科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
児童福祉論/Child Welfare |
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授業コード /Class Code |
B702342001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月1(後期)/MON1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
大塚 美和子/OOTSUKA MIWAKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育分野】 《社会福祉専門分野》/*** MAJORS *** 《社会福祉専門分野》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大塚 美和子/OOTSUKA MIWAKO | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、学部DP 2に掲げる社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格を取得できる知識・技能を身につけることを目指す。社会福祉専門分野科目に属し、必修科目である。 本講義では、子ども家庭福祉の理念や歴史を理解したうえで、子ども家庭福祉サービスの現状、子どもや家族を対象としたソーシャルワーク実践について理解する。そのうえで新聞やテレビ等で報じられる子どもや家族をめぐる様々な社会問題に関心をもって接し、子どもを主体とした捉え方ができるようになることを目的とする。この授業は、児童福祉の分野での実務経験のある教員が担当し、具体的で実践的な授業を展開する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.こども家庭福祉の理念と子どもの権利について説明することができる。(知識) 2.わが国における児童・家庭福祉の歴史的経緯を踏まえ、現代社会におけるこども家庭福祉の必要性とそれに対応する関連法制度やサービス体系について説明することができる。(知識) 3.児童や家族を支援する社会福祉専門職のあり方について意見を述べることができる。(知識) 4.新聞等で報道される子どもや家族をめぐる社会問題について関心を持ち、議論することができる。(態度) 5.ソーシャルワーカーの視点から、子どもや家族をめぐる社会問題について専門的な知識に基づいて自らの見解を示すことができる。(技能) |
授業のキーワード /Keywords |
子ども家庭福祉の法律、子どもの権利、子ども家庭福祉サービス、子ども家庭福祉におけるソーシャルワーク実践 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心に進めます(遠隔授業に変更になった場合は、下記の遠隔情報を確認してください) |
履修するにあたって /Instruction to Students |
テキストを購入して受講してください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
各回の講義で学習した内容について、テキストを通読してキーワードを押さえながら復習行うこと。(60分程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の授業の最後に、講義内容についてのミニレポートを提出してもらいます。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回のミニレポート(50 %)と定期テスト(50%)で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
最新社会福祉士養成講座3 児童・家庭福祉 中央法規 |
参考図書 /Reference Books |
必要に応じて講義時に紹介する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション&子ども家庭福祉を学ぶ意義とは | 子どもや家庭を取り巻く社会情勢や子育て環境の現状と課題を取り上げ、子ども家庭福祉を学ぶ意義について考える。また、子育てに関するニーズについて取り上げ、子ども家庭福祉の理念や原理の視点を学ぶ。(テキスト3 章「子ども家庭を取り巻く現代社会」、1章4節「子ども家庭福祉とは」) | |
2 | 第2回 | 子どもと家庭の権利保障 | 子どもの権利保障の歴史、子どもの権利条約を中心に子どもの権利の内容を理解する。また、子どもの権利保障に関する我が国の権利擁護システムについて学ぶ。(テキスト1章1節「子どもの権利」、1章2節「子どもの生命と発達」6章15節「当事者参画とアドボカシーにかかわる実践」) | |
3 | 第3回 | 子ども家庭福祉の歴史 | 日本の戦前の民間社会福祉事業、児童福祉法制、および戦後の児童福祉法の成立背景、児童福祉施策について学び、子ども家庭福祉の歴史を理解する。また、欧米の子ども家庭福祉の歴史を概観し、子ども家庭福祉の現状と課題を学ぶ(テキスト2章「子ども家庭福祉の歴史」) | |
4 | 第4回 | 子育て支援施策の展開 | 子どもの育ち、子育てをめぐる諸相を知り、近年の法制度の中で重要視される子育て支援施策の展開について学び、特に子ども・子育て支援制度についての理解を深める。(テキスト4章6節「子ども家庭福祉の計画的推進」5章1節「子ども・子育て支援」) | |
5 | 第5回 | 子ども家庭福祉にかかわる法体系 | 子ども家庭福祉の法体系、児童福祉六法の理解、さらに近年の児童福祉法改正の要点について確認し、日本の児童福祉改革の現状と課題について法制度を中心に検討する。(テキスト4章1節「子ども家庭福祉の法体系」) | |
6 | 第6回 | 子ども家庭福祉の実施体制 | 子ども家庭福祉行政の実施主体と実施機関、児童福祉施設などの子ども家庭福祉サービス体系、サービス利用方法、財源などを学習する。(テキスト4章2節「子ども家庭福祉の実施体制」3節「子ども家庭福祉にかかわる関係機関・施設と利用方式」) | |
7 | 第7回 | 子ども家庭福祉の専門職 | 子ども家庭福祉にかかわる専門職の職務内容や資格要件、専門職としての専門性や倫理綱領などを学習する。(テキスト4章5節「子ども家庭福祉の人材と専門職」5章9節「スクールソーシャルワーク」) | |
8 | 第8回 | 子ども家庭福祉サービス① | 母子保健・医療および障害・難病のある子どもと家族への施策の現状と課題、その支援方法を学ぶ。(テキスト5章2節「母子保健」、12節「障害のある子どもへの支援」6章14節「障害児にかかわる実践」) | |
9 | 第9回 | 子ども家庭福祉サービス② | 保育制度の概要と保育サービスについて施策を学び、少子化や待機児童問題対策などの課題を考える。(テキスト5章3節「保育」6章6節「保育における実践」) | |
10 | 第10回 | 子ども家庭福祉サービス③ | 児童虐待やドメスティックバイオレンス等の問題について施策の現状と課題を学ぶ。(テキスト5章5節「児童虐待にかかわる支援」、6章7節8節「児童虐待にかかわる実践」5章8節「DVと女性支援」) | |
11 | 第11回 | 子ども家庭福祉サービス④ | 社会的養護の問題についての施策の現状と課題、施設ケアを実践する際の専門的視点を学ぶ。(テキスト5章4節「要保護児童等と在宅支援」、6章6節「社会的養護」) | |
12 | 第12回 | 子ども家庭福祉サービス⑤ | 子どもの貧困対策、ひとり親家庭への福祉サービスについて施策の現状と課題について学ぶ。(テキスト5章7節「ひとり親家庭への支援」)6章10節「ひとり親家庭への支援にかかわる実践」) | |
13 | 第13回 | 子ども家庭福祉サービス⑥ | 情緒・非行問題のある子どもや発達障害の子どもの支援について施策の現状と課題を学ぶ。(テキスト5章10節「少年非行」・補足資料) | |
14 | 第14回 | 子ども家庭福祉のソーシャルワーク実践1 | 子どもの問題を捉える視点と方法について学ぶ。(テキスト6章1節「子ども家庭福祉の支援の端緒と調査」2節「子ども家庭福祉のアセスメント」) | |
15 | 第15回 | 子ども家庭福祉のソーシャルワーク実践2 | 子どもの問題を捉える視点と方法について学ぶ。特に子どものためのチーム支援に焦点を当てる。(テキスト6章3節「支援の展開過程」) |