科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
刑事司法福祉論/Welfare Theory for Criminal Justice |
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授業コード /Class Code |
B704261001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月4(後期)/MON4(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
脇田 吉隆/WAKITA YOSHITAKA |
科目区分 /Course Group |
【専門教育分野】 《社会福祉専門分野》/*** MAJORS *** 《社会福祉専門分野》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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脇田 吉隆/WAKITA YOSHITAKA | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
授業の方法 /Class Format |
今年度の授業は講義を中心にして行う。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、学部DP2に掲げる社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格を取得できる知識・技術を身につけることを目指します。社会リハビリテーション学科の学生として「刑事司法と福祉」についての基礎知識を習得し、実践現場に生かせる応用力を身につけることができることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
専門職種者である社会福祉士・精神保健福祉士をめざす者として、日常社会におこるさまざまな社会問題に関心を示し、生活者の視点に立って人権感覚を身につけ、問題の解決方法を見つけることができることを目標とする。 |
授業のキーワード /Keywords |
更生保護制度、社会復帰、生活者の視点、人権感覚。 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
今年度の授業は講義を中心にしてアクティブラーニングを取り入れた授業を行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
無断遅刻・無断早退・中途退室・無断欠席は認めない。講義の最初に前回の確認作業を行う。 受講者は事前に研究室で説明を受けること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
次回の講義についてのテーマを知らせるので、事前学習としてテキストの該当する範囲を30分の予習して講義には必ず出席すること。講義終了後は配布資料等の内容を再確認して課題レポートに取り組むために60分の事後学習を行うこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
講義の最初に前回の確認作業を行う。講義中に提示する課題について毎回課題レポートを書いてもらう。確認作業と課題レポートについての評価点を記入した評価表を最後の講義に配布する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回の確認作業のレポート・確認テスト(1/6)、前回の課題レポート(1/6)、定期試験(2/3)の割合で総合的に評価する。 |
テキスト /Required Texts |
社会福祉士養成講座編集委員編『刑事司法と福祉』 中央法規 2021年2月 2,500円+税 |
参考図書 /Reference Books |
ミネルヴァ書房編集部編『福祉小六法』ミネルヴァ書房 2023年 1,600円+税 清水義新悳・若穂井透編著『更生保護 』第2版 ミネルヴァ書房 2,400円+税 いとう総研資格取得支援センター編集『見て覚える覚える 社会福祉士国試ナビ穴埋めチェック『2022』中央法規 2,900円+税 その他については講義中に指示する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 「刑事司法と福祉」総論 | 講義の進め方と「刑事司法と福祉」を学ぶにあたって、刑事司法とかかわった人とのソーシャルワークを理解することができる。 | |
2 | 第2回 | 社会と犯罪 | 犯罪とは何か、刑務所から見た日本の犯罪 を理解することができる。 |
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3 | 第3回 | 犯罪原因論と対策 | 犯罪原因論の展開、犯罪原因論に基づく犯罪対応とその限界を理解することができる。 | |
4 | 第4回 | 犯罪とは何か | 刑罰制度の歴史、刑罰の本質と機能、刑罰の種類と適用の状況を理解することができる。 | |
5 | 第5回 | 刑事司法 | 刑事手続の概要、刑事手続と重要な原則、犯罪の成立要件と責任能力判断を理解することができる。 |
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6 | 第6回 | 少年司法 | 少年法は何のためにあるのか、少年保護手続の流れ、少年司法制度上の処分を理解することができる。 | |
7 | 第7回 | 施設内処遇1 | 日本の施設内処遇の歴史と制度、矯正処遇の現状と課題、地域生活に向けた支援のあり方を理解することができる。 |
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8 | 第8回 | 施設内処遇2 | 少年に対する施設内処遇の特徴、少年に対する施設内処遇の実際、少年院在院者の社会復帰支援のあり方を理解することができる。 | |
9 | 第9回 | 社会内処遇1 | 更生保護の意義と歴史、更生保護制度の概要、更生保護におけるソーシャルワーカーの役割を理解することができる。 | |
10 | 第10回 | 社会内処遇2 | 更生保護の実際、更生保護における関係機関のネットワークを理解することができる。 | |
11 | 第11回 | 多様なニーズを有する犯罪行為者1 | 医療観察制度の概要、社会復帰調整官の役割、地域におけるソーシャルワーカーの役割、「司法と福祉の連携」の展開、地域生活定着支援センターの役割と機能を理解することができる。 | |
12 | 第12回 | 多様なニーズを有する犯罪行為者2 | 犯罪・非行に至った高齢者や障害者の理解、犯罪・非行のあった高齢者・障害者への支援の実際と課題、アディクションとは何か、回復のために必要なものは何か、 刑事司法におけるアディクションを理解することができる。 |
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13 | 第13回 | 犯罪被害者等支援 | 犯罪被害者等支援に関する制度の概要、犯罪被害者等支援にあたっての考え方、犯罪被害者等支援の実際を理解することができる。 | |
14 | 第14回 | コミュニティと刑事司法 | 刑事司法への市民参加、犯罪から学ぶ社会のあり方、対話による問題解決、犯罪と私を理解することができる。 | |
15 | 第15回 | 社会リハビリテーションと刑事福祉司法論 | 課題レポートを返却するので、刑事司法福祉論を社会リハビリテーションとしての理解を深めることができる。 |