科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
医療安全管理論/Theory of Medical Management |
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授業コード /Class Code |
B700911001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期)/WED2(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
阪井 一雄/SAKAI KAZUO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《専門分野》/*** MAJORS *** 《SPECIALIZED FIELDS》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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阪井 一雄/SAKAI KAZUO | 作業療法学科/Occupational Therapy |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、学部DP 1,2 を達成することを目指す。 医療安全管理とは医療を安全に行う上でどのような点に注意しなければならないかを考える学問である。医療に従事しようとする者は自分たちが行う医療によって患者に害を加えるようなことがあってはならない。しかし医療現場で医療事故は避けえず、医療に関連する事故の報告多発している。医療従事者の1つのミスが、患者の生死をも左右する可能性がある。医療の質の向上、事故防止の取組は十二分に行われなければならない。また一方で、医療に従事する者は自分を事故から守るためにも医療安全について学ぶ必要がある。本講義の目的は、医療安全について基本的な事項を理解し、説明できることである。そして将来、医療現場での事故を防止し、医療過誤のリスクを理解し、説明できることを目標にする。 この授業の担当者は、精神科医として30年以上の実務経験のある、医師、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、日本老年精神医学会専門医、臨床心理士(公認心理士試験合格済 現在申請中)であり、現在も認知症疾患医療センター等で診療実務を行っている。実際の診療経験にも言及しながら、実戦的な学習へと繋げていくことを目標とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
医療安全管理という概念を理解することを到達目標とする。将来、医療や介護の現場で働くことになった際、医療安全管理についての基本的な事項を理解し、医療事故を未然に防止し、安全に医療ができることを目標とする。 |
授業のキーワード /Keywords |
医療安全、医療の質、リスクマネージメント」、感染防止、転倒防止、患者接遇 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義の資料を電子媒体に入れたものを配布uploadします。それを主に使用します。 資料のupload先 i |
履修するにあたって /Instruction to Students |
医療安全管理という言葉には馴染みがないかもしれないが、医療職において必要であり、汎用性の高い考え方である。個別の例に即しながら、一般的な医療安全の考え方を身に付けることを目標にします。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
各回の講義で実施される内容について、予習と復習行うこと(各60分程度)。 第2回目以降は、配布した電子媒体を確認し、不明な点は確認してから講義に臨むこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
提出課題はない。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業中に行う小テストで成績をつける。 定期試験は行わない講義であるが、原則として講義の2/3以上の出席を単位授与の条件とする。 但し、通常の補講日や通常講義日以外の講義、明らかな病欠については考慮する。つまり、講義日に3回以上、特別な理由なしに欠席すると単位は授与されない。) また、施行した小テストで6割以上(正誤問題では8割以上)の正答率があることを条件とする。 |
テキスト /Required Texts |
丸山仁司(編):理学療法 リスク管理・ビューポイント.文光堂,2007(ISBN:978-4-8306-4341-5) 本体3,800円+税 |
参考図書 /Reference Books |
医歯薬出版 日本リハビリテーション医学会編 リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン、日本評論社 「人は誰でも間違える」 ―より安全な医療システムを目指して―、米国医療の質委員会/医学研究所 著、日本評論社、「医療の質」―谷間を越えて21世紀システムへ― 米国医療の質委員会/医学研究所 著 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 医療安全の概要 | 一般的な安全管理の概念を述べ、医療における安全管理の重要性について理解する。 | |
2 | 第2回 | 医療の質と安全管理 | 安全管理が医療の質の担保に必須であることやその理由を理解する。 | |
3 | 第3回 | 診療記録と安全管理 | 安全管理における診療記録の役割について理解する。 | |
4 | 第4回 | 医療安全管理 患者側要因 |
どのような患者側要因が安全管理上の問題になるかを理解する。 | |
5 | 第5回 | 医療安全管理 感染症対策 |
感染症対策における安全管理を理解する。 | |
6 | 第6回 | 医療安全管理 機器の安全 |
医療機器に対する安全管理を理解する。 | |
7 | 第7回 | リハビリテーションにおける安全管理 | 実際のリハビリテーションにおける安全管理について理解する。 | |
8 | 第8回 | 理学療法士・作業療法士が行う安全管理 | 実際の臨床場面における、理学療法士・作業療法士等のリハビリ担当者が行う安全管理の実際について理解する。 |