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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/21 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
保健医療サービス論 【理/作/20~】/Health care service
授業コード
/Class Code
B703931001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木3(前期)/THU3(SPR.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
宮崎 清恵/MIYAZAKI KIYOE
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 《専門基礎分野》/*** MAJORS *** 《BASIC SCIENCES》
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
宮崎 清恵/MIYAZAKI KIYOE 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
本科目は、理学療法学科及び作業療法学科の専門教育科目の専門基礎分野に位置する科目である。また、社会リハビリテーション学科の社会福祉専門分野に位置する科目であり3学科が合同で受講できる科目となっている。同時に、学部DP2、DP3、DP4に掲げる知識・技能・思考・判断を身につけることを目指しており、社会リハ学科では学科のDP3の社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験資格取得に必要な指定科目である。総合リハビリテーション学部の学生全員が選択できる科目として位置付けられている。
 授業の目的は、保健医療サービスの全体像を制度的、歴史的に把握し、多くの職種が連携してサービスを提供していく保健・医療・福祉の現場での多職種連携を実践するのに必要な知識と技術の修得を目指す。すなわち保健医療サービスを人間の生活の再構築を達成するためのものであるという視点を身につけると同時に、保健医療サービスの構成要素である、「施設とシステム」、「専門職の役割」、「サービスの財源である制度」などについての知識の修得や多職種連携の在り方やその方法を理解できるようになることを目的とする。さらに福祉の視点で医療と福祉の連携に重要な役割を果たす社会福祉士の適切な支援のあり方について理解することを目的とする。
なお、この科目の担当者は、病院におけるソーシャルワーカーとして23年の経験があり、実務経験のある教員である。従って、必要な時には具体的な事例を交えて、より分かりやすく保健医療と福祉について解説したい。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.保健医療の動向について説明できる。(知識)
2.保健医療にかかわる政策、制度、サービスについて自身が目指す専門職と関連させて説明できる。(知識・態度)
3.保健医療領域における専門職の役割と連携について説明できる。(知識)
4.保健医療の課題を持つ人々について理解し生活課題をイメージできる。(態度)
5.保健医療の場における倫理的課題について興味を持つ。(態度)
6.患者の意思決定をめぐる課題について関心を持ち自分の考えを述べることができる。(態度・技能)
7.保健医療サービス提供の場で生活課題が顕在化する人に対する人に対して援助職としての適切な支援のあり方について意見を述べることができる。(知識、態度)
授業のキーワード
/Keywords
病者と家族、医療倫理、保健医療の動向、保健医療政策・制度・サービス、専門職の役割と連携
授業の進め方
/Method of Instruction
テキストに沿っての講義を中心に進める。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・テキストは必ず必要なので購入し1回目の授業から用意すること。
・テキストの要約をしたレジュメまたはパワーポイントを資料として配布する。
・知識分量が多いので、該当するテキストの予習復習を行うこと。
・テキストの補足資料として、参考図書の必要な部分は資料として配布するので活用すること。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
・授業計画の各回で指示されたテキストの箇所を丹念に繰り返し読むこと。
・事前学習として、講義の対象となるテキストの箇所を読み込んでおくこと。(目安として1時間)
・事後学習として、講義の対象であったテキストと資料の内容を確認すること。(目安として1時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・毎回、小レポートを課す。結果は成績にも反映させる。
・視聴覚教材の授業では課題レポートを課す。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・定期試験で70%を評価する。
・小レポートは提出した中の10回分を10%で評価する。
・授業の前半部分と後半部分の間に1回と視聴覚教材に課題レポートを課す。その課題レポートを20%で評価する。
テキスト
/Required Texts
新・MINERVA社会福祉士養成テキストブック 岩﨑晋也・白澤政和・和気純子監修『保健医療と福祉』ミネルヴァ書房、2021.2600円+税

