科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
病理学 【20~】/Pathology |
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授業コード /Class Code |
B700712001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火1(後期)/TUE1(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
春藤 久人/SHUNTOU HISATO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《専門基礎分野》/*** MAJORS *** 《BASIC SCIENCES》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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春藤 久人/SHUNTOU HISATO | 理学療法学科/Physical Therapy |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
・この科目は、学部DP2及びDP3に掲げるリハビリテーションに関する知識を修得することを目指している。 ・この科目は、専門基礎分野の科目のひとつで、解剖学や生理学の基礎知識を必要とする。 ・「病理学」とは、病気がどうして起こるのかを知る学問である。人体にはさまざまな臓器・器官があるが、病気の原因は基本的に同じであることが多い。病理学では、人体における基本的な病気の原因を知り、病気が各臓器・器官にどのような変化をもたらすかを理解することを通じて病気はどうして起こるのかを知り、適切なリハビリテーションができるようになることを目的とする。 ・この科目の担当者は、内科医として30年以上の経験があり、実務経験のある教員である。実際の症例における病理診断についても言及しながら、深い学びへと繋げる授業を展開する。 ・この授業科目は「専門基礎分野」に属し、「内科学」、「整形外科学」、「臨床神経学」、「リハビリテーション医学」、「精神医学」、「救急医学」、「薬理学」などの基礎科目として位置づけられる。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.さまざまな病気で共通する病理学的変化を挙げて、説明できる。(知識) 2.主要な臓器の病気について原因を列挙し、病気の発症機序を説明できる。(知識) 3.主要な臓器の病理学的な変化について、肉眼的および顕微鏡的所見を説明できる。(知識) 4.主要な臓器の疾病の予後について説明できる。(知識) 5.1~4で身についた知識を用いて基本レベルの国家試験既出問題を解くとこができる。(知識) 6.社会で問題となった(あるいは、なっている)病気に関心を持ち、その病気の原因と病理学的な変化について考えることができる。(態度・習慣) 7.現代の疾病の原因と病理学的な変化を、適切に見極め、リハビリテーションに応用できる。(技能) |
授業のキーワード /Keywords |
病気、病因、臓器・器官、病理学的変化 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業は講義形式で進める。 授業中にConcepTestを用いたアクティブ・ラーニングを行い、授業テーマに興味を持つように工夫する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
1年次前期で修得した解剖学と生理学の基礎知識が不確かな場合は、各自で復習すること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
・事前にテキストの該当部分を読んでから授業に臨むこと。(目安として1時間) ・解剖学、生理学などの基礎科目の知識が土台となるので、それらと関連付けて学修する事を心がけること。 ・授業後は、授業の内容を整理し、他の科目との関連も含めて整理しておくこと。(目安として1時間) ・理解が不十分であると感じた点は、メールやLMSを利用して教員に質問するなどして、あいまいなままにしておかないようにすること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・毎回の授業で出席をとります。出席カードの提出をもって出席とします。 ・毎回の授業で課題を出題します。出題、提出はMicrosoft Teams (*) で行うので、締切期限までに提出してください。(*Microsoft Teamsは履修登録確認訂正以降、運用を開始します) ・定期試験を行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・成績評価は、課題 20%、定期試験 80%で総合的に行う。100点満点で、60点以上を合格とします。 ・さまざまな疾患で共通する病理学的変化(病理学総論)、主要な臓器の病気の原因と病理学的変化、ならびに予後について、課題では基礎的知識を、定期試験では応用的な知識を問い、成績評価する。 ・定期試験では基本レベルの国家試験既出問題(類似問題も含む)も出題し、成績評価する。 |
テキスト /Required Texts |
・小林正伸 『なるほどなっとく!病理学 病態形成の基本的なしくみ』改訂2版 2019年 南山堂 2200円(+税) |
参考図書 /Reference Books |
笹野公伸、岡田保典、安井弥 『シンプル病理学 改訂第6版』 南江堂2010年 2900円 早川 欽哉 『好きになる病理学』講談社 2004年 2200円 堤寛監修『新クイックマスター病理学』 医学芸術社 2006年 3200円 *参考図書は購入の必要はありません。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 病気と病理学 | 病気と病理学 1.病理学とは何かを理解する。 2.病気はどのように発症するのか 病気の原因(病因)にはどのようなものがあるか。(テキスト第1章) ・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理する |
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2 | 第2回 | 細胞の異常-病気の本態- | 細胞の異常 1. 細胞の構造、細胞小器官の役割を理解する。 2. 細胞に傷害を与える要因とそれに対する細胞の対応を理解する。 3. 細胞死を理解する。 4. 細胞の寿命と老化について理解する。 5. 再生と修復の機序について理解する。 6. 病的状態下での欠損の再生は不完全であることを理解する。 7. 多様な臓器の存在とそこから多様な病気が発生することを理解する。 (テキスト第2章 12頁~33頁) ・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理し、解剖学、生理学、リハビリテーション医学等との関連を理解する |
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3 | 第3回 | 循環障害 | 1.循環系の構造と機能を理解する。 2.血圧が生じるメカニズムを理解する。 3.止血機構を理解する。 4.出血性素因の病態を理解する。 5.血栓性素因の病態を理解する。 6.動脈硬化症の病態を理解する。 7.浮腫の発生メカニズムを理解する。 8.高血圧症の病態を理解する。 (テキスト第4章) ・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理し、解剖学、生理学、リハビリテーション医学等との関連を理解する |
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4 | 第4回 | 老化 |
1.老化とはどういうことか理解する。 2.細胞の老化と個体の老化について理解する。細胞の老化が個体の老化をもららすことを理解する。 3.正常細胞に分裂能の限界があることと、そのメカニズムを理解する。 4.各種臓器の老化に伴う変化を理解する。 (テキスト第6章) ・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理し、解剖学、生理学、リハビリテーション医学等との関連を理解する |
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5 | 第5回 | 感染と感染症 | 1.微生物の大きさをイメージできる。 2.感染症を引き起こす微生物を理解する。 3.新興感染症や再興感染症を理解する。 4.感染に対する生体側の免疫システムである非特異的防御機構と特異的防御機構を理解する。 5感染に対する生体側の非特異的防御機構によって.炎症反応が引き起こされることを理解する。 (テキスト第7章) ・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理し、解剖学、生理学、リハビリテーション医学等との関連を理解する |
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6 | 第6回 | 免疫と免疫異常 | 1.免疫とは何かを理解する。 2.免疫監視機構にはどのようなものがあるか理解する。 3.免疫系の仕組みと働きを理解する。 (テキスト第8章) ・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理し、解剖学、生理学、リハビリテーション医学等との関連を理解する |
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7 | 第7回 | 炎症 | 1.炎症とは何かを理解する。 2.炎症の5徴候を理解する。 3.炎症に関する細胞について理解する。 4.炎症に関与する化学伝達物質を理解する。 5.急性炎症と慢性炎症の違いを理解する。 6.慢性肉芽腫性炎症の病態を理解する。 (テキスト第9章) ・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理し、解剖学、生理学、リハビリテーション医学等との関連を理解する |
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8 | 第8回 | 腫瘍 | 1.癌とは何かを理解する。 2.腫瘍の定義及び分類を理解する。 3.癌はどのようにしてできるのかを理解する。 4.癌遺伝子及び癌抑制遺伝子の意味を理解する。 5.癌の発生要因を理解する。 6.癌の診断と治療(手術療法、放射線療法、化学療法)について理解する。 (テキスト第10章) ・事前学習:テキストを読む、事後学習:授業の内容を整理し、解剖学、生理学、リハビリテーション医学等との関連を理解する |