科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
基礎演習Ⅱ/Basic Seminar Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B600832019 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
経営学部/Business Administration |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金1(後期)/FRI1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
松田 裕之/MATSUDA HIROYUKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈コア科目〉/*** MAJORS *** 〈Core Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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松田 裕之/MATSUDA HIROYUKI | 経営学部/Business Administration |
授業の方法 /Class Format |
演習(対面授業〕 |
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授業の目的 /Class Purpose |
・入門演習と演習ⅠA/B・Ⅱの橋渡しをするプレ・ゼミナールです。グループ単位で調査・研究、発表、質疑応答、ディベートなどを行い、専門ゼミナールでの学修の土台づくりを行います。 現在の日本における「働き方」の現状と問題を、以下の視点から考えます。 Ⅰ 私たちの社会において、働き方の仕組みはどうなっているのか? → 構造 Ⅱ 現在の(働き方の)仕組みには、どのような問題点があるのか? → 現状 Ⅲ 働き方はこれからどのように変化するのか? → 未来 Ⅳ 私たちは、今後の(働き方の)変化に、どのように備えればよいのか? → 対策 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
(1)人間という多面的な存在の本質を考えていくことができる⇒態度 (2)個人発表の形式(レジュメの作成・規定時間内での発表・質疑応答)をマスターできる⇒技能 (3)ものの見方のバリエーションを増やすことができる⇒知識 (4)質疑応答形式をマスターできる⇒技能 (5)ヒト=人間に対する興味とリスペクトを高めることができる⇒態度・習慣 (6)組織のなかでの存在感をきちんと確立するスキルを養うことができる⇒技能・態度 |
授業のキーワード /Keywords |
働き方、仕事、雇用形態、正社員、長時間労働、日本型雇用、少子高齢化社会 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
『これだけは知っておきたい 働き方の教科書』を使って講義し、これをもとに皆で議論して、働くことへの理解を共有します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
感染予防の観点から、マスク着用は必須とします。注意に従わない受講者は出禁とします。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
予習と復習に1時間を充当してください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
dotCampusから6回レポート課題を出します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
レポート課題は1回20満点で採点し、これ×6回=120点満点で成績評価します。ただし、合計100点を超えた人も「S」評価です。 |
テキスト /Required Texts |
安藤至夫(2015)『これだけは知っておきたい 働き方の教科書』ちくま新書 |
参考図書 /Reference Books |
テーマに応じてその都度紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 自己紹介・ゼミナールの進め方 | 授業内容の紹介を行います。 |
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2 | 第2回 | 準備・予行演習 | グループ発表と質疑応答のポイントを説明します。 | |
3 | 第3回 | Ⅰ 17~33ページ |
稼得能力の向上による生活水準の向上 自己実現の達成→欲求5段階説(課題①) 交換と分業のメリット→学習能力 比較優位の原理について |
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4 | 第4~5回 | Ⅱ 34~47ページ |
「使用者」と「労働者」→労働市場 労働基準法と就業規則→アルバイト体験(課題②) コストの節約→長期はほんとうに有利か |
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5 | 第6回 |
Ⅲ 48~65ページ | 労働時間→選択可能な場合 時間は「報酬化」できる 賃金の決定メカニズム→賃金の正体 賃金アップの方法→本当か(課題③) |
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6 | 第7~8回 | Ⅳ 71~95ページ | 正規雇用」の意味→“permanent” 「非正規雇用」の多様性と増加 →7種類を具体的に(課題④) 「正社員」→大企業か中小企業か |
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7 | 第9回 | Ⅴ 96~119ページ | 労働時間と法的規制→残業と割増給 健康被害の原因→有能さの長短 「三種の神器」→もとは後進性の象徴 日本型雇用は是か非か→(課題⑤ ) |
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8 | 第10回 | Ⅵ 119~138ページ |
雇用契約の終了→満了・離職・解雇 できる解雇とできない解雇→怖い無知 ブラック企業とは→法的な概念ではない どうすれば見極められるか→(課題⑥) |
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9 | 第11回 | Ⅶ 143~165ページ |
活躍の場の拡大→高齢者・女性・外国人 生産性の向上→職業訓練・労働移動 機械化・自動化の脅威とむきあう →(課題⑦)AI対策 |
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10 | 第12回 | Ⅷ 166~176ページ |
正社員の二極化→無限定と限定 社会保障の見直し→私から公へ 年功賃金と職能給→職務給の拡大 新規学卒一括採用の功罪→(課題⑧) |
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11 | 第13回 | Ⅸ 183~193ページ |
目的と手段→目的が優先するのか? ひとつのパンをふたりで食べる関係 労働法の基礎知識の大切さ 誰に相談すればいいのか? →(課題⑨) |
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12 | 第14回 | Ⅹ 193~201ページ |
天職か転職か 失職か失業か 「やりたいこと」か「できること」か →(課題➉)ノンエリートの自立とは? |
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13 | 第15回 | まとめと反省 | 総括と反省を各人に発表してもらいます。 |