科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
救急医学/Emergency Medicine |
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授業コード /Class Code |
B700222001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期)/WED2(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
村尾 浩/MURAO HIROSHI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《専門基礎分野》/*** MAJORS *** 《BASIC SCIENCES》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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村尾 浩/MURAO HIROSHI | 理学療法学科/Physical Therapy |
授業の方法 /Class Format |
対面での講義・演習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
主題 救急医学は、学部のディプロマポリシーに掲げるリハビリテーションに関する広範な知識を修得することを目指しています。 救急医学は、専門基礎分野の科目である解剖学、内科学、整形外科学、精神医学、病理学、発達障害学等の基礎知識を必要とします。 交通事故などによる外傷傷病者は、近年減少傾向にあるようですが、若者における死亡原因の上位を占めている事実は変わりません。防ぎえた外傷死(preventable taruma death:PTD)を減らすことは外傷診療の大きな目的です。理学療法士や作業療法士の国家資格獲得をめざす学生に必要な、基本的な救急医学の知識・技能を身につけることを目的とします。 この科目を担当する教員は1988年に医師の資格を取得し、2009年に異動するまで常勤臨床医の実務経験を有しています。臨床経験を活かし、臨床場面での知識の使い方を交えながらの講義を行います。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
到達目標 ・JPTECの定義や意義とJPTECの活動の概要を説明できる(知識)。 ・救急医療現場での初期評価について説明できる(知識)。 ・救急医療現場での重点観察方法や詳細観察方法、継続観察方法、傷病者の固定の仕方と収容開始時期について説明できる(知識)。 ・救急医療現場での気道確保の仕方や呼吸管理方法、頸椎カラー装着方法、ヘルメット離脱方法を説明できる(知識)。 ・ログロールの仕方や全脊椎を固定する方法、車外救出の仕方を説明できる(知識)。 ・開放性気胸やフレイルチェスト、腸管脱出、刺創・銃創・杙創、骨折肢の処置方法を説明できる(知識)。 ・特殊な病態である小児外傷や高齢者の外傷について理解し、病態の重症度や緊急度、トリアージについて説明できる(知識)。 ・ドクターカーやドクターヘリの実在状況や、集団災害の特殊性や災害時のトリアージについて説明できる(知識)。 ・自動体外式除細動器(AED)の使い方を説明できる(知識)。 |
授業のキーワード /Keywords |
救急医学、AED |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・講義を中心に進めます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
改訂第2版(補訂版)JPTEC ガイドブック(2020年1月10日発行) 一般社団法人JPTEC協議会 株式会社へるす出版3500円+税を教科書として使用しますので、購入して下さい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
解剖学、内科学、整形外科学、病理学、発達障害学などの科目と重複する内容があるので、それらと関連付けて学修すると理解しやすいでしょう。 授業後は、講義の内容を整理し重要点は記憶するように心がけてください(60分程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・随時指定します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・単位を取得するには、試験で100%のうち60%以上得点する必要があります。 |
テキスト /Required Texts |
改訂第2版(補訂版)JPTEC ガイドブック(2020年1月10日発行) 一般社団法人JPTEC協議会 株式会社へるす出版3500円+税 |
参考図書 /Reference Books |
改訂第2版(補訂版)JPTEC ガイドブック(2020年1月10日発行) 一般社団法人JPTEC協議会 株式会社へるす出版3500円+税 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 1回目(6/14) | JPTEC の概念 JPTEC の活動① | JPTEC の定義や意義とJPTEC の活動の概要について理解する。 | |
2 | 2回目(6/21) | JPTEC の活動② | 初期評価では、頸椎保護の仕方や呼吸の評価の仕方、循環の評価の仕方、意識レベルの評価の仕方について理解し、全身観察では、頭部や、顔面・頸部・胸部・腹部・骨盤・四肢・背面の観察方法について理解する。 | |
3 | 3回目(6/28) | JPTEC の活動③ | 重点観察方法や詳細観察方法、継続観察方法、傷病者の固定の仕方と収容開始時期について理解する。 | |
4 | 4回目(7/5) | 基本手技① | 気道確保の仕方や呼吸管理方法、頸椎カラー装着方法、ヘルメッのト離脱方法を理解する。 | |
5 | 5回目(7/12) | 基本手技② | ログロールの仕方や全脊椎を固定する方法、自動体外除細動器(AED)の使い方を理解する。 | |
6 | 6回目(7/19) | 処置 | 開放性気胸やフレイルチェスト、腸管脱出、刺創・銃創・杙創、骨折肢の処置方法について理解する。 | |
7 | 7回目(7/22) | 特殊病態・重症度・病院選定 | 特殊な病態である小児外傷や高齢者の外傷について理解し、病態の重症度や緊急度、トリアージについて理解する。 | |
8 | 8回目(未定) | JPTEC を取り巻く環境 | ドクターカーやドクターヘリの実在状況や、集団災害の特殊性や災害時のトリアージについて理解する |