科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
ソーシャルワークの理論と方法(専門)Ⅱ/Theory and Method of Social WorkⅡ |
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授業コード /Class Code |
B704341001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火4(後期),火5(後期)/TUE4(AUT.),TUE5(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
鏡味 秀彦/KAGAMI HIDEHIKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育分野】 《医療・精神保健福祉専門分野》/*** MAJORS *** 《医療・精神保健福祉専門分野》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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鏡味 秀彦/KAGAMI HIDEHIKO | 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
授業の方法 /Class Format |
講義、演習 授業形態は、対面授業を前提としますが、covid-19 の感染状況等によっては、遠隔授業やハイブリット授業に変更します。 ※対面時の教室は、毎回15号館4階精神保健福祉研究室(15-415)を使用します。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
・この科目では、学部DP 2,4 の達成を目指します。 ・精神保健福祉士養成指定科目です。精神保健福祉士が展開するソーシャルワークに必要な理論と方法について学びます。 ・一生活者である精神障害者が、或いは精神保健福祉に係る課題により生活上の困難を抱える多くの市民が、孤立することなく安心して生活するため必要な援助について、社会構造の変化、多職種や地域住民との連携、制度への働きかけ等を意識し広い視野で学びを深める機会とします。 ・授業担当者は、精神保健福祉士として小規模作業所指導員、精神障害者地域生活支援センター相談支援専門員、障害福祉サービス事業所サービス管理責任等の業務に携わってきました。 ・精神保健福祉士の援助過程において、ソーシャルアクションやチームアプローチ、組織マネジメント等が実際にどのような役割を持ち機能するのか、具体的に解説します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①個別支援からソーシャルアクションへの実践展開を、ミクロ、メゾ、マクロの連続性、重層性を踏まえ理解し説明することができる。 ②精神保健福祉医療における多職種、多機関との協働・連携による精神保健福祉士の役割について、具体的な場面をイメージし説明することができる。 ③精神保健福祉士と所属機関の関係性を踏まえ、組織への働きかけや組織マネジメントがソーシャルワークの援助展開の中でどのような意味を持つのか、その概念や方法について説明することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
ソーシャルアクション 多職種連携 多機関連携 ソーシャルアドミニストレーション 学校と精神保健福祉士 司法と精神保健福祉士 権利擁護 当事者主体 ストレングス |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義と映像資料の視聴、小グループでのディスカッションを行いながら進めます。 授業終了時にコメントカードを記入し、次回の授業で共有します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
テキストは必携です。補足資料は随時提示ないし配布します。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
特に必要ありませんが、次回の授業について気になることなどあれば自主的に文献などで調べておいてください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
テーマや事例に沿った小レポートの提出を適時求めます。提出されたレポートは、次の授業においていくつか要点についてコメントしあるいは総評します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
成績評価方法・基準 授業への参加度・発言の積極性(40%)、小レポート(30%)、小テスト(30%)を基にして行います。 |
テキスト /Required Texts |
・最新 精神保健福祉士養成講座 6 『ソーシャルワークの理論と方法(精神専門)』 一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟 編集 中央法規 2021 3000円(税別) |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 授業の進め方/ソーシャルアクションへの展開 | 0)授業の進め方に関する説明 1)ソーシャルワークアクションの基本的視点 ・ソーシャルアクションの基本的な視点と重要性を理解する ・ソーシャルアクションの具体的展開過程を理解する |
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2 | 第2回 | ソーシャルアクションへの展開 | 2)個別支援から地域における体制整備 ・ソーシャルアクションの展開過程における当事者参加の意義を理解する~当事者の参画のありようととは?ミクロからマクロへの連続的展開の意識~ 3)政策提言・政策展開 |
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3 | 第3回 | ソーシャルアクションへの展開 | 4)精神障害者の地域移行・地域定着にかかわる展開 ・地域移行・地域定着支援に向けた精神保健福祉士の包括的アプローチとは ・人と人、人と環境等相互性の視点でクライアントとともに考える |
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4 | 第4回 | 多職種連携・多機関連携 | 1)連携の意義と目的 ・そもそも「多職種」「多機関」「連携」「協働」「コラボレーション」等の用語をどう捉えるか |
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5 | 第5回 | 多職種連携・多機関連携 | 2)多職種連携・多機関連携留意点 ・誰のため、何のための連携か ・多機関・多職種連携における精神保健福祉士の役割 |
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6 | 第6回 | 多職種連携・多機関連携 |
3)チームビルディング ・グループとチームの違い ・ファシリテーターのスキル |
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7 | 第7回 | 多職種連携・多機関連携 | 4)チームの形態と特徴 ・チームの形態と特徴について学ぶ ・チームとヒエラルキーについて考える ・精神保健福祉に係る動画を見て意見交換 |
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8 | 第8回 | 多職種連携・多機関連携 | 5)連携における精神保健福祉士の役割 ・精神保健福祉実践における多職種連携の意義と必要性 ・様々な実践場面での対職種連携における精神保健福祉士の役割~クライアントを一生活者として捉える視点の必要性~ |
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9 | 第9回 | 多職種連携・多機関連携 | 6)多職種連携・多機関連携の実際 ・事例から多職種連携の実際や、多職種連携における精神保健福祉士の役割を理解する |
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10 | 第10回 | ソーシャルアドミニストレーションの概念とその意義 |
1)精神保健福祉分野におけるソーシャルアドミニストレーションの概念とその意義 ・ソーシャルワークの理論からシャーシャルアドミニストレーションについて考える ・精神保健福祉分野に係る組織運営とその基盤について理解する |
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11 | 第11回 | ソーシャルアドミニストレーションの概念とその意義 | 2)精神保健福祉分野におけるソーシャルアドミニストレーションの展開方法 ・精神保健福祉分野におけるソーシャルアドミニストレーションの展開について理解する ・精神保健福祉に係る支援組織の経営管理の課題について理解する |
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12 | 第12回 | ソーシャルアドミニストレーションの概念とその意義 | 3)人材確保と人材育成 ・精神保健福祉士の人材確保の在り方 ・精神保健福祉士の人材育成~環境醸成・整備・職場定着~ ・福祉領域における最大の課題 ・働いてみたいと思う職場について意見交換 |
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13 | 第13回 | 関連分野における精神保健福祉士の実践展開 | 1)学校・教育分野 ・スクールショーシャルワーカー ・福祉や医療にかかる期間と教育機関との連携~講師所属機関における実践から~ |
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14 | 第14回 | 関連分野における精神保健福祉士の実践展開 | 2)産業分野 ・勤労者のメンタルヘルス課題 ・産業精神保健における精神保健福祉士の役割や視点について学ぶ 3)司法分野 ・司法分野における精神保健福祉士の役割と意義 ・弁護士等との連携の実践~講師所属機関における実践から~ |
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15 | 第15回 | まとめ | ・精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの理論と方法について学んだことを振り返る ・特に重要な点について再度確認するとともに全範囲にわたる統合的な理解を促す ・小テスト |