参考図書
/Reference Books
・最新 社会福祉士養成講座 一般社団法人 日本ソーシャルワーク教育学校連盟 編集 『保健医療と福祉』中央法規 2500円(税別)
・NPO法人 日本医療ソーシャルワーク研究会編集 2023年版医療福祉総合ガイドブック
・社団法人日本社会福祉士会・社団法人日本医療社会事業協会編集(2017)『保健医療ソーシャルワーク-アドバンスト実践のために-』3700(税別)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 保健医療の動向と社会福祉 人口の構造と疾病構造の変化により変化してくる保健医療の動向と福祉的課題について学ぶ(テキスト序章①➁と参考図書『保健医療と福祉』中央法規)。
2 第2回 保健医療における福祉的課題、保健医療の政策の動向、保健医療サービスと医療ソーシャルワーカー 保健医療における福祉的課題(テキスト序章第3節、参考図書 中央法規『保健医療と福祉』第3章第3節)、保健医療の政策の動向(テキスト序章第4節:医療
法の変遷は後日行う)、保健医療サービスと医療ソーシャルワーカー(テキスト序章第5節)を学ぶ。


3 第3回 病者の理解と家族の理解と医療ソーシャルワーカー 病者と家族への理解を深め、人々にとっての医療の意味と傷病と生活課題について学ぶ。合わせて医療ソーシャルワークについての概要を学ぶ(参考図書『保健医療と福祉』中央法規 第1章第1節・第2ほか参考資料。
4 第4回 医療における患者の権利、医療現場における倫理的課題 医療現場における患者の権利と倫理的課題について学ぶ(テキスト第7章①、参考図書『保健医療と福祉』中央法規 第1章第3節、第2章第1節)。
5 第5回 意思決定支援と臨床倫理の原則と検討法 意思決定支援とその仕組みについて理解する(テキスト第7章2節と4節、参考図書『保健医療と福祉』中央法規第2章第2節)。
6 第6回 保健医療サービスと医療施設その1 保健医療サービス体系の歴史的変遷と日本における医療給付体制について学ぶ(テキスト第5章第1節~第3節、参考図書『保健医療と福祉』中央法規第4章第2節、2023年度版『医療福祉総合ガイドブック』医学書院)。
7 第7回 保健医療サービスと医療施設その2と保健医療サービスと保健医療対策その1 医療施設のしくみと政策医療について学ぶ(テキスト第5章第4節、第6章)。
8 第8回 保健医療サービスと保健医療対策その2 第五次医療法改正について理解する(テキスト第6章第3節)、地域医療計画の概要と地域包括ケアについて理解する(テキスト第6章第4節、参考図書『保健医療と福祉』中央法規第3章第2節、薬剤耐性対策と保健所と保健センターの役割(テキスト第6章第5節、第6節)。
9 第9回 医療保険制度その1 医療保険制度のしくみと沿革について理解する(テキスト第1章第1節と第2節、参考図書2023年度版『医療福祉総合ガイドブック「医療に関する諸制度」』)
10 第10回 医療保険制度その2 医療保険制度の特徴と種類、給付と負担、高齢者の医療制度について理解する(テキスト第1章第3節~第5節、参考図書2023年度版『医療福祉総合ガイドブック「医療に関する諸制度」)。
11 第11回 公費負担医療制度、医療費に関する政策動向 公費負担医療制度のしくみと種類とその概要について理解する(テキスト第2章第1節と第2節)。医療費に関する政策動向を理解する(テキスト第3章第1節と第2節)。
12 第12回 診療報酬制度その1 保険診療のしくみ、診療報酬制度と改定の概要について理解する(テキスト第4章)。
13 第13回 診療報酬制度その2、視聴覚教材によるチーム医療 介護報酬との関係、高齢者のケアを支援する診療報酬制度、社会福祉士と診療報酬制度について理解する(テキスト第4章第3節~第5節)。DVD教材により多職種連携とチーム医療について理解する。
14 第14回 保健医療サービスにおける専門職の役割 1.医療行為、医療情報と医療安全について理解をする(テキスト第8章①➁)
2.医療従事者国家資格、各職種の役割と養成について学ぶ(テキスト第8章③④⑤⑥)。
15 第15回 保健医療関係者と福祉職との連携と実際 1.保健医療領域における連携、協働の意義について理解する。
2.医療ソーシャルワーカーと医師・保健師・看護師等との連携の方法と実際について理解する。
3.医療チームアプローチの方法と実際について理解する。
(以上はテキスト第12章)

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