科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
ソーシャルワーク論Ⅲ/Introduction to Social Work Ⅲ |
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授業コード /Class Code |
B702252001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
木2(前期)/THU2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
宮崎 清恵/MIYAZAKI KIYOE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育分野】 《社会福祉専門分野》/*** MAJORS *** 《社会福祉専門分野》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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宮崎 清恵/MIYAZAKI KIYOE | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
授業の方法 /Class Format |
対面の講義形式で行う。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義科目は、社会福祉士指定科目である「ソーシャルワークの理論と方法」に相当する科目であり、学科DP2、DP3に掲げる社会福祉の広範かつ専門的な知識・技能・態度とともに、人々を取り巻く生活環境に関する知識・技能を修得していることと、社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格を取得できる知識・技能に関する知識を修得することを目指している。地域共生社会の実現に向けてソーシャルワークに寄せられている社会的期待に応えるようなソーシャルワーク実践を展開するために必要な「人と環境の交互作用に関する理論とソーシャルワーク」について学び、その特色を明確につかみ、さらに実際の援助を行う際に必須の「援助関係形成」と「援助の展開過程」について学び、ソーシャルワークがひとつの流れに沿って行われていることを理解できるようになることを目的とする。加えて援助を展開していくための「面接技法」について理解を深めることを目的とする。 なお、この授業の担当者は、医療機関でソーシャルワーク実践を23年間経験している、実務経験のある教員であるので、実践への応用という観点から、ソーシャルワークの理論と方法について解説するものとする。またソーシャルワーウ演習Ⅰに関連付けながら講義するものとする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.人と環境の交互作用に関する理論とソーシャルワークの概要について説明でき、ソーシャルワークの視点に興味を持つ。(知識、態度) 2.ソーシャルワークにおける援助関係の形成の意義・概念・方法・留意点について説明できる。(知識) 3.ソーシャルワークの過程の各段階の意義と目的と方法について説明できる。(知識) 4.ソーシャルワーク面接の意義・目的・方法について説明できる。(知識) |
授業のキーワード /Keywords |
人と環境との交互作用、援助関係、展開過程、面接技術 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
テキストに沿っての講義で進める。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・テキストは必ず必要なので購入し1回目の授業から用意すること。 ・テキストの補足資料として必要な文献は印刷して配布する。 ・毎回「授業のふりかえりレポート」を提出してもらい学習内容へのコメントの記載を求める。 ・授業中の私語,無断の出入りは禁じる。 ・原則遅刻は認めない。 ・授業開始時間の10分以内に入室しないと遅刻となる。 ・遅刻が3回になると1回欠席の扱いとする。 ・授業開始後30分の時点で出席していなければ欠席扱いとなる。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業計画の各回で指示されたテキストの箇所を、丹念に繰り返し読むこと。 ・事前学習として、講義の対象となるテキストの箇所を読み込んでおくこと。(目安として1時間) ・事後学習として、講義の対象であったテキストの内容を再確認すること。(目安として1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・毎回、授業で重要と思ったことについての小レポートを課すので、それを提出することとする。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・定期試験で60%を評価する。 ・毎回の小レポートは提出した中の10回分を10%で評価する。 ・12回の授業の6回ごとに課題レポートを課し、2回分を30%で評価する。 ・15回中10回以上出席しないと単位取得できない。 |
テキスト /Required Texts |
・一般社団法人 日本ソーシャルワーク教育学校連盟編(2021)『ソーシャルワークの理論と方法[共通科目]』中央法規¥2900(税別) ・一般社団法人 日本ソーシャルワーク教育学校連盟編(2021)『ソーシャルワークの理論と方法[社会専門]』中央法規¥2900(税別) |
参考図書 /Reference Books |
講義の時に、適宜紹介する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 人と環境の交互作用に関する理論とソーシャルワークその1 | ソーシャルワーカーが学ぶ理論の概要を理解する。(テキスト共通科目第1章第1節) | |
2 | 第2回 | 人と環境の交互作用に関する理論とソーシャルワークその2 | システム理論の成り立ちとソーシャルワーク分野におけるシステム理論について理解する。(テキスト共通科目第1章第2節) | |
3 | 第3回 | 人と環境の交互作用に関する理論とソーシャルワークその3 | 生態学理論とバイオ・サイコ・ソーシャルモデルについて理解する。(テキスト共通科目第1章第3節・第4節) | |
4 | 第4回 | 人と環境の交互作用に関する理論とソーシャルワークその4 | ミクロ・メゾ・マクロレベルにおけるソーシャルワークについて理解する。(テキスト第1章第5節) | |
5 | 第5回 | ソーシャルワークにおける援助関係の形成その1 | 援助関係形成の意義と概念について理解する。(テキスト社会専門第2章第1節) |
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6 | 第6回 | ソーシャルワークにおける援助関係の形成その2 | 援助関係の形成方法と留意点を理解する。(テキスト社会専門第2章第2節) |
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7 | 第7回 | ソーシャルワークの過程その1 | 1.ソーシャルワークの目標と展開過程の全体像を理解する。(テキスト共通科目第1章第6節) 2.ケースの発見とエンゲージメント(インテーク)の段階を理解する。(テキスト共通科目第2章第1節・第2節) |
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8 | 第8回 | ソーシャルワークの過程その2 | アセスメントの意義と目的について理解する。(テキスト共通科目第3章第1節) |
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9 | 第9回 | ソーシャルワークの過程その3 | アセスメントの方法と留意点について理解する。(テキスト共通科目第3章債2節・第3節) | |
10 | 第10回 | ソーシャルワークの過程その4 | プランニングの意義と目的、プロセスと方法、留意点について理解する。(テキスト共通科目第4章) | |
11 | 第11回 | ソーシャルワークの過程その5 | 支援の実施とモニタリングについて理解する。(テキスト共通科目第5章第1節・第2節) | |
12 | 第12回 | ソーシャルワークの過程その6 | 効果測定、支援の終結、アフターケアについて理解する。(テキスト共通科目第5章第3節、第6章) | |
13 | 第13回 | コミュニケーションの技法 | 1.ソーシャルワークにおけるコミュニケーションの意義を理解する。(配布資料) 2.コミュニケーションの種類とを理解する。(配布資料) |
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14 | 第14回 | ソーシャルワークの面接その1 | 1.面接の意義と目的について理解する。(テキスト共通科目第8章第1節) 2.面接の方法と留意点について理解する。(テキスト共通科目第8章第2節第1項) 3.面接の構造と場面について理解する。(テキスト共通科目第8章第2節第2項) |
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15 | 第15回 | ソーシャルワークの面接その2 | 面接の技法について理解する。(テキスト共通科目第8章第2節第3項) |