科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
身体障害評価学/Evaluation for physical dysfunction in Occupational Therapy |
---|---|
授業コード /Class Code |
B701661001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金1(前期)/FRI1(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
塚原 正志/TUKAHARA MASASHI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《専門分野》/*** MAJORS *** 《SPECIALIZED FIELDS》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
田代 大祐/TASHIRO DAISUKE | 作業療法学科/Occupational Therapy |
塚原 正志/TUKAHARA MASASHI | 作業療法学科/Occupational Therapy |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、学部DPの1主体的に学習に取り組む態度を習得し、 2、3の専門家としての知識・技能、思考・判断・表現の方法を経験・習得し,4医療・福祉現場での職種間連携やコミュニケーションなどの態度の習得を達成することを目指す。 この科目は、作業療法専門分野の必須科目である。作業療法士の国家資格を取得できる知識・技能を身につけるための、実践的、実用的な知識・技術を理解する科目である。 この科目は、実務経験のある教員による授業科目である。臨床での具体例などを挙げながらより実践的な知識の獲得を目指す。 この科目を担当する教員は、総合リハビリテーションセンター、回復期リハビリテーションなどにおいて、脳血管障害、脊髄損傷、切断、関節リウマチ、内部疾患など身体障害の対象者の評価治療を経験した者である。 身体障害評価学は以下の主題について学び理解できることを目的とする。 1.作業療法評価学の基礎について(意義、目的、対象、過程など) 2.領域共通の評価法について(バイタルサイン、関節可動域、筋力、高次脳機能、ADLなど) 3.身体機能評価法について(脳血管障害、頸髄損傷、関節リウマチなど) 評価結果が治療の根拠となることを理解できることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
身体障害評価学実習における技術習得の前段階としての基礎(必要性や意義・意味)を各主題について理解することができる。 主題について理解するとは、疾患、障害、部位、意義・意味などそれぞれの切り口、またはそれぞれを関連付けて、対象者やその家族に根拠を持って説明できることを到達目標とする。 |
授業のキーワード /Keywords |
身体障害 評価・検査測定の意味・意義 治療の根拠 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心にすすめる。 講義は、スライド、板書、教科書・参考書、必要に応じて作成する資料を使用しながら進める。 教科書では説明が不十分なところを口頭で説明することが多いので、随時メモを取る習慣をつけておくこと。 多くの専門用語での説明が多い。他の科目(特に疾患・障害学)の知識も必要となるので、関連科目の授業の教科書やノート、資料も準備しておくことが望ましい。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業の内容が各回で関連づいていることが多いので、必ず予習・復習を必ず行うこと。そのため可能な限り出席することが望ましい。また欠席した場合は、その授業を担当した教員に、次回授業までに内容を確認し、資料が配布されておれば資料ももらうようにする。また他の関連科目も参考にしながらまとめる作業を必ず行い、その検査測定の意義・意味・根拠を確認しておくこと。 実技の際は実技のできる服装や靴の準備が必要の場合もある。 その他必要な資料は授業で配布する。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
他の科目、解剖学、生理学、運動学、疾病・障害総論・各論の予習・復習。 各回の講義で実施される内容について、後期の身体障害評価学実習予習の参考になるように必ずまとめるなどの復習行うこと(各60分程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
レポート課題は、内容の理解度を測るために授業後振り返りレポートを提出させることがある。 小テストを実施する。試験内容は、授業で使用した資料、スライド、教員の板書・発言などで得られた情報や考え方などから出題する。したがって、必要に応じて、授業の内容(教員の板書、発言)をしっかりメモを取る習慣を付けておくようにしておく。 提出課題は内容をチェックし必要に応じフィードバックを行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
定期試験(80%)、小テスト・レポート課題(20%)の結果に基づいて担当教員の合議の上、総合的に判断する。 レポートの採点は、教員の主観的判断にゆだねず、評定結果をビジュアルアナログスケールでできるだ客観的尺度に変換し評定結果を出すようにする。 |
テキスト /Required Texts |
能登真一他編 『標準作業療法全書シリーズ 作業療法評価学 第3版』 医学書院 ¥6,380 田崎義昭 他 『ベッドサイドの神経の診かた 改訂18版』 南山堂 ¥7,920 津山直一 訳 『新・徒手筋力検査法』原著第10版協同医書 ¥8,580 福田修 監修『PT・OTのための測定評価 1 ROM測定 第3版』三輪書店 ¥4,400 ※書籍は版の更新が予告なくされる場合があるので、必ず最新の版の書籍を購入するように! |
参考図書 /Reference Books |
石川斉・古川宏編 『図解作業療法技術ガイド 第4版』 文光堂 ¥9,350 齋藤慶一郎 著 『臨床での検査精度を高める!MMT適切な検査肢位の設定と代償運動の制御』 メジカルビュー社 ¥6,380 ※書籍は版の更新が予告なくされる場合があるので、必ず最新の版の書籍を参考にするように! |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | 作業療法評価学の基礎について1 | 評価の意義と目的、対象と過程、手順について、評価の基礎を学ぶ。 | |
2 | 第2回 | 作業療法評価学の基礎について2 | 治療計画、記録・報告、効果判定について、評価の基礎を学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 領域共通の評価法について 面接・観察 |
面接・観察、形態測定、意識・バイタルサインについて、評価の基礎を学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 領域共通の評価法について 関節可動域 |
関節可動域について、評価の基礎を学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 領域共通の評価法について 筋力、知覚 |
筋力、知覚について、評価の基礎を学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 日常生活活動(動作)、QOL(人生の質)の評価について | 日常生活活動(動作・ADL)、QOL(人生の質)の評価の基礎を学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 領域共通の評価法について 脳神経 |
脳神経について、評価の基礎を学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 身体機能評価法について 〜脳血管障害〜 |
脳血管障害について、評価の基礎に基いて疾患・障害・評価の関係を考慮しながら学ぶ。 運動麻痺について。 |
|
9 | 第9回 | 身体機能評価法について 〜脳血管障害〜 |
脳血管障害について、評価の基礎に基いて疾患・障害・評価の関係を考慮しながら学ぶ。 反射、姿勢、筋緊張について。 |
|
10 | 第10回 | 身体機能評価法について 〜脳血管障害〜 |
脳血管障害について、評価の基礎に基いて疾患・障害・評価の関係を考慮しながら学ぶ。 上肢機能、高次脳機能について。 |
|
11 | 第11回 | 身体機能評価法について 〜頚髄損傷〜 |
頸髄損傷について、評価の基礎に基いて疾患・障害・評価の関係を考慮しながら学ぶ。 | |
12 | 第12回 | 身体機能評価法について 〜末梢神経損傷。関節リウマチ〜 |
末梢神経損傷、関節リウマチについて、評価の基礎に基いて疾患・障害・評価の関係を考慮しながら学ぶ。 | |
13 | 第13回 | 身体機能評価法について 〜神経・筋疾患、循環器疾患〜 |
神経・筋疾患、循環器疾患について、評価の基礎に基いて疾患・障害・評価の関係を考慮しながら学ぶ。 | |
14 | 第14回 | 身体機能評価法について 〜呼吸器疾患〜 |
呼吸器疾患について、評価の基礎に基いて疾患・障害・評価の関係を考慮しながら学ぶ。 | |
15 | 第15回 | 振り返り、まとめ | この授業を振り返り、獲得した知識と今後の課題について考える。 |