科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
神経機能理学療法学 【20~】/Physical Therapy for Neurological Disorders |
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授業コード /Class Code |
B704121001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
土1(前期),土2(前期)/SAT1(SPR.),SAT2(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
瑞慶覧 誠/ZUKERAN MAKOTO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《専門分野》/*** MAJORS *** 《SPECIALIZED FIELDS》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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瑞慶覧 誠/ZUKERAN MAKOTO | 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目は、本学部のディプローマ・ポリシーである、「幅広い知識に基づいて、他者および異文化を理解することができる」、「さまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くことができる」、「生涯にわたって学び続けることができる」、「獲得した知識や技能を社会に役立てることができる」の4つにつながる科目で構成しています。神経機能理学療法学は、「運動学I」「運動学II」「生理学」「理学療法評価学」「臨床神経学」「運動療法学」「日常生活活動学」「義肢装具学」の基礎知識を必要とし、神経機能障害(片麻痺,四肢麻痺,対麻痺,失調症,中枢神経変性疾患など)における障害構造の重要性を認識し、日常生活活動(Activity of Daily Living :ADL)および生活環境に注目して、生活の質(Quality of Life)に結びつける運動療法プログラムを修得することを目的とします。 この科目を担当する教員は2008年から現在まで理学療法士として病院に勤務する実務経験のある教員です。日本理学療法士協会認定神経系理学療法士の資格および臨床経験を活かし、臨床における知識の活用方法を交えながら講義を行います。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
リハビリテーションチームの一員として,理学療法の専門知識と高い技術水準を持つために、 ・神経筋障害に分類される各疾患の病態を説明することができる。 ・神経筋障害に分類される各疾患の理学療法の適応と禁忌について説明することができる。 ・基礎医学、臨床医学科目の知識の基づいた、神経筋障害に対する効果的な理学療法の展開の実際を修得す る。 |
授業のキーワード /Keywords |
神経機能障害、理学療法 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・授業計画に基づき、テキストを中心に講義を行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・「運動学I」「運動学II」「生理学」「理学療法評価学」「臨床神経学」「運動療法学」「日常生活活動学」「義肢装具学」の知識を再整理して授業に臨むこと。そして、これを前提として、それぞれの疾患を有した個人を対象とした理学療法を、深く思考しながら学んでもらいたい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
「運動学I」「運動学II」「生理学」「理学療法評価学」「臨床神経学」「運動療法学」「日常生活活動学」「義肢装具学」科目と重複する内容があるので、それらと関連付けて学修すると理解しやすいでしょう。 授業後は、講義の内容を整理し重要点は記憶するように心がけてください(60分程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・随時指定します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・定期試験(100%) |
テキスト /Required Texts |
植松光俊、他 「神経筋障害理学療法学テキスト(中枢神経障害理学療法学テキスト改訂第3版)」 南江堂 2018年 5500円(税込) |
参考図書 /Reference Books |
田崎義昭、他 「ベッドサイドの神経の診かた」 南山堂 2016年 7920円(税込) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 神経筋障害とは | 神経筋疾患の病因、神経内科とリハビリテーション・理学療法 | |
2 | 第2回 | 神経筋障害の理解 | 中枢神経障害と随意運動の関係 | |
3 | 第3回 | 脳血管障害① | 片麻痺発症の病因、脳血管障害・脳腫瘍など | |
4 | 第4回 | 脳血管障害② | 脳血管障害の病型分類・危険因子・合併症など、急性期理学療法の考え方 | |
5 | 第5回 | 脳血管障害③ | 急性期の理学療法、開始基準、廃用症候群、予後予測の功罪、運動療法の進め方 | |
6 | 第6回 | 脳血管障害④ | 回復期理学療法の考え方、抗重力位姿勢への変換、筋収縮を伴う自動運動、関節可動域のための他動運動、基本動作訓練、ADL訓練と補装具、片麻痺の歩行 | |
7 | 第7回 | 脳血管障害⑤ | 脳幹病変の理解、失調性片麻痺、障害像の把握と評価、運動療法 | |
8 | 第8回 | 運動失調 | 小脳の機能および運動失調の病態理解 | |
9 | 第9回 | 中枢神経変性疾患① | 脊髄小脳変性症および多系統萎縮症と理学療法との関係の理解 | |
10 | 第10回 | 大脳基底核病変 | 大脳基底核の機能およびパーキンソンの病態理解 | |
11 | 第11回 | 中枢神経変性疾患② | パーキンソン病と理学療法との関係の理解 | |
12 | 第12回 | 頭部外傷、低酸素脳症 | 頭部外傷および低酸素脳症の病態生理、評価、運動療法の理解 | |
13 | 第13回 | その他の神経筋障害① | 多発性硬化症、ALSと理学療法との関係の理解 | |
14 | 第14回 | その他の神経筋障害② | 筋ジストロフィー、多発性筋炎、重症筋無力症、末梢神経障害と理学療法との関係の理解 | |
15 | 第15回 | 脊髄損傷と理学療法 | 脊髄損傷の病態理解、頸髄損傷の合併症 |