科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
日本の歴史 【法⑨~⑫・現社】/Japanese History |
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授業コード /Class Code |
B000971001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
現代社会学部/Contemporary Social Studies |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(前期)/MON3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
久岡 道武/HISAOKA MICHITAKE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈Basic Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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久岡 道武/HISAOKA MICHITAKE | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
・対面授業(講義)で行います。 ・講義の資料は、dotCampus上で配布します。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
・この科目は、全学のDPに掲げる「広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養する」こと、かつ、現代社会学部のDPに掲げる「諸課題の発見・把握およびその解決策の探求と実践」、法学部のDPに掲げる「汎用的技能を身に付ける」ことを目指しています。現代社会学部の専門基礎科目及び法学部の特別講義科目に属し、基礎的な教養の育成を目的としています。 ・現在の日本社会は、政治・経済・社会・環境のあらゆる面で困難に直面しています。これらの問題の原因や解決への取組を考えていく上で、歴史を学ぶことはとても重要です。この科目では、これまで日本社会が歩んできた発展や変化、諸問題について、その過程や要因を学ぶことで、これからの日本はどうなるのか、どうあるべきかを読み解き、考えることができる学力を身につけます。 ・本科目の担当者は、京都市内の博物館で資料保存や研究、展示、教育活動を行う学芸員の実務経験のある教員です。多くの資料を取り扱ってきた経験を交えて、文書や書画、工芸、映像などの歴史資料からどのような史実が読み解けるのかを解説します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・本講義を通じて、日本史の基礎的な知識を身につけます。歴史用語を暗記するのではなく、諸制度や事件、経済・社会現象の原因と過程、また、その後の日本社会にどのような影響を及ぼしたのかを説明できます。 ・本講義を通じて、文化財への理解と関心を高めます。博物館や美術館などに所蔵されている歴史資料や美術品だけでなく、近代化遺産のような身近な文化財についても理解できます。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
・全15回にわたって古代から高度経済成長期までを解説します。講義中心で授業を進めますが、疑問があったり、内容をより深く理解したいときは、授業後に質問や参考文献のレファレンスを受け付けます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・受講前に『山川日本史』など高校の教科書をあらかじめ一読しておいてください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
・事前学習として、上記の教科書の該当箇所を読んでから授業に臨んでください。(目安として50分) ・事後学習として、毎回配布する資料や講義で紹介した文献などを参考にして講義内容をまとめ直すなど、こまめに復習してください。政治史・経済史・文化史など多岐にわたるため、講義の内容を基礎にしつつ、自身が興味を持った概説書や専門書を参考に簡潔にまとめられるように心がけてください。(目安として1時間) ・質問などは、授業後に受け付けます。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・定期試験(100%)で評価します。講義で扱ったテーマの中から出題し、内容を正しく理解できているか、論理的に回答が出来ているかどうかを評価します。 ・定期試験は論述式です。講義で話したキーワードを使って簡潔にまとめてください。キーワードを使っているか、内容が正しく記述できているかを採点基準とします。 ・試験解答文は、読みにくい字や悪文(主語・述語が不明、一文が長すぎるなど)、箇条書き、体言止めの多用、回答とは無関係の記述などがあれば減点とします。 ・大学の基準に従って、S・A・B・Cで評価します。 |
テキスト /Required Texts |
・特に指定しません。 |
参考図書 /Reference Books |
・特に指定しません。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 歴史を学ぶ意義 | なぜ歴史を学ぶのかを、歴史資料や歴史をみる視点を通じて考える。 | |
2 | 第2回 | 大陸伝来の制度と文化 | 律令制度は政治・経済、仏教は宗教・思想・美術など、その後の日本社会の基礎のひとつとなった。本講義では、その内容と伝来の過程について解説する。 | |
3 | 第3回 | 律令国家の変質 | 律令制度の整備とともに頻繁に遷都が行われ、その最後の都城が「平安京」であった。しかし、それと同時に律令に基づく土地制度も崩壊しつつあった。本講義では、律令国家の変容を土地制度から解説する。また、平安京の発掘調査についても紹介する。 | |
4 | 第4回 | 宮廷政治と荘園の発達 | 律令制度の崩壊は、朝廷内における貴族政治の発展へ向かった。その過程と彼らの経済的基盤である荘園制について解説する。 | |
5 | 第5回 | 武士のおこり | 荘園制の発達とともに、武士団が形成される。そして、政治の主導権は貴族から武士へと移っていく。本講義では、武士団の起こりと院政期から執権政治までの過程を解説する。 | |
6 | 第6回 | 武家社会の転換 | 唐滅亡後の大陸は大きく変動し、やがてモンゴル帝国が誕生した。そして、日本においても蒙古襲来後に鎌倉幕府が滅亡し、室町幕府が成立した。本講義では、その過程と日明貿易、農商業の発達について解説する。 | |
7 | 第7回 | 戦国から天下統一へ | 室町幕府は守護大名の抗争が続き、やがて応仁文明の乱となり、戦乱の世の中となった。本講義では、戦乱のはじまりから天下統一までの過程と近世社会の基盤となった太閤検地について解説する。 | |
8 | 第8回 | 幕藩体制の成立 | 江戸幕府は、幕藩体制と各種統制を通じて長期間にわたり社会秩序を安定させた。本講義は、その内容について解説する。 | |
9 | 第9回 | 江戸時代の経済成長 | 江戸時代は内的な経済成長をとげた時代である。その基盤として、人口・三都・貨幣制度について、またその成長の過程として地回り経済圏の形勢について解説する。 | |
10 | 第10回 | 幕府の諸改革 | 社会秩序の安定と経済成長は、幕府政治の方向性を次第に変化させていった。武断政治から文治政治へ、そして享保・寛政・天保の諸改革が行われたのは、幕府権威の維持と経済問題にあった。本講義は、これら諸改革について解説する。 | |
11 | 第11回 | 開国から明治維新へ | 18世紀末から19世紀において、列強は強力な軍事力を背景にアジア諸国を植民地にしつつ、日本にも通商を求めた。本講義では、開国とその影響について解説する。 | |
12 | 第12回 | 明治の近代化政策と産業革命 | 明治政府は様々な近代化政策を進めるが、そのためには財政的基盤を固める必要があった。本講義では、地租改正と秩禄処分、殖産興業、そして、1880年代後半からの産業革命について解説する。また、近代化遺産についても紹介する。 | |
13 | 第13回 | 大陸政策の展開 | 近代国家となった日本は、次第に近隣諸国への軍事的・政治的に展開していった。日清日露戦争とその後の国際関係、台湾・朝鮮半島・満州における植民地経営について解説する。 | |
14 | 第14回 | 経済恐慌と世界大戦 | 第1次世界大戦後の長期不況と恐慌は、国内外の経済に大きな打撃を与え、悲惨な戦争に向かう要因となった。本講義は、その過程について解説する。 | |
15 | 第15回 | 戦後復興から高度成長へ | 敗戦後の日本は、GHQによる軍国主義の除去からはじまった。日本が敗戦からどのように復興し、高度経済成長につながったのかを解説する。 |