科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
経営史総論Ⅱ(A)/History of Business Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B000701002 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
経営学部/Business Administration |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木2(後期)/THU2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
赤坂 義浩/AKASAKA YOSHIHIRO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈経営・商学コース選択必修科目〉/*** MAJORS *** 〈経営・商学コース選択必修科目〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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赤坂 義浩/AKASAKA YOSHIHIRO | 経営学部/Business Administration |
授業の方法 /Class Format |
対面講義により開講します。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、経営学部ディプロマポリシーの第1項「現代の企業経営に関する基本的知識を学修し、ビジネス全般にわたって活用するために有用な知識を総合的に学修する」ための科目と位置づけられ、履修系統図(カリキュラ・マップ)の経営・商学コース1年次コース別選択必修科目であり、1年次配当科目「入門的な科目で経営学の基礎を学修」することを目的とする科目のひとつに位置づけられる。 具体的には、日本の経済発展、経営発展の過程において、企業経営の様々な制度や技術がどのような条件で、どのように形成されたのかということを学ぶことができる。それによって、受講者が、企業という組織の仕組みについて、より深く理解できるようになることが、本講義の目的である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
受講者は、企業経営の諸制度が歴史的にどのように形成されて来たのかについて学ぶことで、歴史的な視点で現状を理解出来るようになることが目標である。 |
授業のキーワード /Keywords |
経営史、株式会社制度、近代産業、企業者史学、政府・企業間関係、政商・財閥論 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
対面講義形式により開講します。毎週、講義レジュメと参考プリントは、感染防止のため、印刷したものを配布せず、OneDriveにアップしますので、随時ダウンロードして下さい。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
講義レジュメ、参考プリントはonedriveにアップロードしますが、受講者は、講義時には必ずノートを取るようにして下さい。講義中、私語、携帯電話の使用等の授業妨害は厳禁します。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
受講に際しては、必ず講義ノートを作成し、毎回講義内容について必ず復習をしておくこと。定期試験実施時には、定期試験対策として、総復習をすること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
特に予定していません。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
成績評価は定期試験(100点満点)によって評価します。 |
テキスト /Required Texts |
テキストは特にありません。 |
参考図書 /Reference Books |
宮本又郎編『日本をつくった企業家』、宮本又郎、平野恭平ほか編『1からの経営史』(碩学社) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 後期の「経営史総論Ⅱ」の内容、成績評価方法などについて説明する。 | |
2 | 第2回 | 開港と近代化の初期条件 | ペリー来航と幕府の開国の決断から日本の近代化の道のりが始まる。果たして日本は欧米諸国に比べてどれくらい遅れていたのか。日本がその後埋めなければならなかった欧米諸国とのギャップ、近代化の初期条件について学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 幕末~維新期の経営(1) | 幕末から維新期には、社会経済が大きく変化した。そのとき、多くの商家が市場から退場を迫られる一方、生き残ることが出来た商家もあった。両者の違いはどこにあったのかについて、三井家の事業再建を行った三野村利左衛門の事例から学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 幕末~維新期の経営(2) | 幕末~維新期の変革期に生き残った商家の1つである住友家を事例に、広瀬宰平の経営再建の取り組みについて学ぶ。さらに、三野村と広瀬の企業者活動から、変革期の企業経営に必要なこととは何かについて学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 株式会社制度の認識-書籍と近代法典整備 | 日本経済の近代化=近代産業の創設と発展には、ソフトとしての会社制度、特に株式会社制度が不可欠であった。しかし、江戸時代に商家組織、共同出資ビジネスの発展が見られてもなお、会社組織そのものは、当時の日本人には新奇なものであった。そこでこの回では、まず知識として株式会社制度がどのように認識、理解されていったのかについて学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 近代銀行制度の創設と株式会社-国立銀行 | 日本初の本格的な株式会社は、国立銀行であった。今回は、知識として広まった株式会社制度が、どのように活用され、どのように株式会社の設立が進んでいったか、について学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 日本における株式会社制度の普及過程(1)近代紡績業 | 株式会社制度を活用して、日本にも近代産業企業が次々と創設されていった。その先駆的事例として、近代紡績業を事例に、日本における株式会社制度と近代産業の創設、定着過程について学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 日本における株式会社制度の普及過程(2)私鉄会社の設立 | 株式会社制度を活用した近代産業の創設事例として、鉄道事業の創設と展開について学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 「鉄道熱」と株式市場の発展 | 日本初の私鉄である日本鉄道の経営的成功により、1880年代後半以降、各地で鉄道会社の設立が相次いだ。いわゆる「鉄道熱」と呼ばれる鉄道会社設立ブームは、日本の株式市場の発展に大きく貢献した。この回は、鉄道会社設立ブームが株式市場の発展にどのように貢献したのかについて学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 岩崎弥太郎の企業者活動と新興企業家 | 幕末から明治期にかけて、近代産業の分野でリスクをとって起業する、いわゆる新興企業家とはどのような人たちなのか。三菱財閥の創業者岩崎弥太郎の事例をもとに、新興企業家の企業者活動とその特徴について学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 政商の経済合理性 | 近代化の初期時点では、どの国でもいわゆる「政商」と呼ばれる人々が生まれている。彼らの存在は、非合理的だと言われて来たが、果たして本当にそうであろうか。政商が日本経済の近代化に果たした役割、経済合理性について学ぶ。 | |
12 | 第12回 | 明治前・中期の新興企業家(1) | 「長者番付」データの分析により、幕末~明治期にかけての企業家の変遷について学ぶ。 | |
13 | 第13回 | 明治前・中期の新興企業家(2) | 幕末~明治前・中期の新興企業家は、5つのタイプに分類できる。この回では、そのうち、「1.旧商家を近代企業に再建した企業家」、「2.徒手空拳のベンチャー企業家」の企業者活動について学ぶ。 | |
14 | 第14回 | 明治前・中期の新興企業家(3) | 明治前・中期の新興企業家の5類型のうち、「3.技術者・職人出身の企業家」、「4.社会的企業家」、「5.財界指導者(ビジネスリーダー)」の企業者活動について学ぶ。 | |
15 | 第15回 | 明治の企業家精神 | 日本経済の近代化を担った新興企業家たちは、どこから生まれて来て、どのような企業家精神の持ち主だったのだろうか。最後に、新興企業家と、彼らの企業家精神の源泉について学ぶ。 |