の重要性を占めるラジオのニュースも聴いて、理解してもらう。 新聞のほか、テレビやラジオなどわが国のマスコミ業界の現状を知ってもらうために、適宜、マスコミの現場で働く外部講師をお招きすることもある。インターネット全盛時代の今、新聞、テレビ、ラジオの存在意義を考えたい。 読売新聞大阪本社記者としての実務経験のある教員で、デスク時代に阪神・淡路大震災を経験し、その後、災害担当編集員として、神戸の街を見続けてきたことと、それによって培われた人脈が、この授業に大いに生かされており、実践的教育から構成される授業科目である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
少なくとも毎日10分間は新聞を読む習慣を身に付け、その日のニュースについて、解説できるくらいの力と、A41枚のレポートを簡単に書ける力を身に付ける。 |
授業のキーワード /Keywords |
新聞、テレビ、ラジオ、インターネット、SNS |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業の入りは、今日・昨日のニュースから始めたい。多くの学生にニュースの解説をしてもらう。その中から重要なニュースを選び細かく解説する。途中、NHKラジオの14時の二ュースを聴き、要点をまとめて発表もしてもらう。そのうえで適宜、新聞、テレビ、ラジオの歴史と現状、課題を学び、レポート用紙などを使ってニュースの断面や新聞の見出しなどについて考え、書くこともする。日本の、世界のニュースを出来るだけビビッドに伝えたいので、必ずしもシラバス通りに進まないことが多い。情報を如何に見るか、フェイクニュースに騙されないように、政権のファクトチェックも紹介する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
新聞記者の体験をもとに、出来るだけ現場に近い話をしたい。また、知人にテレビやラジオ関係者もいるので、余裕があれば、講師として招きたい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
自宅や下宿でも出来るだけ、新聞を読み、テレビを見て、ラジオを聴くなどの予習、復習を最低2時間する。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
適宜、レポート提出を求め、最終日には、講義ノートを提出してもらい、評価付けして返却する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
100 %レポート課題による |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 本講座の概要と進め方 | |
2 | 第2回 | マスコミとは | 新聞、テレビ、ラジオなどの種類とその成り立ち | |
3 | 第3回 | 新聞を読もう 読み方 | 1日10分で新聞を読む方法 | |
4 | 第4回 | 新聞を読もう 歴史 | どうやって新聞は出来るのか | |
5 | 第5回 | 新聞を読もう 見出し | 新聞を読んで見出しを考えてみよう | |
6 | 第6回 | 新聞を読もう 意見 | 今日の新聞で一番気に入った記事を選んで、所感を述べてみよう | |
7 | 第7回 | 新聞を読もう 作文 | 新聞的な文章で自分のPRメッセージを書いてみよう | |
8 | 第8回 | テレビメディアと災害報道 | テレビはどんな災害報道を出すのか | |
9 | 第9回 | ラジオメディアと災害報道 | 災害時のラジオの役割は | |
10 | 第10回 | FMコミュニティーラジオの役割 | 災害時のコミュニティーFMラジオが果たす役割 | |
11 | 第11回 | 阪神・淡路大震災とマスコミ | 阪神・淡路大震災でのマスコミはどうだったのか | |
12 | 第12回 | 東日本大震災とマスコミ | 東日本大震災でのマスコミ報道はどうだったのか | |
13 | 第13回 | 南海トラフの巨大地震とマスコミ | 近い将来必ず来ると言われている南海トラフの巨大地震に対し、マスコミはどうしているのか | |
14 | 第14回 | マスコミの浮沈を賭けた戦い | インターネットに押されて斜陽化するマスコミ、果たして存在感を示すことができるのか | |
15 | 第15回 | 振り返り | 全14回で学んだ日本のマスコミについて語り、ノートを点検する。 |